公開日:2021年 10月23日
更新日:2021年 11月 3日
本日は耳管開放症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
耳管開放症の主な原因は、体重が減ることです。他にも、脱水や妊娠、女性ホルモン薬、生まれつきの耳管構造の弱さなども耳管開放症の原因です。
普段、耳管は閉じており唾を飲み込んだりあくびをしたりしたときに開きます。耳管は開いてもすぐに閉じるものですが、耳管開放症では開いたままになってしまうのです。
耳管開放症の症状は、自分の声や呼吸音が大きく響くことや耳閉感です。これは、耳管が空いていることによって自分の声や呼吸による圧力が鼻側から直接耳側に強いままの状態で伝わることによって現れる症状です。
耳管開放症の特徴として、布団に横になったり深く頭を下げたりする姿勢になると一時的に症状が軽くなるということがあります。これは、耳管の周りの血管が膨らんで管が狭くなることで現れる特徴です。
症状の程度が重い場合には、横になったり頭を下げたりしても症状が軽くならないこともあります。
耳管開放症の改善方法は、薬です。ATP製剤や加味帰脾湯や補中益気湯などの漢方薬を使うことが多いです。
鼻から生理食塩水を入れたり、鼓膜の表面に小さなテープを貼ったりする方法で改善を行うこともあります。
薬などによって改善を行なってもあまり効果が見られない場合や症状が重い場合は耳管ピン挿入術や鼓膜換気チューブ留置術を行うこともあります。
耳管開放症の原因が体重が減ったことである場合は、まずきちんと栄養をとって体重を落とさないことが改善に非常に大切です。脱水によって起こることもあるため、十分な水分を心がけることも大切です。
鼻をすすることによって中耳炎を起こしてしまうこともあります。中耳炎を起こさないためにも鼻はすすらないように注意しましょう。
耳管開放症は、体重が減ることが原因で起こることが多いです。予防するためには、急激なダイエットをしないことが大切です。
消化器の慢性疾患などによって自分で体重を管理することが難しいこともあります。
自分の声や呼吸音が大きく響いたり耳の詰まりを感じたりなどの異常が現れた場合は、すぐに病院に行くことをお勧めします。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始