AME症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 12月 1日

更新日:2022年 12月 2日

本日はAME症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • AME症候群とは
  • AME症候群の原因
  • AME症候群の症状
  • AME症候群の改善方法
  • AME症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

AME症候群は、見かけの鉱質コルチコイド過剰症候群とも呼ばれる

AME症候群は、ApparentMineralocorticoidExcess症候群の略称です。生理量のコルチゾールがミネラルコルチコイド受容体に結合することによって発症する病気です。

 

見かけの鉱質コルチコイド過剰症候群とも呼ばれます。

 

AME症候群の特徴は、低レニン性低アルドステロン症高血圧や低カリウム血症をが見られることです。

AME症候群の原因は、遺伝子の異常

AME症候群の原因は、遺伝子の異常です。遺伝形式は、常染色体劣性遺伝です。

 

AME症候群が、どのくらいの頻度で発症しているのかは今のところわかっていません。

 

AME症候群は、HSD11Bの異常によってコルチゾールを不活化することができず、コルチゾールもMRに結合することで、作用が過剰に現れて発症します。

AME症候群の症状は、高血圧

AME症候群の症状は、高血圧です。高血圧は、大体1〜3歳で現れます。多くの場合、高血圧は高度です。場合によっては、脳卒中につながることもあります。

 

他にも、体重の増加不良や多飲、多尿、筋力の低下などの低カリウム血症によって現れる症状が現れます。

改善方法は、食塩制限、カリウム製剤、抗アルドステロン薬

AME症候群の改善方法は、食塩の制限をすること、カリウム製剤を使うこと、抗アルドステロン薬を使うことです。

 

高血圧のコントロールを行うことが難しい場合は、降圧薬を使って改善を行います。トリアムテレンやアミロライド、ループ利尿薬などが使われることもあります。

AME症候群を発症している場合

AME症候群の発症する頻度は、正確にはわかっていません。AME症候群を発症している場合は、生まれた時から低体重であることもあります。

 

AME症候群を発症している場合は、調べると、低レニン血症、低アルドステロン血症、低K血症、代謝性アルカローシスが見られます。正確に判断するためには、尿中コルチゾールとコーチゾン代謝産物比の増加や遺伝子変異を調べます。

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