公開日:2022年 8月18日
更新日:2022年 8月26日
本日は舌がんについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
舌がんは、喫煙や飲酒、慢性的な物理的刺激などによって発症するリスクが高くなります。中でも、喫煙は非常に舌がんのリスクが高まる要因で、喫煙が原因となって起こる舌がんは約8割にもなると言われています。
慢性的な物理的刺激には、乱れた歯並びや虫歯、サイズの合わない入れ歯などがあります。口の中が長い期間不衛生な状態になることも舌がんのリスクになります。
舌がんの症状は人によって違います。舌がんの発生する場所は、ほとんどの人が舌の縁です。
舌がんが発生すると、初めはただれたり、口内炎のような病変が現れたりします。症状が進むとしこりを触れるようになり、ただれた部分や口内炎のような病変が盛り上がったりくぼんだ大きな潰瘍になったりします。
そして、痛みを感じたり出血が見られたり、飲食物がしみたりするようになります。すると、舌の動きが悪くなり食べ物や飲み物を飲み込みにくくなったり言葉を発することが難しくなったりします。唾液が飲み込みにくくなることもあります。
大きくなった病変が壊死した場合は、悪臭ガスる様になることもあります。また、舌がんには比較的早い段階で首のリンパ節に転移しやすいという特徴もあります。
舌がんの主な改善方法は、手術や放射線、薬です。がんの進み具合によって手術や放射線、薬による改善方法を組み合わせて、改善に取り組んでいきます。
舌がんを改善するために大事なことは、手術によって病変部分を切除することです。首のリンパ節に転移している場合は、周辺のリンパ節も含めて広く切除を行うこともあります。
がんが発生してから早く手術をした場合、舌を切除する範囲も少ないため、手術を行った後の飲み込みや構音などの機能に対して大きく問題が起こることはありません。
しかし、がんが進んで大きくなってから手術を行う場合は広い範囲で舌を切除することになるため場合によっては新しく太ももやお腹の組織から舌を形成することもあります。
舌がんを改善するために手術を行った時、がんが進んでいる場合は広い範囲にわたって下を切除することもあります。その場合、太ももやお腹の組織から失われた舌の代わり新しい舌を形成する手術を行うこともあります。
手術をした後に状態を調べた時に場合によっては手術をした後にも放射線や薬を使った改善が行われることもあります。
さらに、手術をした後は飲み込みや構音などのリハビリテーションを続けることが大事になります。舌がんが進むと改善には時間がかかるのです。