公開日:2022年 3月23日
更新日:2022年 4月17日
本日はREM睡眠行動障害について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
レム睡眠行動障害の原因は、頭部の外傷や炎症性の病気、アルコールや睡眠不足、抗うつ薬などです。他にも、脳幹部の腫瘍や神経が変性する病気、脳血管性の病気などが原因となることもあります。
特に最近では、レビー小体型認知症の初期段階で現れる症状にレム睡眠行動障害があるということについて注目されており、レビー小体型認知症を判断する時の基準にもなっています。
レム睡眠行動障害は、原因不明で起こることも多くあります。原因不明の場合は、何かの理由で錐体路から脊髄を通り骨格筋に届くまでの神経を抑えることができなくなることによって起こると言われています。
レム睡眠行動障害では、睡眠中に寝言を言ったり、手足を動かしたり、起き上がって歩いたり、隣で寝ている人を殴ったりする行動が見られます。場合によっては、寝言だけでなく叫ぶこともあります。
レム睡眠行動睡眠障害の特徴は、夢の内容と寝言や異常な行動が一致することです。夢の内容によっては怪我をしたり物を壊したりすることもあります。
症状は、50歳以降に目立つようになることが多いです。
原因がわかっている場合、レム睡眠行動障害を改善するために原因を解決することが大事です。
異常行動が激しい場合は、怪我をしてしまうことも多いため、症状が現れたときにすぐに起こすことが必要になります。
薬では、抗てんかん薬を使って症状を改善していきます。他にも、漢方薬も用いることがあります。抗うつ薬やメラトニン系の睡眠薬などを使うこともあります。
レム睡眠行動障害の発症年齢は幅広く、小学生から高齢者まで起こる可能性があります。頻度が高いのは50〜60代以上の男性と言われていますが、男女関係なくどの年代でも起こる可能性があるのです。
てんかんやせん妄、睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症などと間違われることもあるため、病院できちんと判断をしてもらうことが大事です。
・失眠
・安眠
・労宮
・百会
・内関
・印堂
失眠のツボの名前には失った眠りを取り戻すという意味があり、失眠は、睡眠障害や不眠に対して効果を発揮します。
REM睡眠行動障害では、睡眠中に寝言を言ったり起き上がって動いたりすることです。失眠を刺激することで、睡眠の質を良くすることで症状が和らぐことが期待できます。
安眠は、ツボの名前からもわかるように安眠に効果のあるツボです。
疲れが溜まっていたりや夜ふかしをしていたりすると血を消耗してしまい、血が足りなくなってしまいます。血は精神活動に関係していると考えられているため、足りなくなると、心が落ち着かない状態になってしまいます。
心が落ち着かない状態は、睡眠の質が悪くなりやすいです。安眠を刺激することでより良い睡眠を取ることができるようになるのです。
労宮には、自律神経のバランスを整える効果があります。自律神経の乱れは、精神状態に影響し、心が落ち着かない状態になります。心が落ち着かないと、不眠になったり睡眠の質が低下したりすることにつながります。
労宮を刺激して自律神経を整えることで、ストレスを和らげ気持ちを穏やかにすることができます。
気持ちを穏やかにしてより良い睡眠を心がけることはREM睡眠行動障害の改善にもつながる可能性があります。
失眠の場所は、足裏の踵の中央部分です。
押すときは、両手の親指を重ねて押します。力加減は強めの力で、20秒間ほど押します。約10回繰り返し押すと良いです。
安眠は、耳の後ろの下向きにとがっている骨の先から指1本分下に下がったところにあります。
押すときは、両手の親指を使って押します。左右両側にそれぞれの親指を当てることで、同時にツボを刺激することができます。繰り返し5回ほど押しましょう。
労宮は、手を軽く握って拳を作ったときの人差し指と中指の先の間にあります。
押すときは、深呼吸をしながら押します。5秒間ほど押すと良いです。簡単に押すことができるので空いている時間にツボを押すことでリラックスできます。