SGA性低身長症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 12月 1日

更新日:2023年  1月17日

本日はSGA性低身長症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • SGA性低身長症とは
  • SGA性低身長症の原因
  • SGA性低身長症の症状
  • SGA性低身長症の改善方法
  • SGA性低身長症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

SGA性低身長は、標準的な身長に追いつくことができず低身長の状態

SGA性低身長は、SGA児で生まれ、標準的な身長に追いつくことができず低身長の状態のことです。

 

SGAは、母胎にいる期間に応じた標準の身長や体重に比べて小さく生まれることです。性別が同じで、在胎週数が同じ赤ちゃん100人の中の身長と体重が小さい方から数えて10番目以内の場合は、SGA児と言います。

 

SGA児の中でも、9割は生まれた後2〜3歳で標準的な身長に追いつきます。しかし、約1割の人は2〜3歳になっても標準的な身長に追いつくことができず、低身長のまま成長します。この状態がSGA性低身長症なのです。

SGA性低身長の主な原因は、胎児の栄養障害

SGA性低身長の主な原因は、胎児の栄養障害であると考えられています。胎児の栄養不足によって胎児が発育不全になることによってSGA性低身長の状態になるのです。

 

栄養障害が起きる原因は、いくつかあります。母親の糖尿病や循環器の病気など母体側の要因、生殖補助によっての妊娠、妊娠高血圧、薬物や飲酒、喫煙など妊娠に関係した要因、感染症や染色体異常、遺伝子異常などの胎児側の要因などです。

SGA性低身長症の判断は、SGA児が3歳以降も低身長である場合

SGA性低身長症であるという判断は、SGA児が3歳以降も低身長である場合に行われます。SGA性低身長症には、いろいろな原因があるため、現れる症状は原因によっていろいろです。

 

発育不全は対称性と非対称性の場合があり、頭も体の各部位も同じように小さい場合対称性、頭部は在胎期間に応じた発育をしており体は小さい場合非対称性とされています。

 

妊娠の比較的早い時期に異常が起きた場合は対称性になると考えられています。対称性の発育不全の場合は、胎児の全身に影響が及んでいる可能性も高く、一般的な成長発達をする可能性が低いと言われています。

SGA性低身長症の改善方法は、成長ホルモンの投与

SGA性低身長症の改善方法は、成長ホルモンの投与です。成長ホルモンを投与する量は、成長ホルモンが不足して起きる成長ホルモン分泌不全性低身長症を改善するために使う量の1.5倍の量から始め、2.5倍まで増やすことがあります。

 

成長ホルモンの投与を適切に行うことによって、ほとんどの人は両親の身長から予想できる遺伝的な成人身長に到達できるという報告があります。

SGAで生まれた子供は幼児期以降も成長曲線を作る

成長ホルモンの投与が適応ではない場合もありますが、その場合もSGAで生まれた子供は幼児期以降も成長曲線を作って慎重に成長を見守りましょう。

 

成長曲線が3歳以降に標準から少しずつ離れる場合、成長ホルモン分泌不全など他の病気を発症している可能性もあります。

 

また、SGAで生まれた子供は思春期を迎える時にも低身長の状態である傾向があります。思春期の間に身長がなかなか伸なかったり、成人身長が低かったりすることもあります。

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