公開日:2021年 12月 2日
更新日:2021年 12月22日
本日は血管性認知症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
血管性認知症の原因は、脳卒中です。脳卒中には、脳血管が詰まって起こる脳梗塞や、脳血管が破綻して起きる脳出血などがあり、脳の血管に障害が起こることで血管性認知症を発症するのです。
脳卒中の危険因子や脳卒中の症状のある人が認知症を発症した場合は、ほとんどが血管性認知症です。
血管性認知症の症状には、認知症で現れる症状と脳血管障害によって現れる神経症状があります。
認知症によって現れる症状は記憶障害や見当識障害、注意障害、言語障害などで、脳血管障害によって現れる症状は運動麻痺、歩行障害、感覚障害、構音障害、嚥下障害などです。
抑うつ症状や不安、意欲の低下などが現れることもあります。場合によっては感情表現の喜怒哀楽が乏しくなったり感情のコントロールができなくなdすることもあります。
血管性認知症では、脳血管障害が起こる部位によって現れる症状も違います。障害のある部位とない部位がまだらに現れるため、症状が現れる部分もまだらになり、まだら認知症と呼ばれることもあります。
血管性認知症の改善で重要なことは、脳卒中の再発の予防をすることとリハビリテーションをすることです。
脳卒中の危険因子としては、高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙、睡眠時無呼吸症候群、慢性腎臓病、心房細動などがわかっています。そのため、できるだけ改善できることに対しては見直しをすることが大事です。
生活習慣を改善することで再発を防ぎ、リハビリテーションを行うことで機能の回復に取り組むことが必要です。
血管性認知症は、脳卒中が起こることで起こります。
脳卒中の種類によっては見つかりにくいものもあります。脳卒中は一般的に症状がすぐに現れますが、中には症状がはっきりしないも小さな脳卒中を繰り返し症状がゆっくり現れるものなどもあるのです。
血管性認知症を早く発見するためには、脳卒中の危険因子がある場合は、定期的に病院で調べることが大事です。
日常生活の中で、動作ができなくなったり、正しく認知能力が働かなくなったり、話したり聞いたり書いたり読んだりすることができなくなったりする症状が見られた時はすぐに病院に相談に行きましょう。