公開日:2021年 11月11日
更新日:2021年 12月10日
本日は黄斑ジストロフィーについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
黄斑ジストロフィーは、網膜の中心の黄斑部が障害されることで視力が下がったり視野の異常が起きたりする病気の総称です。
障害はゆっくりと進み、症状は両方の目に現れます。黄斑ジストロフィーの原因は遺伝性のものです。
代表的な黄斑ジストロフィーにはいろいろな病気があります。代表的な病気は、スタルガルト病や錐体杆体ジストロフィー、卵黄状黄斑ジストロフィー、X連鎖性若年網膜分離症、オカルト黄斑ジストロフィーなどです。
症状は病気の種類や人によって個人があります。進むスピードも人によっていろいろですが、一般的には発症する時期が若いほど症状が重く、発症する時期が遅いほど症状は軽いと言われています。
黄斑ジストロフィーの原因は遺伝です。遺伝的な体質によって、黄斑部の機能や構造が障害されることで視力の低下や視野の異常が現れるのです。
卵黄状黄斑ジストロフィーやオカルト黄斑ジストロフィーの遺伝形式は常染色体優性遺伝です。スタルガルト病の遺伝形式は常染色体劣性遺伝です。
黄斑ジストロフィーの中でも、スタルガルト病や卵黄状黄斑ジストロフィー、錐体杆体ジストロフィー、オカルト黄斑ジストロフィーなどは、発症に関係する遺伝子がわかっています。
黄斑ジストロフィーの原因は遺伝ですが、必ず子供に遺伝するというわけではありません。
黄斑ジストロフィーの症状は、視力の低下と中心部の視野の異常です。
黄斑部の障害はゆっくりと進むため、症状はゆっくりと現れます。症状が現れる目は両目です。色覚の異常や羞明などの症状が現れることも多いです。
しかし、黄斑ジストロフィーにはいろいろな病気があり、症状も病気によって違います。また、病気の種類が同じでも症状には個人差があります。
錐体杆体ジストロフィーやスタルガルト病の中でも症状が重い場合、視野の障害が中心部だけではなく、視界の周りまでに及ぶことがあります。
黄斑ジストロフィーの根本的な改善方法はありません。これは、黄斑ジストロフィーの原因が遺伝子の異常であるためです。
遺伝が原因で発症する網膜の病気では、改善方法の研究が進んでいるものもあります。そのため、今後、研究が進むことで改善方法が見つかる可能性が期待できます。
黄斑ジストロフィーの症状はゆっくりと進みますが、症状の進み方には個人差があります。視力が大きく下がることもあれば、中高年になっても読み書きができる程度の視力は保つことができることもあります。
網膜は紫外線に弱い組織です。そのため、長い時間日差しの強いところに出る時はサングラスをしたり帽子を被ったりしましょう。
黄斑ジストロフィーでは視力が下がるため、遮光眼鏡やルーペ、拡大読書器などが必要になることもあります。
自分の視力や視野を定期的に病院で調べ、自分の状態にあった道具を使って日常生活を送ることをお勧めします。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始