公開日:2021年 2月23日
更新日:2021年 3月13日
本日は胃痙攣について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
胃痙攣は、胃の壁にある筋肉の層が異常に緊張して胃が震えるように痛みを起こし、痙攣しているように感じることです。
胃痙攣の主な症状は、食べ物を食べたり飲み物を飲んだりした時、みぞおち辺りに激しい痛みが起きることです。他にも、腹痛や吐き気、嘔吐、下痢、食欲不振などの症状も起こることがあります。
胃痙攣の特徴は、痛みが急で、激しい痛みであることです。胃痙攣では、徐々に胃に痛みが起こっていくことはあまりないのです。
痛みの発作は、短い場合で数分程度、長い場合は1〜2時間程度続きます。中には、冷や汗をかいて動けなくなってしまうほどの痛みが起きることもあります。
胃痙攣の原因で1番多いといわれているものは、精神的なストレスです。胃は元々ストレスに対して弱い臓器です。
そのため、長い時間にわたって強いストレスや緊張を感じてしまうと、胃に影響が出ることが多いです。急に強いストレスを感じることが原因で胃痙攣の症状が出ることがあるのです。
便秘が原因で胃痙攣が起こることもあります。便秘は、便が長い間体の中に溜まっている状態が続くことによって胃に負担がかかるため、胃痙攣につながるのです。
胃痙攣の原因はストレスだけではありません。胃痙攣の原因が病気にあることもあります。
胃の疾患である慢性胃炎や胃潰瘍、アニサキス症、胃がんなどが原因で胃痙攣が起こることや腹腔内の疾患である膵炎や虫垂炎、胃腸炎、胆嚢炎、胆管炎などが原因で胃痙攣が起こることがあるのです。
重篤な疾患で胃痙攣の症状がある疾患は、胃がんや急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎などです。膵炎の場合みぞおちや背中の痛み、胆嚢炎や胆管炎の場合、右上の腹部の痛みや高熱胃がんの場合吐血などの症状が胃痙攣の他に現れます。
胃痙攣は病名ではなく、症状です。胃痙攣では、激しい胃の痛みや悪心、嘔吐などが起きます。
胃痙攣の特徴は急に激しく胃が痛むことです。症状が長く続く、吐血などの症状がある、という場合は注意が必要です。
胃痙攣が起こった時には、ブスコパンやストロカイン、漢方などの薬を使って症状を抑えます。過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなどで胃痙攣が起こっている場合や原因不明の胃痙攣の場合は、このような薬だけで改善することも多いです。
痛みを抑えるために、自分の判断で市販の痛み止めを使った場合、反対に症状が悪くなることもあります。必ず病院にいきましょう。
胃痙攣の原因となっている疾患が明らかになっている場合、原因となっている疾患に合わせて改善を行います。
アニサキス症の場合は、胃カメラでアニサキスを取り除いて改善を行います。胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の場合は、胃酸を抑える薬を使う、胃がんの場合は胃がんの状態に合わせて内視鏡や手術、抗がん剤などを使って改善を行い、胆石症の場合は、薬や内視鏡で胆石を摘出することで改善を行うのです。
胃痙攣が起こってしまった時は、食事に注意が必要です。できるだけ柔らかくて胃に優しいものを食べるようにしましょう。
胃痙攣が起きるということは、胃に対して何かの負担がかかっているということです。胃が炎症を起こしている可能性や圧迫されている可能性も十分にあります。
そのため、できるだけ負担をかけないように胃に優しい食事を心がけることが大切です。
刺激になるものはできるだけ避けることも大切です。
食事をする際の調味料などにも注意してください。スパイスのような辛い調味料はできるだけ避けるようにしましょう。辛いものと同じく、酸味の強いものやカフェインなどの刺激物にも注意してください。
脂っこいものや塩分が多いものも控えることをお勧めします。アルコールを飲む場合は、適量にして飲み過ぎないようにすることが大事です。
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