公開日:2022年 2月 2日
更新日:2026年 9月 8日
本日は適応障害について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
適応障害は、ストレスが原因で感情や行動の症状が現れ、社会的機能に大きな障害が起こったり社会的生活を送ることが難しくなったりする病気です。
適応障害では、特定の状況や出来事が辛く、耐えることができなくなり、今まで送っていた日常生活を送ることが難しくなるのです。
原因となることは人によって違い、非常にいろいろな出来事があります。ストレスは人によって感じ方が違うため、どのようなことが原因となるかは非常に個人差が大きいのです。
症状も人によって様々です。過剰に心配したり不安になったり、イライラしたりするようになります。行動面でも問題が見られることもあります。
適応障害の原因はストレスです。ストレスは、嫌なことやつらいことだけではありません。ストレスは、外からの刺激に対して緊張した状態のことなのです。
そのため、天気や騒音、気温、環境による刺激なども全てストレスになる可能性があります。
当然、病気や疲れ、睡眠不足、恐怖や不安、悩みなどもストレスとなる可能性があります。人間関係の悩みや仕事の忙しさ、学校での出来事など日常生活の中にはたくさんのストレスになる可能性があることがあるのです。
クラス替えや進学、就職や転職、結婚や出産、引っ越しなどは喜ばしいことですが、環境の大きな変化となるため、ストレスにつながることもあります。
適応障害は、このような日常生活にたくさんある環境の変化などで起こるストレスによって起こると考えられています。
適応障害の症状は人によって様々です。抑うつ気分や焦燥感などの症状が現れる人が多いです。憂うつな気分になったり、不安感が強くなったりして、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりするのです。
何をしても楽しくない、興味がわかない、イライラする、物事を常に悪い方に考える、外に出ることが面倒になる、身なりを整える気力がわかなくなる、緊張感が続くなど人によっていろいろな症状が現れます。
場合によっては、アルコールの飲み過ぎや暴食、無断欠席などの行動面の問題も現れることがあります。けんかなどの攻撃的な行動が現れることもあります。
・四神総
・百会
・中脘
四神総に刺激をすることで、脳に十分な酸素が送られ、体全体に栄養が届きやすくなります。血流の流れも促進するため、老廃物がきちんと外に出て行き、脳の活性化が期待できるツボです。
自律神経を整えてくれる効果もあります。そのため、うつ病や適応障害の改善が期待できるのです。他にも、円形脱毛症、白髪、不眠にも効果的です。
記憶力を上げたいときや集中力を高めたいときにも有効です。
百会は、非常に色々な症状に効果を発揮するツボです。頭痛や肩こり、目の疲れなどに効果的です。
自律神経の働きを整える作用もあります。そのため、百会を刺激することは、うつ病や適応障害を改善することにもつながるのです。
中脘は、胃腸の調整をする作用のあるツボです。そのため、ストレスなどによって食べ過ぎたり、食欲がなくなったりしたときに有効です。胃腸が疲れたときにも効果的です。
適応障害ではストレスによって食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることもあります。そのようなときに効果を発揮するツボです。
四神総は、頭の中心から親指幅のところにあります。それぞれ前後左右にあるツボです。
押すときは、両手の中指を重ねて押します。押すときのポイントは大きくゆっくり呼吸に合わせてツボを押すことです。
百会は、頭頂部にあるツボです。
押すとき、場所は厳密ではなくても 百会付近で気持ちが良い場所を刺激することで効果があります。
中脘は、体の中心にあるツボで、おへそから指4本上に上がったところにあります。
押すときは軽く3秒かけて押します。眠れないときは寝る前に5秒ほどかけて押すと効果が期待できます。
・症状
適応障害で気分の落ち込みがある。朝起きた時にしょぼんとしたり何も考えていなくても涙が出たり昔の悪いことを考えてしまう。薬を飲むと楽にはなるが劇的によくなるわけではなくただ淡々とという感じ。1番辛い時を10とすると今日は7くらいで、会社へ行けば元気になり家に帰ると5〜6くらいは必ず来る。
左踵が歩くと痛い。昨年の11月くらいは立ってるだけで痛かったがヒールカップをつけてから楽になった。
肩甲骨の違和感と頭痛もある。頭痛はおでこ上側やこめかみ、耳の奥が痛いこともある。
・症状が起こったきっかけ
去年転職して英語を頑張ったら妻に様子が変と言われ病院に行ったら適応障害だった。改善しかけていたが立場的に怒られることもあってまたひどくなった。散歩とか気晴らしにいくがそれすら辛いため解消する逃げ道がなかなかなく土日は寝てばっかり。
・きっかけ
ショート動画で思いっきりザクザクしている動画を見て試してみたくなった。鍼で精神面も改善すると言っていたので試してみたかった。他の先生はメンタル面に関して言っている人はいなかった。3ヶ月前体に鍼を受けたがあんまり効果が見られなかった。動画を見てこれなら受けてみたいと思った。
・感想
頭が適応障害になると重くなるところが鍼で刺さったのでその辺りが上向くといいと思っている。左踵の鍼が痛かったので効果に期待している。
・先生の印象
動画と変わらず優しく、症状を良くみてくれて施術してくれた。手際が良かった印象。
適応障害は性格の領域もあるが脳の感受性が影響しているという考え方です。脳が興奮して過去の思いや現状やストレスを強く認識して落ち込んでいくケースが多いため、鍼で脳の過敏性を落ち着かせ、辛いことがあってもそんなの気にならない脳にしていきます。
踵への鍼は痛いです。踵の骨についている神経が興奮して痛んでいるため、その神経に鍼をして落ち着かせることで症状も落ち着くのです。ヒールカップは骨に対する負荷を減らして痛みの軽減をはかるものですが、鍼では踵の骨まで鍼を入れ神経の興奮を抑えるのが目的です。
当院では適応障害を性格の問題ではなく感受性の問題と捉えています。同じ負荷を与えられていても適応障害になる人とならない人がいます。それは過敏性が悪いという考え方です。それを薬で落ち着かせているのですが、そこを鍼で狙います。男性ホルモン、肝臓、ホルモン系、リンパ系、筋肉系、関節系全部狙って脳が落ち着ける土台作りを行います。
うつや統合失調症も同じ考え方で施術しています。脳をいかに元に戻せるかです。
病名は先生が決めますが、問題はそうさせないように脳や体をクリアにする必要があるのです。経頭蓋直流電気刺激法といい頭蓋骨に電気刺激を与え頭蓋骨下の大脳皮質にアプローチする手法があり、これを採用して各々の担当領域に鍼を入れて1cmくらい削って大脳皮質を落ち着かせます。体からも脳からも両方からアプローチするのです。
改善までの回数は人によります。当院では、2回で終わった人もいます。