公開日:2021年 6月 2日
更新日:2022年 4月14日
本日は総排泄腔遺残について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
総排泄腔遺残症の原因は、遺伝子の異常であると考えられています。
マウスを使った実験で、遺伝子を操作して、直腸と肛門の発達と分化に関係している蛋白質やその蛋白質の細胞内伝達に関係している蛋白質が現れないようにした場合、総排泄腔が遺残するということがわかりました。
しかし、人間の場合については今のところわかっていません。そのため、原因は詳しくはわかっていないのが現状です。
遺伝をするかどうかということについてもはっきりとはわかっていません。遺伝子異常が原因の場合、一卵性双生児の時には両方の子供が総排泄腔遺残症を発症するはずです。
しかし、一卵性双胎の片方だけ発症したという報告もあるため、遺伝子以上以外にも、発症に関係していることが多くあると考えられます。
総排泄腔遺残症の主な症状は、排便の障害です。排便の障害は、総排泄腔に膀胱、腟、直腸が開口することで現れる症状です。そのままにしておくと、腸管の拡張が進み、腹部の膨満と腸管穿孔も起きます。
遺残した総排泄腔の長さは人によって違います。場合によっては、排尿にも障害が起きます。
排尿の障害が胎児期に起きると、尿が腟に流れ腟の拡張も現れます。腟にたまった尿や直腸から腟に流れ込んだ胎便が子宮を通って卵管から腹腔に漏れ、胎便性腹膜炎という腹膜炎を発症することもあります。
胎便性腹膜炎を発症した場合、腹部の膨満や腹水、水腎症、腸管拡張などの症状も現れます。
総排泄腔遺残症の主な改善方法は、手術です。総排泄腔に開口している腟、子宮と直腸を分けて直腸と肛門と腟を作るのです。排尿障害や巨大膀胱がある場合は、尿路も作ります。
総排泄腔遺残症では、合併症を発症することも多いです。合併症を発症している場合は、合併症を改善するための手術を行うこともあります。
手術を行う時には、総排泄腔の長さが重要なポイントになります。総排泄腔の長さが3cm未満の場合、開腹はせず、会陰から肛門部の操作をすることで改善を行うことができます。
総排泄腔が3cmより長い場合は、開腹して改善を行うことが多いです。
総排泄腔遺残症は、泌尿器系の病気を合わせて起こすことが多く、泌尿器系の病気を発症する人の割合は8割と言われています。
膀胱尿管逆流がある場合は、尿路感染に注意が必要です。 発熱や膿尿などの症状が見られた場合はすぐに病院に行きましょう。
思春期になり、乳房の膨らみが現れ始めると、2年以内に月経が始まると言われています。月経が始まると、月経血の排泄障害にも注意が必要になります。
・天枢
・水道
・大腸愈
天枢は、胃もたれや消化不良に効果的なツボです。消化器系や泌尿器系の機能を促進してくれるため、胃もたれや消化不良に使われるのです。食べすぎたときや飲みすぎのときにもおすすめです。
消化器系や泌尿器系の機能を促進してくれるため、慢性の便秘や下痢にも効果的です。排便を促したい時や排尿を促したい時に使うと良いでしょう。
水道は、浮腫や排尿困難、腎臓炎、尿道炎、前立腺肥大症などに効果的なツボです。特に泌尿器に関係する病気を改善したいときに使われることが多いです。
水の通りを良くする効果があるため、水によって体重が増える人や冷え症、下腹部の張りなどにも効果を発揮します。
刺激をすることで、体の中にある余分な水分を外に出してくれるため、排尿障害に役立つのです。
大腸兪の働きは、腸の働きを促すことです。腸の働きが良くなると、便秘や腹部の不快感に対して効果を発揮します。
大腸兪は、他にも下痢や腰痛、坐骨神経痛に対しても効果的です。
天枢は、へそから指3本分外側に進んだ場所にあります。左右両側にあるツボで、探すときは、へそから真横に左右外側に探します。
押すときは、指の腹を使って弱めに押します。強く押しすぎないように注意して呼吸に合わせて押しましょう。
水道の場所は、へそから指2本分外側へ進んだ場所から、指4本分下に下がったところにあります。
押すときは、強く押しすぎないように注意して、気持ち良いと感じるくらいの強さまで徐々に圧を与えていきます。
大腸愈は、腰にあるツボで、腰骨から指2本分外側にあります。左右両方にあるツボです。
押すときは、うつぶせに寝て押すと押しやすいです。腰を抱えるように腰に両手をつけて親指を使って押しましょう。
11時から21時
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