公開日:2019年 12月23日
更新日:2021年 5月 15日
本日は突発性難聴の鍼灸について解説させていただきます。
突発性難聴というのは、文字通り、いきなり耳が聞こえなくなる病気です。
原因となるのは細菌感染やストレスであると仮定されるものの、医師によって意見の分かれる場合が多いです。
ハッキリとした根拠がないため、未だ「原因不明の病気」とされているのが実情。
また、突発性難聴は音を認識できなくなるだけでなく、めまいを併発することもあります。
重度の患者は入院しながら薬の投与を繰り返すこともありますが、回復の目処も明確には定まっていません。
何らかの原因によって突発性難聴が再発した事例もありますが、その場合に有力なのは、やはり聴覚異常やストレスによるもの。
今回は、突発性難聴の再発可能性や入院の必要性を言及した上で、薬で治すことができるのかということについても解説していきます。
突発性難聴は、片方の耳が音を認識できなくなる病気ですが、その進行具合によって症状
に違いがでます。
軽度の場合は、耳の穴をふさがれた感覚・水分を含んだように音がこだまするという傾向があります。
一方、重度であれば、どのような音もまったく認識できないほど聴力が弱ることも…。
加えて、突発性難聴は前触れなく発症することも珍しくありません。
自覚症状の出るその瞬間になって初めて、病気なのだと理解する人も少なくないのです。
音が聞こえづらいという程度の難聴の場合、耳鳴り・めまい・吐き気などの症状が合わさることがあります。
耳の奥の方で雑音が断続的に鳴り、その音域は人によって差があります。
※どちらも聞こえる場合⇒蝉の鳴く「ジジジ」という不快な音が断続的に聞こえる
突然耳が聞こえなくなり、1メートル先で口を動かしている友人の声音も拾えない…。
こうなった時、人はパニック状態に陥ります。
しかし、突発性難聴を発症したと自覚したらすぐに耳鼻科を受診しましょう。
「耳が聞こえない」ということさえ伝えられれば、あとは医師や看護師が適切な診察へと誘導してくれます。
決して放置したまま、普段通りの生活に戻ってはいけません。
できることなら発症から2週間以内には診察を済ませておくべきです。
原因特定の難しい突発性難聴は、非常に繊細な病気です。
日常生活の中で、知らず知らずのうちにストレスを多く抱えていたのかもしれません。
あるいは、鼓膜の一部が細菌感染し、聴力を奪われることになった可能性もあります。
再発可能性を加味した上で、できるだけ設備の整った医療機関への入院をおすすめします。
ステロイドとは、抗炎症作用の強い薬。
アトピー性皮膚炎の症状を緩和するためにも用いられています。
まずは突発性難聴の原因を細菌感染だと仮定し、点滴で全身または鼓膜に使って様子をみます。
ステロイドを投与しても難聴の症状が改善しない場合は、PGE1療法に切り替えます。
耳が聞こえない原因が「細菌感染」ではなく一種の循環器障害だと仮説立てた際に、数名の医師がリポPGE1の有用性について統計をもとに効力の程を明らかにしています。
ただ、ここでも効果のあった患者とそうでない人に分かれました。
突発性難聴を改善するための方法はあるものの、万能というわけではありません。
真の回復を見込むためには、細菌感染・循環器障害以外にも、ストレスからの解放にも着目すべきといえます。
人によって難聴の発症原因が違う可能性があるのも、「置かれている環境下から生じるストレスの質に差があるから」と過程できるのでしょう。
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