公開日:2022年 2月18日
更新日:2022年 4月 6日
本日は陰茎がんについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
目次
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
陰茎がんは、陰茎の亀頭や包皮などに悪性腫瘍が起きることです。陰茎がんは比較的珍しいがんです。
陰茎がんを発症する頻度は10万人あたり0.4〜0.5人程度であると言われています。
陰茎がんの腫瘍が発生する部位で1番多い部位は、亀頭部です。約半分の人が亀頭部に腫瘍が発生していると言われています。次に多い部位が包皮、その次に多い部位が冠状溝です。
尖圭コンジローマも陰茎がんと同じく陰茎に腫瘍ができます。しかし、尖圭コンジローマで発生する腫瘍は良性で、陰茎がんで発生する腫瘍は悪性です。尖圭コンジローマで発生する腫瘍が悪性になるケースは非常に珍しいです。
多くの陰茎がんは、ヒトパピローマウイルスに感染することと関係して発症します。
昔は、包茎によって包皮の内側に恥垢などの色々な微生物や分泌物などが貯まることで、慢性的に刺激を受けて発症していると考えられていました。
これは、陰茎がんを発症する人の多くが包茎を合併していることや子供の時に包茎手術を行うユダヤ人に陰茎がんの発症がほとんど見られないことなどのことから考えられていた原因です。
しかし、最近包茎と陰茎がんの発症が必ず関係しているわけではないということがわかりました。
ヒトパピローマウイルスに感染することが関係して発症している例の方が多く見られており、性行為感染症が関係していると考えられています。
喫煙も陰茎がんの発症と関係していると考えられており、タバコを吸っている場合、吸っていない人と比べて発症する確率が2.8~4.5倍高くなるとされています。
陰茎がんでは、カリフラワーのような腫瘤ができたり、浅いびらんが起こったり、周りが隆起した深い潰瘍が見られたりすることが多いです。
湿疹のような発赤した状態から段々と深くなっていくこともあります。そのため、外用薬を使っても中々改善が見られない場合、専門の医師に相談に行きましょう。特に包茎で、強い臭気や浸出液がある場合、陰茎がんの疑いが非常に高いです。
腫瘍が発生する部位として多いものは亀頭部で、約半分の人が亀頭部に腫瘍が見られます。次に包皮に多く見られ、その次に冠状溝に多く見られます。比較的、陰茎体部の皮膚に発生するケースは珍しいとされています。
陰茎がんでは、腫瘍がある部分に痛みを感じることはあまりありません。症状が進んでも現れる痛みの程度は軽いです。
症状が進むと、鼠径リンパ節に転移し、血行性に転移することがあります。その場合は、全身の倦怠感が現れたり、体重が減ったりします。
陰茎がんの改善方法は、どのくらい病気が進行しているかによって方針が変わります。多くの場合は、手術で改善を行います。転移がある場合は抗がん剤で改善に取り組みます。
初めの段階では、放射線や抗がん剤軟膏によって改善を行う場合もあります。病巣が小さく浸潤のない場合は、陰茎を温存することが可能な場合もあります。浸潤がある場合は、陰茎を切ることになります。
主要が発生している部位やどのくらい浸潤しているかによって、陰茎を全て切断しなくてはいけないケースもあります。
一般的に早期がんは生命予後が良いです。そのため、陰茎がんでもできるだけ早く発見し、改善を行うことが大事です。症状の程度によっては、レーザーなどを使うことで、陰茎の形態や機能を保存することもできます。
局所進行がんの場合も、リンパ節に転移が見られず手術によって完全に摘出することができる場合は、比較的予後は良好であると言われています。
しかし、リンパ節に転移すると予後が悪くなります。しかし、リンパ節に転移している場合でも、きちんと改善を行うことで予後の改善も期待できます。
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