公開日:2022年 2月18日
更新日:2022年 6月 6日
本日は上咽頭がんについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
上咽頭がんの原因は詳しくはわかっていません。中国南部や台湾、東南アジアという特定の地域で発症が多く見られるため、中国人やアジア系の人種の場合、リスクが高いと考えられます。
中国南部や台湾、東南アジアに多く見られる要因として考えられていることは、塩漬けの魚を摂取する習慣があることや刺激性の高い飲食物を多く食べることなどです。
さらに、伝染性単核球症などを引き起こすEBウイルスと上咽頭がんが関係していることもわかってきていますが、詳しくわかっていないことも多いです。
上咽頭がんの症状は、鼻血や鼻詰まり、嗅覚異常などです。耳の閉塞感や耳鳴り、難聴など、鼻だけではなく耳に症状が現れることもあります。
上咽頭がんは、他の咽頭がんと比べて転移しやすいがんであるという特徴があります。そのため、自覚症状がなく初期段階で首のリンパ節に転移し、がんの発症がわかることもあります。
がんが進むと、複視や視力低下、三叉神経痛などが現れます。
上咽頭がんの改善方法は放射線と抗がん剤です。がんの基本的な改善方法は手術ですが、上咽頭は手術が難しく腫瘍を切除することが難しいのです。
一般的には腫瘍の放射線感受性が良いことから抗がん剤と合わせて放射線を使って改善に取り組みますが、放射線は唾液を分泌する組織の機能も低下させてしまいます。
そのため、鼻や喉の粘膜に炎症が起きたり、口や喉の乾燥が起きたりすることもあります。
上咽頭がんは、喫煙や飲酒によってリスクが高まると言われています。そのため、上咽頭がんを防ぐためには禁煙をすることや過度な飲酒をしないことが大事です。さらに、刺激性のある飲食物をできるだけ控えることも予防につながります。
がんは再発することもある病気です。さらに咽頭がんは、発症すると別の咽頭がんにつながることも多いと言われているため、改善を行なった後も定期的に病院に行きましょう。