生理痛の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2019年 12月23日

更新日:2021年  5月 15日

本日は子宮筋腫について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 子宮筋腫とは
  • 子宮筋腫の症状
  • 子宮筋腫の原因
  • 子宮筋腫の鍼灸
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

子宮筋腫とは子宮内に起きる良性腫瘍

子宮筋腫は子宮壁にできるこぶのような良性の腫瘍で、筋肉が異常増殖したものです。決して珍しくない症状で、小さなものも含めると、30歳以上の女性の20~30%にみられ、女性の4人に一人はなるということになります。

良性腫瘍なので、がん(悪性の腫瘍)ではありませんが、腫瘍が周囲の組織(血管や神経など)を圧迫するため、血の流れが悪くなり貧血や痛みなど様々な症状の引き金となります。

腫瘍は子宮壁の※平滑筋という筋肉の異常増殖によるものですが、人によって、筋腫が大きくなる、筋腫が増えるなど進行度合は異なります。

筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなり、閉経すると、逆に小さくなります。

複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできる場所によって症状が違ってきます。

 

※平滑筋:筋組織は大きく分けて自力で動かせる「横紋筋」と自力で動かせない「平滑筋」に分けられ、通常「筋肉」と言われて思い浮かべるのは「骨格筋」で横紋筋の種類に分類されます。自力でトレーニングすると肥大化する骨格筋に対し、横紋筋は自らの意思で動かせないので命に関わる臓器の周囲などに存在します。

子宮筋腫の症状は貧血や月経痛

子宮筋腫の代表的症状は、「貧血」「月経痛」「頻尿」「便秘」です。

初期は自覚症状が現れないことも多く、ただの体調不良でもよくある症状のため、軽度のだとあまり気に留めません。

症状が強くなって初めて異変に気付き病院に行く方が多いようです。

 

また、症状の表れ方で、子宮内のどの場所に筋腫ができているかの予想することが出来ます。大きさ、数によっても症状は異なります。

  •  筋層内筋腫

子宮の内側の壁を構成する筋層内にできる筋腫。子宮筋腫の中で最も多いのがこのタイプ。小さいとほとんど症状は出ず、大きくなるにつれて月経時の経血が増え、不妊の原因にもなる。

 

  •  漿膜下筋腫

子宮壁の最も外側にでき、外に向かって成長し、子宮から突出してしまうこともある。他の筋腫と違って、貧血や月経過多などの症状が出ないため、特に気が付きにくい。

筋腫が大きくなると膀胱や直腸など他の臓器を圧迫し、頻尿や便秘を起こす。

 

  •  粘膜下筋腫

子宮の内側に向かって成長する。子宮内膜に筋腫の栄養血管が入り込み、月経時に大出血しやすくなる。過多月経になるので貧血の症状が強くなり、手術が選択されることが多い。受精卵が着床しにくくなり不妊症の原因になる。

 

  •  頸部筋腫

子宮内の腟側にできる筋腫。大きくなると過多月経になり、強い貧血が現れる。その段階で手術が選択されることが多い。

子宮筋腫の原因は十分解明されていない

子宮筋腫が発生する原因は十分解明されておらず、有効な予防法もありません。

 

筋腫の発育には成長にエストロゲン、プロゲステロン(黄体ホルモン)などと女性ホルモンが関係しています。

原則的に閉経までは大きくなり次第に数が増えていきます。

 

改善を必要とする症状を発症するようになるかは個人差が大きく、長期間ほとんど大きさが一定の場合もあります。

 

また、子宮筋腫は遺伝すると思われがちですが、子宮筋腫は遺伝する病気ではありません。

筋腫の成長は女性ホルモンに依存しています。

そのため閉経後は卵巣からのホルモンがなくなるので筋腫は萎縮します。

閉経直前の発症の場合、治療として女性ホルモンを低下させる薬が用いられることが多いです。

しかし、ホルモンでの改善を中止すると数か月で改善を行う前と同様の状態まで戻るため、それらを承知している必要があります。

東洋医学での子宮筋腫の捉え方と鍼灸

子宮筋腫は気血が停滞し、瘀血が子宮内に溜まると起こります。

あるいは、痰湿が子宮内に溜まることでも起こります。

 

それらの原因は、前述したように解明されていないことが多いですが、ストレス、不規則な生活、外傷などが主な原因で起こるのではないかと言われています。

 

当院では、まず筋腫の原因が瘀血タイプか痰湿タイプかを見極め、施術にあたります。

 

瘀血の場合

 

長期間の精神的な刺激、または生活の不摂生で、気血が停滞したために生じます。可動性が無い腫塊、月経量過多・血塊、月経日数の延長、周期不定帯下が多いなどの症状があります。

妊娠しにくく、妊娠しても流産しやすいのが特徴です。

 

この場合、血流を良くし、腫れを引かせる作用がある

血海、太衝、合谷、 子宮などのツボを使います。

血の巡りをよくし、瘀血を除くことで、筋腫を小さくします。

痰湿の場合

 

痰湿は、冷え、偏った食事などにより、脾胃の働きに悪影響を与えて脾の機能が弱くなることで生じます。

 

脾の余分な水分の滞りを取り去り、むくみを消す作用のある

足三里、上巨虚、豊隆、三陰交などのツボへの施術で、子宮筋腫を小さくします。

子宮筋腫への鍼灸の有効性はきわめて高く、多数の臨床報告があります。ただし、腫瘤が小さいもののほうが効果が高く、乳児の頭大のような巨大な腫瘤に関しては手術が望ましいでしょう。

 

腫瘤が卵大の大きさまでは、鍼灸により消滅する可能性があります。

 

一般論としては5cm~最大でも8cmまでは鍼灸が有効だと考えられています。それ以上だと手術を視野に入れるべきになります。

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