公開日:2022年 8月23日
更新日:2022年 10月 3日
本日は馬尾症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
馬尾症候群の主な原因は、巨大な椎間板ヘルニアや高度の腰部脊柱管狭窄症、脊髄や脊椎の腫瘍、硬膜外血腫や細菌への感染、外傷による損傷などです。
馬尾症候群で現れる症状は、上記のような原因で馬尾全体が圧迫されることによって現れるのです。
馬尾症候群の症状は、腰痛や下肢の神経痛、しびれなどの感覚障害、下肢の運動麻痺、尿閉や尿失禁、便失禁、性機能障害などです。
初めの段階では、腰仙部痛が現れます。症状が進むと、下肢の運動障害が現れ、運動をしたり階段の上り下りをしたりすることが難しくなります。
さらに症状が進むと、下肢の運動麻痺などが現れ、尿失禁や便失禁が起こるようになることもあります。
馬尾症候群の改善方法は、薬や手術です。ステロイド薬を使って、馬尾の腫れを減らします。手術を行うことで圧迫を軽くすることも必要です。
手術はできるだけ早く行うことが推奨されています。
特に、急性に発症した腰椎椎間板ヘルニアや硬膜外血腫、脊椎破裂骨折などが原因で馬尾症候群を発症した場合は、発症から24時間経ってしまうと神経症状の回復があまり見られないと言われているため、緊急手術を行います。
細菌に感染したり血液や内臓の病気が原因で馬尾症候群を発症した場合は、馬尾症候群の改善を行うと同時に原因となっている病気の改善を行うことが大事になります。
馬尾症候群には原因が色々あります。そのため、馬尾症候群を防ぐためには、原因となることをきちんと理解して原因となることを防ぐことが大事です。
原因となることのある腰椎椎間板ヘルニアは、悪い姿勢での動作や作業、喫煙などが起こりやすいと言われています。
そのため、日常生活を送る上でできるだけ良い姿勢を保つことを心掛けて適度に運動をして体幹の筋力を鍛え、禁煙することが大事です。
定期的に体を調べることも大事です。体を調べておくことで、馬尾症候群の原因となることのある病気を早く発見したり、発見された場合に早く改善に取り組んだりすることができるためです。
・腰眼
・天宗
・後渓
・肺兪
・曲池
・大椎
腰眼は、膝の痛みや肘の痛み、足や足の指のしびれなどに対して効果を発揮します。大腿の痛みや坐骨神経痛、臀部痛や股関節痛などにも使われるツボです。
歩いた時に痛みを感じる大腿の痛みや足が上がらないくらいの腰痛などにおすすめです。
天宗の天は上部という意味があり、天宗の宗は中心という意味があります。天宗は、ツボの場所が肩甲骨の中央にあることがツボの名前の由来であると言われています。
天宗の効果は、肩や背中の筋肉の張りを和らげることです。
後渓の効果は、肩こりや目の疲れ、寝違えなどを和らげることです。他にも、精神的なことによって現れるいろいろな症状にも効果があると言われています。
さらに、筋肉の緊張やこわばりを和らげる効果や痛みをしずめる効果もあると言われています。
腰眼の場所は、腰骨の一番高い位置と同じライン上で、背骨から左右に指4本分外側に進んだ場所です。
押すときは、親指を使って押します。腰に両手を置いて、親指で垂直に押すことをイメージして押しましょう。
天宗の場所は、肩甲骨の中央の少しくぼんでいる場所で、棘下筋の中にあります。左右両方にあります。
押すときは、誰かに押してもらうことをお勧めします。押す人は、押してあげる相手にうつ伏せになってもらい、肩甲骨に両手をつき、親指を使って押しましょう。左右両方にあるツボのため、左右のツボを同時に押します。
後渓の場所は、手の小指側の側面です。側面を小指から触っていったときにあたる出っ張っている骨の真下です。
押すときは、押し上げるようなイメージで、骨のくぼみに向かって押しましょう。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始