公開日:2021年 10月23日
更新日:2022年 3月17日
本日は空気嚥下症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
空気嚥下症の原因はまだはっきりとわかっていません。今のところ、精神的なストレスと強く関係していると考えられています。特に緊張や不安が大きい時などに起きやすいと言われています。
さらに、早食いの人やがぶ飲みの人、口呼吸の人や常に唾液を飲む癖のある人などはより空気を飲み込みやすいため、起こりやすいと言われています。
さらに、歯の噛みしめも原因となることがあります。
空気嚥下症の症状は、上腹部の膨満感や圧迫感、左上腹部や左側腹部の痛み、しゃっくり、胸焼けなどです。現れる痛みや膨満感などの症状は、げっぷや放屁をすることで軽くなります。
場合によっては、動悸や息切れ、頭痛やふらつきなどの症状が起こることもあります。腹部に関係して現れる症状に加えて人によって様々な症状が起こることもあるのです。
げっぷやガスが出る回数も増えます。さらにげっぷをすることで胃液や食べた物が逆流し、胸焼けが起き、逆流性食道炎になることもあります。
げっぷやおならを抑えようとすることでストレスになり、さらに空気を飲み込んでしまうこともあります。そのため、不安症が起こることもあります。
空気嚥下症の改善方法は、積極的にストレス解消を行うこと、噛み締める癖を改善すること、食事に気をつけることです。
好きなことをする時間を作ったり、深呼吸をしたりすることでストレスを解消したり噛みしめを緩めたりすることにつながります。
早食いは食べ物と一緒にたくさんの空気を飲み込むことになるため、食事は、よく噛んで、ゆっくり食べることが大切です。メニューの工夫も行うこともおすすめです。胃腸に負担のかかる揚げ物や、炭酸飲料はできるだけ避けると良いでしょう。
ストレスが多い人や不安になりやすい人、噛みしめる癖のある人、歯の噛み合わせがよくない人、早食いの人などは空気嚥下症が起こりやすいです。
日ごろからゲップやガスがよく出る場合は、病院で原因を調べることをおすすめします。空気嚥下症の症状はゲップや腹部の膨満感など以外にも頭痛やふらつきなど非常に様々な症状が起こることがあります。
人によって症状は様々なのです。原因の特定が難しいことも多いです。そのため、改善にも時間がかかることがあり、焦らず改善を行うことが大事です。
・神闕
・天枢
・大腸兪
神闕の神は計り知れない変化という意味を持ち、神闕の闕は重要なところという意味を持っています。神闕は計り知れない効果のある重要なツボなのです。
刺激をすることで、腹部の水分や血液の流れが良くなり内臓に対して効果的に働くのです。そのため、空気嚥下症に対しても効果的に働くことが期待できます。
冷えによって起きる腹痛や下痢に対して使われることも多いツボです。
天枢は、消化器系や泌尿器系の機能を促進する効果があります。 胃腸の機能が活発になることによって、空気嚥下症の改善にも効果が期待できます。
胃腸の機能が活発になるため、食欲がない時にも効果的です。胃もたれや消化不良、慢性の胃腸病や便秘や下痢にも有効です。
食べすぎたときや飲みすぎたときにもオススメのツボです。
大腸兪は、腹部の張りに有効なツボです。
大腸兪に刺激をすると、排便中枢に刺激が入ります。そのため、腸の動きを促進してくれるのです。腸の動きが促進されると、溜まっているガスや便が外に出てくれる効果が期待できます。
神闕は、へその場所にあるツボです。
押すことも効果的ですが、カイロやお灸で温めたり、ドライヤーを当てて暖かい風に当てたりすることも効果的です。
天枢は、へその真横から左右の外側に指3本分進んだところにあります。
押すときは、両手の中指を使って押します。両手の中指をツボに当て、息を吸い込みながら空気を腹部に入れ、吐くときに中指でツボを押しましょう。
大腸兪は、腰骨の最も上を結んだ線の高さで、背骨から左右に指2本分外側に進んだ場所にあります。
押すときは、両手を腰に当て、親指で押します。ゆっくり押すことが大事です。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始