公開日:2022年 9月 2日
更新日:2022年 9月 3日
本日は急性ストレス障害について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
急性ストレス障害の症状は、原因となったイベントに関わる状況になると、悪夢を見たり当時の記憶がフラッシュバックしたりすることです。気分の落ち込みも見られます。
楽しさや幸福感や愛情をなかなか感じないようになったりぼーっとしたりする睡眠障害が起こったりすることもあります。
さらに、ストレスを感じた経験を思い出さないために頑張るようになります。思い出す可能性のありそうな場所や人、物や状況を避けたり、小さな物音に恐れたりするようになります。
症状は、原因となる出来事が起こってから1ヶ月以内に現れます。急性ストレス障害は一過性のため、2日から1ヶ月以内で改善します。
急性ストレス障害によって、不安や睡眠障害などの症状が現れた場合は、抗不安薬や睡眠薬などを使います。しかし、必ず必要な訳ではありません。個人に合わせて使ったり使わなかったりします。
急性ストレス障害は、基本的には一過性の精神症状です。そのため、2日〜1ヶ月以内に改善が見られます。
しかし、長引いた場合は、PTSDの発症につながる可能性もあります。そのため、早い段階で病院に病院に相談に行くことが大事です。
また、急性ストレス障害を発症する可能性のある経験をした時、急性ストレス障害の発症を防ぐために、本人が安心感を感じられる環境を整えるなど周リガサポートすることも大事です。
急性ストレス障害はPTSDと似ている病気です。しかし、急性ストレス障害とPTSDは違う病気で、明らかに違う点もあります。
急性ストレス障害とPTSDの違う点として、急性ストレス障害の症状には、ぼーっとしたり感情に乏くなったりなどの解離性症状があります。
また、発症する時期と改善にかかる期間が大きく違います。
急性ストレス障害はきっかけとなる出来事から4週間以内に発症し、4週間以内に症状が改善する一過性の精神障害です。しかし、PTSDは短い期間では症状は改善せず、4週間以上症状が続きます。
・四神総
・百会
・労宮
四神総は、脳の活性化をしたり自律神経を整えたりする効果があります。ストレスを受けることは、自律神経の乱れにつながります。そのため、急性ストレス障害に効果が期待できます。
脳の活性化をする効果もあるため、記憶力を上げたいときや集中力を高めたいときにもおすすめのツボです。
百会は、ストレスを和らげる効果のあるツボです。百会への刺激は、自律神経の働きを整える効果もあるため、急性ストレス障害にも効果が期待できます。
ストレスによって眠れない時にもおすすめのツボです。他にも、頭痛や肩こり、目の疲れなどにも有効です。
労宮は、ストレスを和らげる効果があるため、ストレスによって心が疲れてしまった時に刺激をすることをお勧めします。嫌なことがあって気持ちが落ち込んでいる時や気が散って集中できないときなどにも効果が期待できます。
他にも、手のほてりや動悸、吐き気、胸のつかえ、胃腸の不調などにも効果を発揮します。
四神総は、頭頂部の前後左右、指1本外にあるツボです。
押すときは、両手の中指を重ねて押します。四神総は頭にあるツボです。頭にあるツボを押す時には、朝押す場合は強めに夜押す場合は弱めに押しましょう。
朝は交感神経を高めることを目的にすることが多いため強めに押し、夜は高ぶった神経を鎮めてリラックスできることを目的にすることが多いため弱めに押すと良いと言われています。
百会の場所は、左右の耳の一番高いところを結んだ線上の頭の頂点の少し後ろにあるくぼみです。
時間がない時やスキンケアと合わせて行う時には、頭皮マッサージブラシなどでブラッシングするだけでも百会に刺激が入り、効果が期待できます。
労宮は、手を握ると手のひらで中指が当たる場所にあります。
押すときは深呼吸をしながら呼吸に合わせて押しましょう。ストレスを強く感じたときは、労宮を中心に手のひら全体を少し強めに押すことがお勧めです。