公開日:2021年 10月23日
更新日:2022年 4月 7日
本日は鼻茸について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
鼻茸の原因は、頬の下の骨の空洞や目と鼻の間の空洞などの粘膜で炎症が起こることです。
炎症が起こることによって、粘膜が白く膨らみ垂れ下がり、鼻茸が起こるのです。鼻茸ができることが多い人として、慢性鼻炎の人や副鼻腔炎の人が挙げられます。
アレルギーや細菌の感染が関係しているとも言われています。アレルギー物質や細菌などが鼻腔の粘膜を刺激し、炎症細胞が集まることでヒスタミンが分泌され、鼻の粘膜を刺激すると考えられているのです。
鼻の粘膜が刺激されると、粘膜の血管が膨らみ、鼻茸が起こります。
鼻茸の主な症状は、鼻づまりや嗅覚障害、頭痛などです。鼻茸により鼻腔が狭まることで、鼻づまりや嗅覚障害、頭痛などの症状が現れるのです。
そのため、鼻呼吸が減り、口呼吸になったりいびきが大きくなったりする症状も現れます。
鼻茸をそのまま放っておくと、鼻づまりや嗅覚障害が改善しない可能性も高いため、早めに改善を始めることをお勧めします。特に嗅覚障害は長い間放っておくと非常に改善が難しいです。早めに改善を行いましょう。
鼻茸の改善方法は手術です。薬で小さくなることもありますが、根本的に改善するためには手術を行うことが基本です。手術は30分程度で終わることが多いです。
しかし、鼻茸が起きた場合奥に副鼻腔炎があることが原因であることがほとんどです。そのため、鼻茸を手術で取り除いてもすぐに再発することが多いです。その場合は手術と共に副鼻腔炎の改善を行うことが大事です。
鼻茸がある時、強く鼻を強くかむことで鼻の中から組織の塊がでてくるという人もいますが、鼻茸の根元が非常に細い場合のみで非常に稀です。鼻茸が起こったら放っておくのではなく、きちんと病院に行き改善を行いましょう。
内服薬やステロイド点鼻薬などで鼻茸が小さくなることもありますがなくなることはほとんどありません。
しかし、鼻づまりや嗅覚障害などの症状が全くない場合は手術を行わなくても良いこともあります。医師と相談の元改善を進めていくことが大事なのです。
・鼻通
・迎香
・印堂
鼻通は、鼻の色々な症状を和らげる効果があります。そのため、鼻茸によって鼻が詰まったり嗅覚障害が現れたりした時に効果が期待できるツボなのです。
花粉症によって、くしゃみや鼻詰まり、鼻水などの症状が現れている時にも効果的です。鼻通は、名前の通り鼻の通りを良くするツボなのです。
迎香は、鼻の症状に効果的なツボです。鼻詰まりや鼻水などの鼻の症状で臭いを感じられなくなっている時、香りを迎える効果があることから迎香という名前がつけられたとも言われています。
そのため、嗅覚障害には非常に効果的なツボであると言われています。鼻茸によって匂いを感じることができない時に刺激をすることをお勧めします。
鼻づまりに関係して起きる頭痛にも効果的であるため、鼻茸の症状として現れる頭痛の改善にも役立ちます。
印堂は、背骨に沿って走る督脈という重要な経絡につながるツボです。印堂の効果は、自律神経を整えることです。そのため、頭痛などにも効果的です。鼻茸の症状として頭痛が現れている時にも効果が期待できます。
ストレスが多い人にもおすすめのツボで、イライラを感じる時やリラックスしたい時などにも刺激すると良いでしょう。
鼻通は、小鼻の横にあるくぼんでいる場所にあります。
押すときは、静かに押すことをイメージした力加減で押します。刺激が強いと感じる場合は、力加減は弱くして気持ち良いと感じることができるくらいの刺激をしましょう。
迎香は、小鼻の付け根の一番でっぱっている場所にあります。
押すときは、人差し指と中指をツボに対して引っかけるようにして押します。鼻が詰まっているとき、下に向かって押すようなイメージで刺激をすることで、鼻の通りがよくなります。
印堂は、眉間の中央にあるツボです。印堂は、古来からプラスエネルギーの集まる場所とされていた場所です。
押すときは、人差し指や中指の腹を使います。押すときの力加減は、痛気持ち良いと感じるくらいの強さが良いです。
11時から21時
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11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始