公開日:2022年 8月23日
更新日:2022年 9月 1日
本日は先天性大脳白質形成不全症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
先天性大脳白質形成不全症の原因は、遺伝子の異常です。先天性大脳白質形成不全症には、11種類の病気が含まれていますが、11種類全ての病気で、原因となる遺伝子が何かということが分かっています。
原因となる遺伝子で最も多いのはPLP1遺伝子です。ただし、遺伝子を調べても異常がない発症者が約3割いることから、原因となる遺伝子としてまだ見つかっていない遺伝子があるとわかっています。
遺伝の仕方は病気によって違います。
先天性大脳白質形成不全症の症状は、病気によって違います。しかし、多くの場合は、生まれてから1年以内に発達の遅れと異常な目の揺れが現れます。また、少しずつ四肢の突っ張りも現れます。
先天性大脳白質形成不全症の中でも1番多く発症が見られるペリツェウス・メルツバッハ病では、非常にゆっくりのスピードで10歳くらいまで発達し、10歳を迎えた頃にそれまでできていたことができなくなります。
今のところ、先天性大脳白質形成不全症を改善する根本的な方法はありません。そのため、それぞれの症状に合わせて改善を行います。
運動障害に対してはリハビリテーションを行い、てんかんに対してはてんかんの薬を使います。筋肉のつっぱりに対しては筋肉の緊張を緩める薬を使います。股関節の脱臼に対しては装具を使ったり手術をしたりします。
食事をすることが難しく、口から栄養を摂取することが難しい場合は、管をつかっての栄養をとったり胃瘻を作って胃に直接栄養を送ったりします。
経過は、病気の種類によって違います。基本的には急激に病気が進むことはないと言われています。
また、日常生活を送る上での制限も基本的にはありません。無理をしない程度に一般的な生活を送ることができます。
11時から21時
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