不育症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 12月23日

更新日:2022年  1月15日

本日は不育症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 不育症とは
  • 不育症の原因
  • 不育症の症状
  • 不育症の改善方法
  • 不育症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

不育症は、流産や死産や新生児死亡などを繰り返す状態のこと

不育症は、流産や死産や新生児死亡などを繰り返してしまう状態のことです。

 

習慣性流産と似ていますが、習慣性流産の場合は妊娠22週以降の死産や生後1週間以内の新生児死亡は含まれず、不育症は妊娠22週以降の死産や生後1週間以内の新生児死亡も含まれるという違いがあります。

 

不育症の定義となる流産の回数などは決まっていません。しかし、一般的に2回連続して流産や死産がある場合を不育症と判断することが多いです。

 

以前に出産した経験があっても、その後流産や死産を繰り返す場合は続発性不育症と判断されることもあります。

原因として1番多いと言われていることは、胎児の染色体異常

原因として1番多いと言われていることは、胎児の染色体異常です。ただし、不育症の原因は詳しくはわかっていません。

 

今のところ明らかになっていないことが多いのです。詳しく調べても約半分は原因が特定できないと言われています。

 

不育症の原因には、胎児の遺伝子異常、子宮形態異常、甲状腺の異常、夫婦の染色体異常、抗リン脂質抗体陽性、プロテインS欠乏症など様々なことが影響していると考えられています。

 

生活習慣も不育症と関係があると言われています。肥満や糖尿病、飲酒や喫煙、カフェインの大量摂取や精神的なストレスなど、影響する可能性のあることはたくさんあるため、規則正しい生活を送ることも大事です。

不育症の症状は、流産や死産を繰り返してしまうこと

不育症の症状は、流産や死産を繰り返してしまうことです。妊娠しても胎児が育ちません。

 

自然流産をすることは珍しいことではありません。ほとんどの自然流産は、受精卵の偶発的な染色体異常によって起きると言われています。しかし、自然流産が2回続く場合は、偶発的なものだけではなく、何か原因があることもあります。

 

3回以上流産が続く場合は、調べてみることをお勧めします。出産した経験があっても、その後、続けて流産を繰り返すケースもあります。その場合も調べてみることをお勧めします。

不育症の改善方法は影響していると考えられることによって違う

不育症の改善方法は影響していると考えられることによって違います。そのため、影響していると考えられることに合わせて改善を行います。

 

内分泌異常がある場合は、薬などを使って正常な状態にしていきます。子宮形態異常がある場合は、タイプによっては手術を行うこともあります。

 

抗リン脂質抗体陽性や第XII因子欠乏やプロテインS欠乏がある場合は、低用量アスピリンやヘパリン注射などを使って改善を行います。

 

原因がわからない場合は、プロゲステロンを使って改善を行うこともあります。専門家に相談することも大事です。

不安がある時は1人で抱え込まず、専門家に相談する

不育症は、原因がわからないことも非常に多いです。しかし、胎児の染色体異常で起きていることが1番多いと言われています。

 

肥満や飲酒、喫煙やカフェインの大量摂取、精神的なストレスなどのことが不育症と大きく関係しているとも言われています。そのため、生活習慣を改善することも非常に重要になります。

 

不安もストレスとなり、悪影響となる可能性があります。不安がある時は1人で抱え込まず、専門家に相談しましょう。

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