適応障害の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 2月 2日

更新日:2022年 2月19

本日は適応障害について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 適応障害とは
  • 適応障害の原因
  • 適応障害の症状
  • 適応障害の改善方法
  • 適応障害のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

適応障害は、特定の状況や出来事が辛く耐えることができなくなる

適応障害は、ストレスが原因で感情や行動の症状が現れ、社会的機能に大きな障害が起こったり社会的生活を送ることが難しくなったりする病気です。

 

適応障害では、特定の状況や出来事が辛く、耐えることができなくなり、今まで送っていた日常生活を送ることが難しくなるのです。

 

原因となることは人によって違い、非常にいろいろな出来事があります。ストレスは人によって感じ方が違うため、どのようなことが原因となるかは非常に個人差が大きいのです。

 

症状も人によって様々です。過剰に心配したり不安になったり、イライラしたりするようになります。行動面でも問題が見られることもあります。

適応障害の原因はストレス

適応障害の原因はストレスです。ストレスは、嫌なことやつらいことだけではありません。ストレスは、外からの刺激に対して緊張した状態のことなのです。

 

そのため、天気や騒音、気温、環境による刺激なども全てストレスになる可能性があります。

 

当然、病気や疲れ、睡眠不足、恐怖や不安、悩みなどもストレスとなる可能性があります。人間関係の悩みや仕事の忙しさ、学校での出来事など日常生活の中にはたくさんのストレスになる可能性があることがあるのです。

 

クラス替えや進学、就職や転職、結婚や出産、引っ越しなどは喜ばしいことですが、環境の大きな変化となるため、ストレスにつながることもあります。

 

適応障害は、このような日常生活にたくさんある環境の変化などで起こるストレスによって起こると考えられています。

抑うつ気分や焦燥感などの症状が現れる人が多い

適応障害の症状は人によって様々です。抑うつ気分や焦燥感などの症状が現れる人が多いです。憂うつな気分になったり、不安感が強くなったりして涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりするのです。

 

何をしても楽しくない、興味がわかない、イライラする、物事を常に悪い方に考える、外に出ることが面倒になる、身なりを整える気力がわかなくなる、緊張感が続くなど人によっていろいろな症状が現れます。

 

場合によっては、アルコールの飲み過ぎや暴食、無断欠席などの行動面の問題も現れることがあります。けんかなどの攻撃的な行動が現れることもあります。

改善方法は、ストレスの原因を取り除くこと

適応障害の改善方法は、ストレスの原因となっていることを取り除くことです。原因が職場にある場合は、休職をして職場から離れるなどが改善につながることがあるのです。

 

ストレスの原因が取り除けない場合は、ストレスのある環境に合わせて行動や意識を変えて適応する力を高めることで改善を行います。その場合、考え方の修正や行動の変化を行い、自分自身で気分をコントールできるようにします。

 

適応障害を改善するためには、原因となっているストレスを見つけ、取り除いたり適応できるようにしたりすることなのです。

心も体の健康と同じように早めに対処することが大事

心も体の健康と同じように早めに対処することが大事です。常に気持ちが沈んだり、イライラしたりするという症状があるときは、そのままにしておかず、病院に相談に行くことで改善する可能性もあります。

 

また、眠れない、食欲がない、疲れやすくなったなどの症状も病院に相談に行くことをお勧めします。

 

きちんと休みをとり、気分転換を心がけることが心の健康に非常に大事です。何か悩みがあったときは、人に相談したり、色々な人と関わってみたりすることも良いでしょう。

適応障害に効果的なツボ

四神総

・百会

中脘

四神総

四神総に刺激をすることで、脳に十分な酸素が送られ、体全体に栄養が届きやすくなります。血流の流れも促進するため、老廃物がきちんと外に出て行き、脳の活性化が期待できるツボです。

 

自律神経を整えてくれる効果もあります。そのため、うつ病や適応障害の改善が期待できるのです。他にも、円形脱毛症、白髪、不眠にも効果的です。

 

記憶力を上げたいときや集中力を高めたいときにも有効です。

百会

百会は、非常に色々な症状に効果を発揮するツボです。頭痛や肩こり、目の疲れなどに効果的です。

 

自律神経の働きを整える作用もあります。そのため、百会を刺激することは、うつ病や適応障害を改善することにもつながるのです。

中脘

中脘は、胃腸の調整をする作用のあるツボです。そのため、ストレスなどによって食べ過ぎたり、食欲がなくなったりしたときに有効です。胃腸が疲れたときにも効果的です。

 

適応障害ではストレスによって食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることもあります。そのようなときに効果を発揮するツボです。

ツボの位置と押し方

四神総

四神総は、頭の中心から親指幅のところにあります。それぞれ前後左右にあるツボです。

 

押すときは、両手の中指を重ねて押します。押すときのポイントは大きくゆっくり呼吸に合わせてツボを押すことです。

百会

百会は、頭頂部にあるツボです。

 

押すとき、場所は厳密ではなくても 百会付近で気持ちが良い場所を刺激することで効果があります。

中脘

中脘は、体の中心にあるツボで、おへそから指4本上に上がったところにあります。

 

押すときは軽く3秒かけて押します。眠れないときは寝る前に5秒ほどかけて押すと効果が期待できます。

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