公開日:2021年 9月23日
更新日:2022年 6月14日
本日は感音性難聴について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
感音性難聴は、内耳や内耳より奥の中枢の神経系に障害があることによって起こる難聴のことです。最も一般的な難聴で、特定の年齢以上になると、ほとんどの人がある程度の感音性難聴を感じます。
感音性難聴の特徴は、高音域の音を聞きとることが難しくなることや一度に複数の音を聞いた時特定一つの音を聞き分けることが難しくなることです。
感音性難聴には、急性のものと慢性のものがあります。慢性の場合の感音性難聴は、改善を行なっても回復することが難しい難聴です。
難聴では聴力を補うために補聴器を使うことが一般的ですが、慢性の感音性難聴の場合は補聴器を使っても聴力を補うことが難しいと言われています。
感音性難聴の原因は、加齢や病気、騒音など様々です。感音性難聴には急性のものと慢性のものがあります。急性は急激に起こる場合の感音性難聴で、慢性は少しずつ症状が進む感音性難聴です。
感音性難聴では、急性か慢性かによって原因が異なります。
急性の感音性難聴の主な原因は、突発性難聴やメニエール病や急性低音障害型感音難聴などの病気です。
慢性の感音性難聴の主な原因は、薬剤や騒音などです。加齢によって起こる難聴も慢性の感音性難聴の一つです。
さらに生まれつき感音性難聴であることもあります。
感音性難聴では、高音域の音を聞きとることが難しくなったり一度に複数の音を聞いた時特定一つの音を聞き分けることが難しくなったりします。高齢者に起きる耳が遠くなることなどの加齢によって起きる難聴も感音性難聴の一つです。
感音性難聴を発症する前にはある程度の兆候が見られます。
騒がしい部屋で聞き取りにくくなることや小さい音や高音などの特定の声が聞こえなくなること、テレビやラジオの音量を周りの人がうるさく感じるほどの音量にすること、耳鳴りなどです。
感音性難聴が起こると、難聴の症状だけでなく、周りの音が入ってこないため不安を大きく感じるようになったり一日の疲れが非常に大きくなったりすることもあります。
感音性難聴は、急性の場合は改善を行うことで回復が期待できますが慢性の場合は回復はできません。
慢性の感音性難聴の回復が難しいのは、今のところ、音を感じるために重要な内耳の有毛細胞が再生する能力を持っていないことや有毛細胞を再生させる方法が特にないためであると言われています。
回復が望めない感音難聴の症状が現れた場合は、できるだけ早く難聴リハビリテーションを行うことが大切です。
急性の場合は、主に薬を使って改善を行います。ステロイド薬や浸透圧利尿剤、血管循環改善薬などの薬を使って改善を行うことと同時に、生活習慣の改善も行います。
難聴はそのまま放っておくと、抑うつ状態になったり子供の場合は学習障害が起こったりすることもあります。
慢性の感音性難聴が起こった場合でも、聴力が残っている場合には、補聴器や人工中耳を使って悪化しないようにすることが大切です。
また、少しでも気になる症状がある場合はできるだけ早く病院に行くことをお勧めします。
・聴宮
・翳風
・完骨
・耳門
聴宮の聴は聴覚という意味で、聴宮の宮は要所という意味です。聴宮の効果は、耳鳴りや難聴です。音が聞こえにくいときや声が聞こえにくいときなどに刺激をすると良いと言われています。
そのため、感音性難聴の改善にも効果が期待できるのです。耳鳴りや難聴だけではなく、顎関節症や疲れ目などにもよく使われます。
翳風は、めまいや耳の不調に効果的なツボです。そのため、感音性難聴の改善にも効果が期待できます。
さらに、翳風は首の筋肉や肩の筋肉とも深く関わっています。そのため、刺激をすることで首こりや肩こりを改善する効果もあります。
完骨は、神経の興奮を抑える効果があります。そのため、頭痛や不眠症に効果的であると言われているツボです。さらにツボのある場所が、耳の近くであることからめまいや耳鳴りにも効果を発揮します。
後頭部の神経と深い関わりがあり、筋肉の緊張を和らげる作用があるため、他にも首こりや顔のむくみ、頸部筋肉痛や顔面神経麻痺、肩こりなどの改善に使われています。
聴宮の場所は、耳の穴の前方にある三角形の形をした小さな突起物に手を当てて、軽く口を開けたときにできるへこみです。
押すときは人差し指でゆっくり回すように押します。聴宮を押すとき、一緒に翳風も押すとより効果が期待できます。
聴宮は、美容鍼でもよく使われるツボです。
翳風は、耳たぶの後ろの方にあるくぼみにあるツボです。
指で押すことも効果的ですが、ツボを刺激できるシールを日常的にツボに貼っておくと症状の予防にも役立つためお勧めです。
お灸を行うと耳が熱くなり熱の刺激で目眩や頭痛を引き起こしてしまう可能性があるためお灸はおすすめではありません。
完骨は、耳のすぐ後ろにある出っ張った骨の膨らみの下の後ろ側にあります。
押す前に、手をあたためておくとより効果が期待できます。しっかりと呼吸をしながら、痛気持ちいいと感じるくらいの力で押しましょう。
11時から21時
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月曜、年末年始