ネイルパテラ症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 1月 2日

更新日:2022年 1月28日

本日はネイルパテラ症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • ネイルパテラ症候群とは
  • ネイルパテラ症候群の原因
  • ネイルパテラ症候群の症状
  • ネイルパテラ症候群の改善方法
  • ネイルパテラ症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

ネイルパテラ症候群は、4つの特徴がある病気

ネイルパテラ症候群は、4つの症状の特徴がある病気です。症状の特徴1つ目は爪の形の異常、2つ目は肘関節の変形、3つ目は膝蓋骨の異常、4つ目は腸骨の突起です。

 

症状は1つだけ現れることもあればいくつか合わせて現れることもあります。ネイルパテラ症候群は、腎臓病を合わせて起こすことも多いです。

 

爪、肘や膝、腸骨などの変化がないにもかかわらず、ネイルパテラ症候群で合併する腎臓病の症状だけが現れている場合は、LMX1B関連腎症と言います。

 

海外では5万人に1人がネイルパテラ症候群を発症していると言われています。日本国内ではどのくらい発症している人がいるのかについてはわかってません。

 

ネイルパテラ症候群は爪膝蓋骨症候群と呼ばれることもあります。

ネイルパテラ症候群の原因は、LMX1Bという遺伝子の異常

ネイルパテラ症候群の原因は、LMX1Bという遺伝子の異常です。しかし、LMX1B遺伝子に異常がなくてもネイルパテラ症候群を発症している人もいます。

 

ネイルパテラ症候群の発症について、人種による差などの報告はありません。遺伝するため、家族の中で発症することもあります。遺伝形式は、優性遺伝です。

 

場合によっては突然変異で起こることもあります。また、家族の中で発症していても現れる症状や症状の程度は人によって違います。

爪の異常はほとんどの人に現れる

ネイルパテラ症候群の症状の特徴は、爪の形の異常、肘関節の変形、膝蓋骨の異常、腸骨の突起の4つです。4つの全ての症状が現れるとは限りません。症状は1つだけ現れることもあればいくつか現れることもあります。

 

爪の形の異常や膝蓋骨がないなどの膝の異常、肘関節の運動制限などが現れます。レントゲンで見ると、腸骨に突起が見られることも多いです。

 

特徴となる症状は全て起こるわけではありませんが、爪の異常はほとんどの人に現れます。

 

緑内障や眼圧亢進が現れることも多いです。緑内障や眼圧亢進は一般的に発症するより若い年代で現れます。

 

半分の人は、腎臓の病気を合併し、蛋白尿や血尿が現れます。場合によっては、蛋白尿が高度であったり腎機能が悪化し末期腎不全が起こることもあります。

ネイルパテラ症候群の改善では現れている症状に対して改善を行う

ネイルパテラ症候群の改善では、現れている症状に対して改善を行うことになります。爪や膝、肘関節の異常に対して根本的に改善するための方法はありません。

 

鎮痛薬を使ったり装具をつけたりすることが必要になることも多いです。関節症状や緑内障などの症状が現れている場合、改善のために手術を行うこともあります。

 

腎症がある場合は、腎機能に合わせて改善に取り組みます。

きちんと調べて改善に取り組んでいくことが大事

関節の異常がある場合、運動をする時の制限が必要になることがあります。半分の人は腎臓病を合併するため、合併しているかどうかを調べるために定期的に尿を調べることも必要になります。

 

尿を調べて異常が見つかった場合は腎臓の機能についても定期的に調べることが必要になります。症状の程度や現れる症状は人によって様々であるため、きちんと調べて改善に取り組んでいくことが大事です。

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