公開日:2021年 10月23日
更新日:2021年 10月24日
本日はオスラー病の鍼灸について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
オスラー病の原因は、遺伝子の異常で遺伝性の疾患です。
一般的には、オスラー病の原因になる遺伝子を持っている人が発症しますが、遺伝子異常があっても必ずしも発症する訳ではありません。
オスラー病の遺伝は常染色体優性遺伝です。そのため、親がオスラー病を発症している場合、子供もオスラー病を発症する確率は半分です。
常染色体優性遺伝をする疾患の中でもオスラー病は高い頻度で発症する可能性のある疾患であると言われています。
オスラー病の症状は様々です。異常な血管がある部分に症状が出るためです。肺や脳、消化管、肝臓などに異常な血管があると異常な血管のある臓器に症状が現れるのです。
臓器に中でも最も多い症状は、鼻出血です。鼻出血はほとんどの人に現れます。長い期間、消化管出血や鼻出血が続くと、貧血になることもあります。
肺に異常な血管が増えた場合、血痰がでたり胸部レントゲンで異常陰影が見られたりします。脳に異常な血管が増えた場合は、頭痛やけいれんがおきることがあります。
オスラー病では、現れる症状に合わせて改善を行なっていきます。
鼻出血には薬や手術で改善を行います。程度が軽い場合はスポンゼルの圧迫や軟膏を使い、程度が重くなるとレーザーなどによって粘膜焼灼術を行い改善に取り組みます。さらに症状の程度が重い場合は、鼻粘膜皮膚置換術を行います。
肺動静脈奇形にはカテーテルによって血管内塞栓術を行い改善に取り組みます。脳動静脈奇形の症状がある場合や大きさが1~3cmの場合は、手術や放射線などの方法を組み合わせて改善を行います。
消化管出血や鼻出血などによって起こる貧血には、鉄剤での改善を行います。消化管出血の程度が重い場合はレーザーを使って改善を行います。
オスラー病は現れる症状によって改善方法が様々であるため、医師と孫団の元改善を行うことが大事です。
近年、オスラー病は血管塞栓術やレーザーなどを使うことでいろいろな部分の血管病変を改善することができるようになってきました。
重症な血管破裂や脳膿瘍、敗血症 などの合併症を発症しなければ、比較的予後は良好であると言えるでしょう。合併症を起こさないためにも医師と相談して改善を進めていくことが大切です。
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