オクシピタル・ホーン症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年  9月10日

更新日:2021年 10月23日

本日はオクシピタル・ホーン症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • オクシピタル・ホーン症候群とは
  • オクシピタル・ホーン症候群の原因
  • オクシピタル・ホーン症候群の症状
  • オクシピタル・ホーン症候群の改善方法
  • オクシピタル・ホーン症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

オクシピタル・ホーン症候群は皮膚や血管などの組織に異常が現れる

オクシピタル・ホーン症候群は、銅の量が不足して皮膚や血管などの組織に異常が現れる病気です。銅は体の中に非常に少量存在している元素です。

 

頭のレントゲンで後頭部の下の方に小さな角のような骨が現れることから、オクシピタルは後頭骨のという意味があり、ホーンは角という意味があるため、オクシピタル・ホーン症候群という名前で呼ばれています。

 

クシピタル・ホーン症候群では、皮膚を引っ張ったとき伸びやすい、血管が蛇行する、筋力の低下、膀胱に憩室という病気を発症し繰り返し感染するなどの症状が現れます。

オクシピタル・ホーン症候群の原因は、遺伝子の異常

オクシピタル・ホーン症候群の原因は、遺伝子の異常です。ATP7A遺伝子という遺伝子が異常を起こすことによって、銅に関係する酵素の働きが悪くなり、いろいろな症状を引き起こすのです。

 

X染色体劣性遺伝という遺伝性を持つ病気で、発症するほとんどの人は男性です。女性に発症するケースは非常に珍しいケースです。

症状は、皮膚を引っ張った時伸びやすいことや筋力の低下など

オクシピタル・ホーン症候群の症状は、皮膚を引っ張った時伸びやすいことや血管が蛇行すること、筋力の低下、膀胱に憩室という病気を発症することなどです。膀胱に発症する憩室は発症すると何度も尿路感染を繰り返します。

 

他にも、慢性の下痢、鼠径ヘルニア、体幹の変形、肘や膝の変形、扁平足などが現れることもあります。さらに、場合によっては軽い知的障害が起きることもあります。

 

何度も尿路感染症を送り返したり、関節の障害が起こったり、筋力が低下したりすることで日常生活を送る上で介護が必要になることもあります。どのくらいの介護か必要であるのかということについては人によって様々です。

オクシピタル・ホーン症候群の改善方法は今のところない

オクシピタル・ホーン症候群の改善方法は今のところありません。現れる症状に対して改善を行います。

 

憩室を発症し尿路感染を繰り返したり側弯などの関節が変形したりすることなどに対して、薬や装具などで改善を行うのです。

オクシピタル・ホーン症候群で気をつけること

オクシピタル・ホーン症候群は、憩室を発症し何度も尿路感染を繰り返す症状があります。そのため、憩室を発症したことがわかったら尿路感染を悪化させないようにできるだけ早く対処をすることが大切です。

 

また、関節変形と筋力低下の症状によって、日常生活で転倒しやすくなることもあります。そのため、不安定な場所を避けるなど転倒には注意が必要です。

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