公開日:2021年 11月20日
更新日:2021年 12月 3日
本日は膜性増殖性糸球体腎炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
膜性増殖性糸球体腎炎は、糸球体係蹄壁が厚くなり分葉状の細胞増殖病変が現れる腎炎です。
無症候の血尿が出たり蛋白尿から突然血尿が出たり、蛋白尿や浮腫が現れたりする急性腎炎症候群や、少しずつ血尿や浮腫などの症状が進む慢性腎炎症候群、血清アルブミンが少なくなり強い浮腫が現れるネフローゼ症候群など症状は様々です。
一次性の膜性増殖性糸球体腎炎は膜性増殖性糸球体腎炎の中でも原因がわからないもののことを言います。発症者の半分は65歳以上ですが、どの年齢であっても発症する可能性があります。
二字性の膜性増殖性糸球体腎炎はいろいろな免疫複合体疾患や感染症などによって起こります。
膜性増殖性糸球体腎炎には一次性と二次性があります。一次性膜性増殖性糸球体腎炎は明らかな原因となる疾患がない膜性増殖性糸球体腎炎のことです。
一次性膜性増殖性糸球体腎炎に遺伝性があるかどうかは今のところわかっていませんが、一次性では病変部分での補体の活性化が見られるということがわかっています。
最近では、補体を制御するH因子やI因子が遺伝的に欠けていることやその他の因子に遺伝的な異常があることによって補体活性の調節異常が起きることがわかっているため、遺伝的なことが関係している可能性もあります。
二次性膜性増殖性糸球体腎炎はいろいろな免疫複合体疾患や感染症が原因で起こる膜性増殖性糸球体腎炎のことです。
膜性増殖性糸球体腎炎の症状は、ネフローゼ症候群や腎機能の低下など様々です。症状は一般的にゆっくりと進んでいきます。
改善を行わなければ、10〜15年で半分以上の人が末期腎不全になると言われています。25〜40%の人は腎臓の機能は保つことができますが、自然に回復する人は非常に珍しく10%もいません。
膜性増殖性糸球体腎炎の効果的な改善方法は今のところわかっていません。
小児の場合、2年間経口ステロイドやステロイドパルスを使って改善を行なったところ半分の人は尿が正しい状態に改善したという報告があります。そのため、成人の場合も経口ステロイドやステロイドパルスを使って改善が行われています。
膜性増殖性糸球体腎炎を発症した場合は日常生活を送る上で塩分や蛋白など食事での制限が必要になることも多いです。
腎臓の機能がどのような状態であるかということや尿蛋白の程度、高血圧を起こしているかどうかなどによって気をつけることや気をつけなければいけない程度が違うため、医師と相談して改善に取り組みましょう。
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