半月板損傷の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年  3月 5日

更新日:2021年  5月 15日

本日は半月板損傷について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 半月板損傷とは
  • 半月板損傷の原因
  • 半月板損傷の症状
  • 半月板損傷の改善方法
  • 半月板損傷のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

半月板損傷は、膝の曲げ伸ばしの時の痛みやひっかかりを感じる

半月板損傷が起きると、膝を曲げたり伸ばしたりする時の痛みやひっかかりを感じます。半月は膝関節のクッションと関節を安定させるための役割をしています。そのため、損傷すると痛みや引っ掛かりを感じるようになるのです。

 

症状がひどい場合、膝に水がたまったり、急に膝が動かなくなったりします。膝が急に動かなくなったときには、歩けなくなるほど痛くなります。

 

スポーツなどの怪我から半月板損傷が起こるときもあれば、年齢を重ねることによってより傷つきやすくなっている半月に微妙に外からの力が加わり損傷を起こすこともあります。

半月板損傷の原因は、怪我と加齢

半月板が損傷する原因は2種類あります。スポーツなどの怪我によって半月板損傷が起きる場合と、年齢を重ねることによって半月板が傷つきやすくなりそこに微妙に外からの力が加わって半月板損傷を起こす場合です。

 

 

スポーツなどの怪我の場合、体重がかかった状態でひねったり衝撃を受けたりすることで半月板だけが損傷するケースと、前十字靱帯損傷などの他の部位の損傷に合わせて半月板も損傷するケースがあります。

半月板は年齢を重ねるとともに変性していきます。そのため、40歳を超えると少しの外傷でも半月板損傷が起こることがあります。

 

高齢者になると、小さな怪我や日常生活の動きの中でも半月板損傷につながるため、注意が必要です。

半月板損傷の主な症状は、痛みや腫れ、引っかかりなど

半月板損傷の主な症状は、痛みや腫れ、ひっかかりなどです。運動をしたときや膝を曲げたり伸ばしたりしたときにひっかかりを感じます。

 

症状が重症の場合は、急に膝が動かなくなるロッキングという状態になることもあります。ロッキングが起きると、非常に激しい痛みがあることも多いです。

 

激しい痛みと同時に、膝を曲げたり伸ばしたりすることもできなくなり、歩くことも難しい状態になります。

痛みが慢性化したり症状がひどくなったりすると、膝に関節水と呼ばれる水が溜まることもあり、中高年の場合は変形性膝関節症を合わせて起こしてしまうこともあります。

 

初期の段階で正しく改善を行うことが大切なのです。

主な改善方法は、安静にして薬やリハビリをする方法と手術

半月板損傷の主な改善方法は、2つあります。

 

1つ目は、サポーターやテーピングで患部を固定して、抗炎症剤や鎮痛剤などの薬を使う方法です。同時にリハビリテーション行って改善していきます。

 

半月板損傷の程度が軽い場合は、安静にして、薬を使ったりリハビリテーションを行ったりすることで改善します。

2つ目は手術です。なかなか症状に改善が見られない場合や症状の程度が重い場合、手術で改善を行います。

 

手術には、損傷した部分を切り取る切除術と、損傷した部分を縫い合わせる縫合術の2種類があります。主に行われる手術は関節鏡手術です。関節鏡手術は、比較的体への負担が小さい手術です。

 

切除術は、半月板を取り除くことで膝軟骨の消耗が進んでしまうこともあります。そのため、最近は縫合術が選択されることが多くなってきています。

 

しかし、損傷した半月板の状態によって縫合が難しいという判断になることもあります。その場合は、切除術で半月板を取り除きます。

ストレッチなどをして、膝関節も柔らかくしておくことが大切

半月板損傷は、回復した後再び起こしてしまうこともあります。回復後も怪我をしたときと同じ動きを続けてしまうと、再び半月板損傷を起こしてしまう可能性が高くなってしまいます。

 

そのため、スポーツなどをするときなどは注意が必要です。高齢者の場合は、日常生活での動きも気をつけて行いましょう。

 

股関節や足首などの下肢全体の関節が柔らかいと、膝にかかる負担も軽くなります。膝にかかる負担が減ると半月板損傷の予防にもつながるため、日頃からストレッチなどを行い、膝関節そのものを柔らかくしておくことが大切です。

 

筋トレやストレッチを生活の中に取り入れ、運動をするときには準備運動をきちんと行うことで、半月板損傷予防になるのです。

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