内軟骨腫症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年  11月 5日

更新日:2022年  11月22日

本日は内軟骨腫症について解説させていただきます。

本記事の内容

  • 内軟骨腫症とは
  • 内軟骨腫症の原因
  • 内軟骨腫症の症状
  • 内軟骨腫症の改善方法
  • 内軟骨腫症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

内軟骨腫症は、内軟骨腫が全身の骨に多発する病気のこと

内軟骨腫症は、内軟骨腫が全身の骨に多発する病気のことです。多くの場合は、片側性に腫瘍が多発しますが、場合によっては両側性や交叉性のこともあります。

 

内軟骨腫は良性腫瘍で、できることが多い場所は短管骨です。しかし、長管骨や肋骨、骨盤などにできることも多いです。少しずつ成長期に増えて大きくなっていき、進行性に骨の膨隆が起きます。

 

内軟骨腫が成長軟骨板の発育を妨げるため、内軟骨腫の発生した部位は変形や短縮が起きます。内軟骨腫症で、血管腫を伴う場合は、マフッチ症候群と呼ばれます。

内軟骨腫症の原因は、遺伝子の変異

内軟骨腫症の原因は、遺伝子の変異であるといわれています。

 

今のところ詳しくはわかっておらず、原因不明で発生することもあるとされていますが、PTHR1の胚細胞や体細胞の変異が原因のひとつであると言われています。

内軟骨腫症の症状は指趾の膨隆や脚長不等、アライメント異常など

内軟骨腫症の症状は、指趾の膨隆や脚長不等、アライメント異常などです。発症する時期は、幼児期から学童期のことがほとんどです。成長期になると腫瘍が増え、大きくなりなっていきます。

 

初めの段階では腫瘍は、骨幹端におきますが、年齢を重ねるとともに骨幹方向に移動していきます。多くの場合は片側性ですが、両側性や交互性のこともあります。

 

関節の周りの膨隆や変形によって可動域が制限されたり、内軟骨腫によって骨皮質が薄くなって病的な骨折が起きたりすることもあります。

症状に対して改善を行う

内軟骨腫症の根本的な改善方法はありません。そのため、症状に対して改善を行うことになります。

 

症状が軽い場合は経過観察のみであることもあります。脚長不等が見られる場合は、補高装具によって脚長を補正します。

 

改善のためには手術を行うこともあります。行う手術は、基本的に内軟骨腫切除術です。

マフッチ症候群

マフッチ症候群は、血管腫を伴う内軟骨腫症のことです。先天性の中胚葉形成不全であるため、皮膚や内臓の脈管奇形や内軟骨腫が現れます。

 

皮膚の病変は静脈奇形が見られることが多く、毛細血管奇形やリンパ管奇形も見られます。青年期以降は、病気の進行は止まりますが、約3割の人には軟骨肉腫が認められます。

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