公開日:2020年 12月23日
更新日:2022年 2月24日
本日は花粉症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
花粉症は、体の中に入ってきたスギやヒノキなどの植物の花粉に対して免疫反応が起きることで起こります。花粉に対しての免疫反応で、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が起きる状態が花粉症です。花粉症は季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。
花粉症の症状は、アレルゲンになる花粉が目や鼻に入り込み、粘膜に付くと、体の中に抗体が作られ、マスト細胞という細胞に結合し、その後、同じアレルゲンがもう1度体の中に入り込もうとすると、マスト細胞からアレルギー誘発物質が出ることで起こります。
このアレルギー誘発物質が神経や血管を刺激して、起きる反応が鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどなのです。
花粉がアレルゲンとなる花粉症の他にも、ダニなどがアレルゲンとなって起きる鼻炎があります。ダニなどのアレルゲンが原因で起きる鼻炎は、通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれます。
最近は、花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の両方を合わせて起こしている人や、複数の花粉に反応し花粉症を起こす人も多いです。そのような場合、1年のうちどの時期もほとんど症状に悩まされることになります。
花粉症は季節性アレルギー鼻炎と言われるように原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。現在の日本では、花粉症を引き起こす植物は約60種類あると言われています。
中でも代表的なアレルゲンは、スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなどです。
現在、成人の約90%が花粉症であるといわれています。原因となるアレルゲンの中でも多いのがスギ花粉です。日本人の約38.8%はスギ花粉症だともいわれています。次に多いのがイネ科花粉、そしてブタクサ花粉です。
アレルギー体質の人は1つでなく複数のアレルゲンに過敏に反応する傾向があります。そのため1年中なにかのアレルゲンによって花粉症の症状がある人も多いです。
通年性アレルギー性鼻炎のアレルゲンは季節に関係なく1年中あるため、症状も1年中あります。
代表的なアレルゲンはダニやハウスダスト、ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛、フケなどです。
年々、子供通年性アレルギー性鼻炎の発症時期が早くなっているという報告もあります。特に小さな子供がいる場合はハウスダストやエアコンのカビ、ペットの毛など日常生活を送る上で身の回りにあるものに対して対策をすることが大事です。
アレルギー症状を悪化させる要因になる大気汚染や偏った食事、ストレスや疲れなどにも注意して生活しましょう。
1. 植物の花粉
・風媒花粉
花粉症の主な原因は、風によって運ばれる風媒花粉です。これらの花粉は軽くて小さいため、遠くまで運ばれ、容易に吸入されます。
スギ:日本で最も一般的な花粉症の原因。春先に大量の花粉を飛散させます。
ヒノキ:スギ花粉の飛散が終わる頃に始まり、同様に春先に影響を与えます。
ブタクサ:夏から秋にかけて飛散し、アレルギー症状を引き起こします。
カモガヤ:初夏に飛散する草本の花粉で、牧草地などで多く見られます。
ヨモギ:秋に飛散し、広範囲で花粉症の原因となります。
・昆虫媒花粉
一部の植物は昆虫によって受粉しますが、これらの花粉は一般に重くて大きいため、花粉症の原因となることは少ないです。
2. 環境要因
・気候と季節
季節の変動:花粉の飛散量は季節によって異なります。春(スギ、ヒノキ)、夏(カモガヤ)、秋(ブタクサ、ヨモギ)が主な飛散時期です。
気候:温暖な気候や風が強い日には花粉の飛散が増加します。乾燥した日も花粉が多く飛散します。
・大気汚染
大気汚染物質:自動車の排気ガスや工業排出物に含まれる大気汚染物質が花粉症を悪化させることがあります。これらの物質は、花粉に付着してアレルゲン性を高めることがあります。
3. 遺伝的要因
家族歴:花粉症は遺伝的要因が強く、家族にアレルギー疾患がある場合、花粉症を発症するリスクが高まります。
4. 免疫系の過剰反応
花粉症は、免疫系が花粉を有害な異物と認識し、これに対抗するために過剰な反応を引き起こすことで発症します。
・IgE抗体
IgE抗体:花粉が体内に入ると、免疫系がIgE抗体を生成します。これらの抗体は、肥満細胞や好塩基球と結合します。
・アレルギー反応のメカニズム
初回曝露:花粉が初めて体内に侵入すると、免疫系がこれを認識し、IgE抗体を生成します。この段階では症状は現れません。
再曝露:同じ花粉に再び曝露されると、IgE抗体が花粉に結合し、肥満細胞や好塩基球が活性化されます。
化学物質の放出:活性化された細胞はヒスタミン、ロイコトリエン、プロスタグランジンなどの化学物質を放出します。
症状の発現:これらの化学物質が血管や神経に作用し、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こします。
アレルギーの症状は鼻だけではありません。目や喉、全身の症状にも注意が必要です。鼻に起きる大きな症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。目に起きる大きな症状は、目のかゆみや涙、目の充血などです。鼻の症状と目の症状は合わせて起きることが多いです。
他には、喉のかゆみや皮膚のかゆみ、皮膚のかぶれ、下痢、熱っぽさ、頭痛、倦怠感などの症状があります。
さらに、シラカンバ、ハンノキ、イネ科花粉症などの人には口腔アレルギーという症状があります。これはある果物や野菜を食べると、口の中がかゆくなったり腫れたりするものです。
スギ花粉の時期は、風邪やインフルエンザが流行する時期と近いです。鼻水や頭痛など似ている症状もあるため自分の症状の原因がアレルギーなのかどうかの判断が難しいことがあります。
風邪と花粉症にはいくつかの見極めるポイントがあります。
風邪の場合、くしゃみや鼻水が出る期間は約1週間から10日間で、初めは水っぽい鼻水でもやがて膿のような鼻汁に変化します。 37〜38度台の熱が出て目に出る症状はありません。場合によっては、他にも下痢などの症状があることもあります。
花粉症の場合、くしゃみや鼻水が約2〜3ヶ月続き、水のような鼻水がひっきりなしに出ます。熱は出ても微熱程度で、目のかゆみや充血など目にも症状が出ます。 他に症状が出ることもありますが、主に症状が首から上に出ることが多いです。
このように風邪と花粉症は似ていても違いがあります。
1. 鼻の症状
・鼻水(鼻漏)
特徴:透明で水っぽい鼻水が大量に出る
メカニズム:花粉が鼻腔内に侵入すると、免疫系が過剰に反応し、鼻粘膜の血管が拡張し、粘液の分泌が増加します。
・くしゃみ
特徴:連続的なくしゃみが出ることが多い
メカニズム:花粉が鼻粘膜を刺激し、神経反射を引き起こすことでくしゃみが発生します。
・鼻づまり(鼻閉)
特徴:鼻が詰まって呼吸がしにくくなる
メカニズム:鼻粘膜の血管が拡張し、腫れることで気道が狭くなります。
・かゆみ
特徴:鼻の奥や鼻孔がかゆくなる
メカニズム:花粉が鼻粘膜を刺激し、ヒスタミンが放出されることでかゆみが発生します。
2. 目の症状
・目のかゆみ
特徴:目の周りや目の奥がかゆくなる
メカニズム:花粉が結膜に付着し、ヒスタミンが放出されることでかゆみが発生します。
・涙目(流涙)
特徴:涙が頻繁に出る
メカニズム:花粉が結膜を刺激し、涙腺からの分泌が増加します。
・充血
特徴:目が赤くなる
メカニズム:花粉が結膜を刺激し、血管が拡張することで充血が発生します。
3. 喉や口の症状
・喉のかゆみ
特徴:喉がかゆくなる
メカニズム:花粉が喉の粘膜を刺激し、ヒスタミンが放出されることでかゆみが発生します。
・咳
特徴:乾いた咳が出る
メカニズム:花粉が喉や気管支を刺激し、咳反射を引き起こします。
・声がれ
特徴:声がかすれる、出しにくくなる
メカニズム:喉の粘膜が炎症を起こし、声帯の動きが悪くなるためです。
4. 皮膚の症状
・かゆみ
特徴:肌がかゆくなる
メカニズム:花粉が肌に付着し、アレルギー反応を引き起こすことでかゆみが発生します。
・じんましん
特徴:肌に赤い斑点や膨疹ができる
メカニズム:アレルギー反応によりヒスタミンが放出され、皮膚に炎症が起きます。
5. 全身症状
・倦怠感
特徴:全身のだるさや疲労感
メカニズム:アレルギー反応による炎症が全身に影響を与えるためです。
・頭痛
特徴:頭が重く感じる、頭痛がする
メカニズム:鼻づまりや炎症による血管の圧迫や、副鼻腔の炎症が原因です。
・花粉症の重症度
症状の重症度は個人差があり、花粉の飛散量や個々のアレルギー反応の強さによって異なります。
軽症:鼻水やくしゃみが少し出る程度で、日常生活にほとんど影響がない。
中等症:症状が持続し、日常生活や仕事に多少の支障をきたす。
重症:症状が重く、日常生活や仕事、学業に大きな支障をきたす。
花粉症の改善のための薬は、体質によって効き目や副作用が違います。そのため、全ての人が同じ薬が1番効くわけではありません。誰にでも当てはまる効く薬はないのです。
花粉症に効果的な市販薬には、内服薬、点鼻薬、点眼薬の3種類があります。自分の症状で辛いことや辛さの程度、症状のある部位に合わせて選ぶと良いです。
薬の効果を最大限にして使用するには、薬のことを良く知ることが大切です。たくさんあるものの中で自分に合った薬を見つけましょう。自分に合う薬を見つけ、適切な量と飲み方を守って使うことが大切です。
今すぐにできる花粉症の対策としてはマスクを正しくつけることも効果的です。花粉対策用のマスクは、入り込んでくる花粉の70~80%以上減らすことができるといわれています。顔に合ったサイズのマスクを正しい位置でつけることが大事です。
衣類に花粉が付くことを防ぐことでも対策をすることができます。選択するときに柔軟剤を使うことで静電気を防止することができます。花粉は静電気に引き寄せられ、衣服に付くため洗濯には柔軟剤を使うと良いでしょう。
また、花粉がつきにくい素材の服を着ることもおすすめです。綿やポリエステルなどの化学繊維で表面がつるつるの服を選ぶと良いでしょう。
1. 薬
薬は、花粉症の症状を緩和するための一般的な改善方法です。
・抗ヒスタミン薬
用途:かゆみ、くしゃみ、鼻水の緩和
代表的な薬剤:セチリジン(ジルテック)、ロラタジン(クラリチン)、フェキソフェナジン(アレグラ)
副作用:一部の抗ヒスタミン薬は眠気を引き起こすことがありますが、第二世代の薬剤はこの副作用が少ないです。
・鼻用ステロイドスプレー
用途:鼻づまり、鼻水、くしゃみの緩和
代表的な薬剤:フルチカゾン(フルナーゼ)、モメタゾン(ナゾネックス)
効果:炎症を抑えることで、鼻の症状を効果的に緩和します。
・経口ステロイド薬
用途:重度の花粉症の症状の緩和
使用方法:短期間の使用が推奨されます。
副作用:長期使用は副作用(体重増加、骨密度低下、免疫抑制)を引き起こす可能性があります。
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
用途:鼻づまり、喘息の症状の緩和
代表的な薬剤:モンテルカスト(シングレア)
効果:ロイコトリエンという炎症物質の作用を抑えます。
・デコングスタント(鼻充血解消薬)
用途:鼻づまりの緩和
代表的な薬剤:プソイドエフェドリン(スーダフェド)
使用方法:短期間の使用が推奨されます。
副作用:長期使用は反跳性鼻閉(リバウンド性鼻づまり)を引き起こす可能性があります。
2. 生活習慣の改善
・花粉の飛散時期の対策
外出を控える:花粉の飛散が多い日は外出を控えます。特に、風が強い日や乾燥した日は花粉が多く飛散します。
外出時の対策:マスク、サングラス、帽子を着用し、花粉の吸入を防ぎます。
帰宅時の対策:帰宅後は衣服をよく払って花粉を落とし、シャワーを浴びて花粉を洗い流します。
・室内環境の整備
窓を閉める:花粉の飛散が多い時期は、窓を閉めて室内に花粉が入らないようにします。
空気清浄機の使用:HEPAフィルター付きの空気清浄機を使用して、室内の花粉を除去します。
掃除:床やカーペットの掃除を頻繁に行い、花粉を取り除きます。
・健康的な生活習慣
栄養バランスの取れた食事:免疫機能をサポートするために、ビタミンやミネラルを豊富に含む食事を摂ります。
適度な運動:ストレスを軽減し、免疫機能を高めるために、適度な運動を心がけます。
十分な睡眠:免疫機能を維持するために、十分な睡眠をとります。
3. 環境対策
・花粉の除去
衣類や寝具の洗濯:頻繁に洗濯をして、花粉を除去します。
車内の対策:車内に花粉が入り込まないように窓を閉め、エアコンのフィルターを定期的に交換します。
・室内の湿度管理
加湿器の使用:適度な湿度を保つことで、花粉が空気中に漂うのを抑えることができます。
4. 免疫療法(アレルゲン免疫療法)
・舌下免疫療法(SLIT)
用途:花粉症の根本的な改善方法
方法:アレルゲンエキスを舌下に投与することで、免疫系を調整し、アレルギー反応を軽減します。
期間:数年間行うことが必要です。
効果:花粉症の症状が軽減され、長期的な効果が期待できます。
・皮下免疫療法(SCIT)
用途:花粉症の根本的な改善方法
方法:アレルゲンエキスを皮下に注射します。
期間:数年間行うことが必要です。
効果:花粉症の症状が軽減され、長期的な効果が期待できます。
●抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬は、花粉症の症状を引き起こすヒスタミンの作用をブロックすることで、かゆみ、くしゃみ、鼻水などの症状を緩和します。
・第一世代抗ヒスタミン薬
代表的な薬剤:ジフェンヒドラミン(ベナドリル)、クロルフェニラミン(クロリトリメトン)
効果:強力な抗ヒスタミン作用を持ちますが、眠気や口渇などの副作用が強いです。
・第二世代抗ヒスタミン薬
代表的な薬剤:セチリジン(ジルテック)、ロラタジン(クラリチン)、フェキソフェナジン(アレグラ)
効果:第一世代に比べて眠気が少なく、日中の使用に適しています。
●鼻用ステロイドスプレー
鼻用ステロイドスプレーは、鼻粘膜の炎症を抑えることで、鼻づまり、鼻水、くしゃみの症状を緩和します。
代表的な薬剤:フルチカゾン(フルナーゼ)、モメタゾン(ナゾネックス)、ブデソニド(ララミス)
効果:長期的な使用で効果を発揮し、日常的に使用することで症状を予防します。
副作用:局所的な副作用として、鼻の乾燥、鼻出血、喉の刺激などがあります。
●経口ステロイド薬
経口ステロイド薬は、重度の花粉症の症状を緩和するために短期間使用されます。
代表的な薬剤:プレドニゾン、メチルプレドニゾロン
効果:強力な抗炎症作用を持ち、急性症状の緩和に効果的です。
副作用:長期使用による副作用として、体重増加、骨密度低下、免疫抑制、胃潰瘍などがあります。
●ロイコトリエン受容体拮抗薬
ロイコトリエン受容体拮抗薬は、ロイコトリエンという炎症物質の作用をブロックし、鼻づまりや喘息の症状を緩和します。
代表的な薬剤:モンテルカスト(シングレア)
効果:鼻づまりの改善や喘息症状の緩和に効果的です。
副作用:頭痛、腹痛、喉の痛み、稀に精神的な副作用(夢見がち、興奮、攻撃性)があります。
●デコングスタント
デコングスタントは、鼻の血管を収縮させることで鼻づまりを緩和します。
代表的な薬剤:プソイドエフェドリン(スーダフェド)、フェニレフリン(ネオシネジン)
効果:短期間で鼻づまりを解消します。
使用方法:短期間(通常3日以内)の使用が推奨されます。長期使用は反跳性鼻閉(リバウンド性鼻づまり)を引き起こす可能性があります。
副作用:心拍数の増加、血圧の上昇、神経過敏、不眠など。
●組み合わせ薬
抗ヒスタミン薬とデコングスタントを組み合わせた薬も市販されています。
代表的な薬剤:ロラタジン/プソイドエフェドリン(クラリチンD)、フェキソフェナジン/プソイドエフェドリン(アレグラD)
効果:両方の作用を組み合わせることで、複数の症状を同時に緩和します。
副作用:個々の成分に基づく副作用がありますが、特にデコングスタントの副作用に注意が必要です。
花粉症は、日常生活を送る上で少し注意をすることで悪化を防ぐことができます。
お酒の飲み過ぎは、血管の拡張につながります。花粉症の症状がある時に血管が拡張すると、鼻詰まりや目の充血などの症状が起こりやすくなってしまいます。
タバコや香辛料なども鼻の粘膜を刺激してしまいます。鼻の粘膜への刺激も花粉症の症状の悪化につながります。
刺激物の多い食事やタバコ、アルコールを控えて規則正しい生活を心がけることが大事です。
花粉症の症状の悪化を防ぐためには花粉に触れないことが大事です。外に出るときにはサングラスやメガネをしたり、マスクをつけたり、帽子を被ったり、花粉を落としやすい服を着るようにすることがおすすめです。
家に帰ったら家に入る前に花粉を払って、家に入ったらすぐにうがいをしたり、顔を洗う習慣をつけるようにすると良いでしょう。
・印堂
・迎香
・承泣
・合谷
印堂は、ストレスや緊張を和らげる効果があります。不眠症や鼻詰まりなどに対しても効果的なため、花粉症の中でも鼻詰まりに悩んでいるときにおすすめのツボです。
目の周りの疲れやくすみ、クマなどの改善にも効果が期待できます。
迎香は、鼻の症状で臭いが感じられないとき、香りを迎える効能があることから名前がつけられたと言われているツボです。
迎香は、鼻水や鼻詰まりなどの鼻の症状に対して有効です。そのため、花粉症の中でも鼻に現れる症状に対して効果を発揮します。
慢性の鼻炎や鼻づまりよって起こる頭痛などにも有効です。
承泣の承には受けるという意味があり、承泣の泣には泣くという意味があります。 承泣は、涙を受け止めるところという意味をもつツボなのです。
承泣は、目に起こる色々な症状に効果的なため、花粉症の中でも目に現れる症状に悩んでいる場合にお勧めです。顔面神経麻痺や三叉神経痛、眼筋痙攣、眼精疲労などに対してもよく使われます。
印堂は、眉と眉の中間にあるツボです。
押すときは、親指の腹で押します。ゆっくりと押しましょう。押しながら小さな円を描くようなイメージで刺激すると良いです。
迎香は、小鼻の横にあるツボです。鼻孔のすぐ外側にあります。
押すときは、中指の腹でゆっくりと押します。ポイントは、押しながら小さな円を描くことを意識することです。
承泣は瞳孔の真下にあるツボです。
押すときは、中指の腹でゆっくりと押します。20回ほど小さな円を描くことをイメージして刺激しましょう。