公開日:2021年 12月18日
更新日:2021年 12月19日
本日は食道がんについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
食道がんは、喉と胃をつないでいる食道にできる悪性腫瘍です。発症は食道の表面に始まり、がんが進むとともに深い層にまで症状が及んでいきます。
粘膜の中だけにある場合早期食道がん、粘膜の下層までに至る場合表在食道がん、さらに深い層まで至る場合進行食道がんと言います。
日本人では、食道の中央付近に食道がんが現れることが多いです。その次に日本人に多い食道がんは、食道の下部に現れるものです。
ほとんどの食道がんは、初めの段階では自覚症状がありません。そのため、人間ドックのなどを受けているときに発見されることが多いです。
食道がんは女性よりも男性の方が発症が多い傾向があります。
食道がんの主な原因は、飲酒と喫煙です。体の中でアルコールが代謝される時にできるアセトアルデヒドは、発がん性のある物質で、アセトアルデヒドをさらに分解するための酵素の働きが弱い人は、食道がんのリスクが高いと言われています。
タバコも発がん性の物質がたくさん含まれています。そのため、食道がんの発症リスクが高くなるのです。タバコを吸っていない人も周りの人のタバコの煙を吸い込んでしまうことが影響を及ぼすこともあります。
食道がんの症状は、胸の違和感や食べ物を食べた時のつかえ感、体重の減少、背中や胸の痛み、咳や声のかすれです。
初期段階では、自覚症状がないことがほとんどです。がんが進むにつれて様々な症状が現れるようになります。
食道がんの改善方法は、手術や放射線、抗がん剤などです。がんがどのくらい進んでいるかによって、改善方法も変わります。
初期段階で、がんが粘膜の表面だけの場合、口から内視鏡を入れてがんを取り出し、経過観察を行います。がんが粘膜の表面から下へ進んでいる場合は、手術や放射線治療、抗がん剤などの方法を組み合わせて改善を行います。
激しい痛みがある場合は、痛みを和らげるための薬などを使うこともあります。
食道がんを防ぐためには、飲酒は適度にし、禁煙をすることが大事です。
少しアルコールを摂取しただけでも顔が赤くなってしまう人は、もともとアセトアルデヒドを分解するための酵素の働きが弱いと考えられます。そのため、より注意が必要です。
もともとアルコールで酔いやすい体質の人がアルコールに慣れて飲酒の量が増えると、食道がんのリスクが高くなってしまいます。
食道がんは早く発見して早く改善に取り掛かることで比較的予後は良好です。そのため、定期的に自分の体を調べることと、気になることがあるときは医師に相談することが大事です。
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