公開日:2021年 3月23日
更新日:2021年 6月10日
本日はバレリュー症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
バレリュー症候群の原因は、交通事故などで起こるむち打ち動作です。首が損傷することによって、自律神経が直接的に刺激を受けていることによって起こると考えられています。
自律神経が間接的に刺激を受けた場合もバレリュー症候群を発症することがあります。
バレリュー症候群の症状は、主に自律神経の失調症状です。眼、耳、心臓、咽頭部などに現れる異常がバレリュー症候群の症状なのです。
耳に現れる症状には、めまいや耳鳴り、耳づまりなどがあります。眼に現れる症状は、眼のかすみや疲れ、視力の低下などです。眼精疲労が起こることもあります。
咽喉頭部に現れる症状は、声のかすれや喉の違和感、嚥下困難などで、心臓に現れる症状は、心臓部の痛みや脈の乱れ、息苦しさなどです。頭痛や疲労感、だるさやしびれなどもおこります。注意力が散漫することもあります。
バレリュー症候群の改善方法は、むち打ち症の改善を行うことが原則です。しかし、むち打ち症の改善方法と違う点もあります。
それは、星状神経節のブロック注射を行うことです。星状神経節のブロック注射は、バレリュー症候群に効果的であると言われています。
星状神経節のブロック注射は、星状神経節の周りに行う局所麻酔剤を注射することで交感神経節の働きに作用するため、症状の改善に期待できるのです。
バレリュー症候群の改善ではむち打ち症の改善では使わない抗交感神経薬であるαブロッカーを使うことがあるということも、むち打ち症の改善方法と違う点です。
交通事故で起こる1番多い症状は、むち打ち動作による首の痛みです。しかし、むちうち動作で頸部を痛めた場合は、首の痛みと同時に頭痛や肩や腕の痛みが現れることも非常に多いです。
むち打ちで頸部に損傷が起こった場合の頸椎捻挫では、首だけが痛みを感じるのではなく、肩や腕に痛みを感じたり、頭痛が起こったりするものです。
そのため、頭痛があるからと言って、自律神経失調症状が現れたと考えることは判断が早いと思われます。
交通事故にはいろいろなケースがあるため、自律神経失調症状による頭痛が起きることもありますが、頭痛が起こったからバレリュー症候群であるというわけではありません。きちんと病院で判断してもらうことをお勧めいたします。
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