公開日:2022年 7月23日
更新日:2022年 9月 4日
本日は子宮頸管ポリープについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
子宮頸管ポリープの原因は詳しくはわかっていません。
慢性の炎症や感染症が原因となることもあるといわれています。また、女性ホルモンの影響も子宮頸管ポリープの発症と関係していると言われています。
多くのポリープは赤からピンクのような色をしています。大きさは大体直径が約1センチメートル未満です。
子宮頸管ポリープの原因には、エストロゲンが関係しているとされています。エストロゲンは子宮内膜や子宮頸部の組織に影響を与えるため、ホルモンバランスが崩れるとポリープができやすくなるのです。特に妊娠中はホルモンの影響で子宮頸部にポリープができやすくなることがあります。
細菌やウイルスによる感染も、子宮頸管の炎症を引き起こし、ポリープの原因になることがあります。また子宮頸管が外的な刺激や繰り返される炎症にさらされるとことでも組織が過剰に反応し、ポリープが発生することがあります。
子宮頸管ポリープが発生しやすいのは更年期の女性や30歳以上の女性です。更年期に入るとエストロゲンの低下によりポリープができやすくなる場合があるのです。30歳以上になるとホルモンバランスや子宮頸部の状態が変わるため、リスクが増すと言われています。
子宮頸管ポリープの症状は、ほとんどの場合ありません。しかし、組織が弱くなるため、血が出やすくなったり血の混じったおりものが出たりすることがあります。
性交渉や激しい運動などをおこなったときに出血しやすくなることもあります。ポリープが大きくなると、刺激になるようなことをしていなくても不正出血がみられるようになります。
珍しいケースではありますが、ポリープが感染を起こして膿のようなおりものがみられることもあります。
子宮頸管ポリープの代表的な症状は、不正出血です。特に月経以外の出血が見られたり、性行為後に出血があったりする場合があります。出血の量は少量から中程度で、継続的に続くこともあります。また、ポリープが炎症を起こしたり、刺激を受けると出血が強くなることがあります。
ポリープの影響で、おりものの量が増えることがあり、色や質感に変化が見られることもあります。おりものが多くなると、細菌感染などが起きやすくなり、悪臭やかゆみが伴う場合もあります。
他にも、性行為中に痛みや違和感を感じたり、下腹部に圧迫感や鈍い痛みを感じたりすることもあります。
ただし、子宮頸管ポリープは症状が全くない場合も多いです。無症状でも、ポリープが放置されることで将来的に出血や炎症を引き起こすリスクがあるため、定期的に調べてもらうことをお勧めします。
子宮頸管ポリープの改善方法は、基本的には手術です。手術を行い、ポリープを切除するのです。
ポリープがかなり大きくなっている場合以外は、外来で手術を行うことができます。ポリープが大きい場合は電気メスやレーザー機器を使って手術を行うこともあります。
ポリープを切除した後に出血がみられることは珍しく、出血がみられた場合は硝酸銀などの腐食性物質を綿棒で塗ることで止血を行います。
子宮頸管ポリープが小さく、特に症状がない場合は、定期的に観察しながら自然に消えるのを待つこともあります。小さなポリープは自然に取れることもあり、特に手術の必要がないケースもあります。
ポリープが炎症を起こしている場合は、抗生物質などの薬を使用して炎症を鎮めます。感染症がある場合はまず感染症を改善することが大事です。
子宮頸管ポリープが大きい場合や、出血などの症状がある場合は、手術を行います。一般的には切除手術を行うことが多いです。通常は数分程度で終わる簡単な手術です。多くの場合は日帰りで行えます。
レーザーで除去したり電気によってポリープを焼き切ったりする方法もあります。
子宮頸管ポリープが起こり手術で切除した後、腫瘍が悪性ではないことを確認するためにポリープを調べます。
ポリープを切除した後も出血やおりものなどの症状が続く場合は、子宮内膜を調べることが必要になります。子宮内膜の組織を調べて、子宮内膜がんの可能性を確かめるのです。
子宮頸管ポリープが悪性である確率は非常に低く、ほとんどの場合は良性です。統計では、子宮頸管ポリープが悪性腫瘍に変化する可能性は約1%以下とされています。一般的に悪性であるという心配をする必要はありません。心配な場合は年に1回の婦人科で調べてもらうことをお勧めします。
年齢や家族歴、他の婦人科系疾患などのリスクがある場合は、悪性になる可能性が増加することもありますが、特別心配する必要はありません。
・三陰交
・血海
・腎穴
三陰交は、女性ホルモンの分泌を調整するツボです。そのため、更年期障害をや冷え症やむくみに対して効果を発揮します。
三陰交は女性特有の症状を和らげるためによく使われるツボなのです。そのため、子宮頸管ポリープによって現れる症状にも役立つ可能性があります。
血海は、生殖器の血液の循環をよくしてくれるツボです。月経痛や月経不順、冷え性や更年期障害など女性特有の症状に対して多く使われています。
子宮頸管ポリープも不正出血などの症状が現れるため、血海を刺激することで症状が和らぐことが期待できます。
腎穴は、ホルモンバランスを調整する効果があります。そのため、月経不順や月経痛などに対して使われています。さらに、抜け毛や若白髪などに対しても効果を発揮すると言われており、美容面での効果も期待できます。
体の中の水分を調整してくれる効果もあるため、むくみの改善にも役立つツボです。
三陰交は足にあるツボです。ふくらはぎの内側の骨の際にあります。
押すときは、息を吐きながらゆっくりと押します。押すことも効果的ですが、お灸で温めることでも効果を発揮します。
血海は、膝のお皿の上の内側角に薬指をおいて指幅3本そろえて、人さし指が当たる場所にあります。
押すときは、椅子に座って押すと押しやすいです。約30回程親指を使って、揉み込みます。
腎穴の場所は、指の第一関節の横のシワの中央です。
押すときは、親指と人さし指で少し力を入れてツボをはさむようにします。小さな円を描くようにほぐす方法もおすすめです。