公開日:2021年 11月11日
更新日:2021年 12月 4日
本日は膠様滴状角膜ジストロフィーについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
膠様滴状角膜ジストロフィーは遺伝子の異常です。角膜上皮のバリア機能を保つことに関係しているTACSTD2遺伝子に異常があることが原因で起こります。
遺伝形式は常染色体劣性遺伝で、父親と母親から受け継いだ2つの遺伝子のうち両方に異常があった場合に発症します。
膠様滴状角膜ジストロフィーの症状は、羞明や流涙、異物感、視力の低下です。
初めに異物感や羞明感、流涙などを強く自覚し始めます。角膜の真ん中に透明なアミロイドの小さな隆起が現れることもあります。
ほとんどの場合は症状は両眼に現れます。多くの場合は、自覚症状が現れた後、角膜中央部を中心に乳白色から少し黄色のような色をした隆起物が現れます。そして視力障害が起こります。
膠様滴状角膜ジストロフィーは進行性の病気です。そのため、アミロイドの沈着の数は少しずつ増えて大きさも大きくなっていきます。
角膜の周辺に広がっていき最終的には角膜全体が濁って視力がどんどん下がっていきます。この時には眼の痛みや見た目の問題も起こります。
症状は、場合によっては左右差があることもあります。
膠様滴状角膜ジストロフィーの改善方法は手術です。
初めの段階の場合、手術で角膜にある隆起物を取り除き改善を行います。病気が進み角膜の濁りが原因で羞明や視力の低下が起こっている場合は角膜移植を行います。
膠様滴状角膜ジストロフィーの原因は遺伝子の異常です。そのため、手術で改善を行っても再び発症することがほとんどで、手術を何度も行うことが必要になります。
改善のためにソフトコンタクトレンズを使うことで病気の進むスピードを遅くしたり再発を遅くしたりする効果が期待できることもあります。
膠様滴状角膜ジストロフィーの症状には羞明があります。
生活の中で困る場合には、遮光眼鏡を使うことで羞明の症状が抑えることができ、日常生活が過ごしやすくなることもあります。
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