公開日:2021年 8月23日
更新日:2021年 8月25日
本日はくる病について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
くる病の主な原因はカルシウムの不足、リンの不足、ビタミンDの不足です。
カルシウムやリンが足りない場合、骨塩が足りない弱い骨ができてしまいます。ビタミンDが足りない場合は食べ物に含まれているリンやカルシウムを腸から体の中へ吸収する働きをしているため、骨塩が足りない弱い骨ができます。
最近では子供も紫外線を避けるようになっていますが、ビタミンDの不足やくる病を予防するためには、日光を浴びることも大事なことなのです。
くる病の中には、遺伝子の変化が原因で起こるくる病もあります。
くる病の症状は、骨が柔らかく曲がりやすくなり伸びにくくなることです。
歩き始めるまでや乳歯が生える年齢が遅かったり、歩いた時に左右に揺れたり、虫歯になりやすかったり、O脚やX脚になったり、身長が伸びなかったり、転びやすかったりします。
歩き始める前の1歳未満の乳児の場合は、ビタミンDが不足することで痙攣が起こることもあります。
くる病を改善するための基本になることは、日光浴をすることと栄養バランスの整った食事をすることです。症状が重い場合は、ビタミンDを薬として使うこともあります。
外出をしていないことやビタミンが不足していることなどの生活習慣が原因で起こるくる病の場合は、生活習慣を見直すことでくる病を改善し、予防をすることができます。
しかし、遺伝子の変化が原因の場合は、リンやビタミンDを継続して使うことが必要になります。
現在くる病の子供が増えています。その原因は、食事からも日光からもビタミンDが不足していることです。
ビタミンDには、食べ物から摂るものと日光にあたるで皮膚で合成するものがあります。両方を合わせて十分な量になればビタミンD不足にはなりません。しかし、最近は、生活を送る上で両方とも不足しがちです。
ビタミンD合成には紫外線がある程度必要です。そのため、冬は不足しやすいですが、最近は夏も日焼け止めなどによって紫外線対策をすることでビタミンDが不足しやすくなっているのです。