公開日:2021年 2月23日
更新日:2022年 3月 8日
本日は赤ら顔について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
赤ら顔は、大きく分けて2種類あります。1つは血管が広がることによって起こる赤ら顔で、もう1つは血流が増えることによって起こる赤ら顔です。
赤ら顔の原因は、非常に様々あります。例えば、ニキビやニキビの跡、敏感肌や脂漏性皮膚炎、ホルモンバランスの崩れや自律神経の乱れ、ステロイド剤を長い期間使うことなどです。
色が白い人や寒い地域に住んでいる人は赤ら顔の症状が出やすいともいわれています。
敏感肌の人の場合、化粧品でかぶれることによって炎症を起こすこともあります。
外から受ける刺激が原因で赤みが増えることもあるため、間違った洗顔が原因で赤ら顔を起こす場合も多いです。洗顔の際、ゴシゴシ擦ったり洗顔ブラシで強い刺激を与えたりする洗顔方法は赤ら顔を起こしやすいのです。
頬の赤みは、メイクで隠そうとしても完全に隠し切ることも難しいです。そのため、根本からの改善する必要があります。
赤ら顔の主な原因は皮膚が薄いこと、肌が荒れていること、気温の差が大きいことです。
皮膚が薄くなると、血管が透けてしまい赤ら顔が起きることがあります。
この場合、皮膚が薄くなる原因は、顔をゴシゴシと力を加えて洗うことなどの間違ったスキンケアの方法や、間違った外用剤を選んで使用してしまうこと、ストレスや年齢を重ねることによってホルモン減ることなどです。
ニキビなどができてしまい、肌が荒れている状態になると、顔全体が赤みのある状態になります。
気温の差が大きいと、赤ら顔が起こることもあります。急に暖かくなると、血流が増加して顔が赤くなり、寒くなると血流が悪くなり血管が透けて顔が赤くなることがあるのです。この場合はかゆみがあることもあります。
アルコールや刺激物を摂った時には、血流がよくなります。この場合も赤ら顔が起きることがあります。
赤ら顔の主な症状は、顔の両方の頬や鼻、顎、眉間などを中心にした数か月以上続く赤みです。症状の特徴は、ピリピリと感じる違和感や、火照りなどが出ることです。
かぶれや湿疹と違うところは、赤ら顔では強いかゆみが起こることはないということです。表面がカサカサになって荒れるということもありません。
赤ら顔の症状は、1日の中で強くなったり弱くなったりします。赤い所を拡大してみた時、糸くずのような血管が見える場合もあります。
皮膚の盛り上がりがあることもありますが、多くの場合は皮膚の盛り上がりはなく淡い赤みが顔全体に見られる症状が現れます。
赤ら顔の改善には、フォトフェイシャルなどの光レーザーを使うことが多いです。
赤みの強さや症状に合わせて、何度かに分けてレーザーによる改善を行うこともあります。毛細血管の広がりが正しい状態に改善されていくと、赤みも無くなっていきます。
漢方薬や、飲み薬、塗り薬などを使って改善を行う場合もあります。
肌に強い刺激などがあることも赤ら顔の原因の1つであるため、刺激の少ない化粧水やファンデーション、洗顔などのスキンケア用品を使うことも改善のためには効果的です。
刺激が加わることによって赤ら顔が起こっている場合は、日常生活を送る上で習慣としている部分において、何がよくない習慣であるかということを確認して、刺激を避けることが必要です。
赤ら顔は長い期間にわたって続くことが多いです。1~2週間で完全に改善されることは難しい場合が多いです。しかし、2~3ヶ月改善を行っていくと少しずつ良くなることが多いため、根気よく改善に取り組みましょう。
・足三里
・合谷
・外関
・血海
・内関
東洋医学で、気の流れる道である経絡は脾経と肺経が皮膚をコントロールしているとされています。脾経の働きは、消化器系から皮膚に栄養を運ぶことで、肺経の働きは、皮膚呼吸の機能を保つことです。
そのため、肌に関係する悩みを改善するためには、大腸経と胃経のツボを刺激することが効果的です。
足三里は胃経のツボです。そのため、足三里を刺激することで脾経と肺経の働きが活発になり、赤ら顔などの肌のトラブルの改善につながることが期待できます。
合谷は大腸経のツボです。肌に関するトラブルを解決するためには大腸経と胃経のツボを刺激することで効果が期待できるとされています。
合谷を刺激すると、脾経と肺経の働きが促進されます。そのことにより肌トラブルの改善が期待できます。
合谷は、自律神経の乱れを正しい状態に戻すためにも効果的です。自律神経が正常になることは、肌トラブルの改善にも良い効果をもたらすでしょう。
外関は、皮脂の分泌を促進する効果があります。皮脂の分泌が増えると、皮膚のバリアが強くなります。
そのため、外関は乾燥によるトラブルなどを改善したい場合に効果的なのです。
足三里の場所は、膝のお皿の下3寸で、脛の外の筋肉の上です。探すときは、膝を立て、脛骨に沿って下から上に向かって触っていった時に当たる骨の膨らを目標に探します。その場所から外側に親指幅分進みます。
押すときは椅子に座って押します。押すときの力加減はやや強めがお勧めです。
合谷の場所は、親指と人差し指の間です。探すときは手の甲を上にし、親指と人指し指の骨の交わった部分から人差し指方向に押した時にあるくぼみで痛みを感じる部分を探します。
押すときは、少し痛みを感じるくらいの強さで押すことをお勧めします。
外関は、手の甲側にあるツボです。手首の中央からひじに向かって指3本分上に上がったところにあります。
押すときは人差し指を使って押します。押す回数は5回ほどがお勧めです。ゆっくりと息を吐きながら押しましょう。
11時から21時
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11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始