公開日:2021年 8月23日
更新日:2021年 9月 7日
本日は子宮脱について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
子宮脱の原因は、骨盤底筋に損傷が起こることで骨盤底筋が骨盤内臓器を支えることができなくなることです。
骨盤底筋に損傷が起こる主な要因は、妊娠や出産です。他にも肥満や加齢、閉経、便秘、慢性的な気管支炎や喘息、長い時間の立ち仕事や重い物を持つ仕事などが原因となって骨盤底筋に損傷が起こり子宮脱が起こることもあります。
子宮脱の症状は子宮が膣に下垂することです。どのくらい下垂しているかによって現れる症状には大きな個人差があります。子宮下垂の段階や子宮脱の程度が軽い段階の場合は特に症状はありません。
症状がひどくなると、お腹に力を入れた時に何か出てくる感じを感じるようになりますが力が抜ける感じなくなるため、歩いている時や重いものを持った時などに気がつくことが多いです。
さらに症状が進むと、丸くて固いものを外陰部に触れるようになります。場合によってはおりものが増えたり、出血したりすることもあります。他にも、排尿障害や排便障害が起きることもあります。
子宮脱を完全に予防することはできません。しかし、子宮脱が起こるリスクを減らすことはできます。
子宮脱のリスクを減らすためには、定期的に運動をすることや健康的な体重を保つこと、骨盤底筋体操をすること、慢性的な便秘や喘息がある場合は改善することなどが大切です。
骨盤底筋体操は、子宮脱の症状の改善につながったり症状の程度が進むことを予防できます。さらに子宮脱だけではなく軽い症状の腹圧性尿失禁にも効果的です。
骨盤底筋体操は、深呼吸をして体の力を抜き、肛門や膣を締めゆっくり10秒数え、力を抜いてリラックスする体操です。朝や夜寝る前に10回行うことをお勧めいたします。