かぶれの鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 7月23日

更新日:2022年 2月12日

本日はかぶれについて解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • かぶれとは
  • かぶれの原因
  • かぶれの症状
  • かぶれの改善方法
  • かぶれの予防
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

かぶれは何かの物質が皮膚に触れることが原因で起こる皮膚炎

かぶれは何かの物質が皮膚に触れることが原因で起こる皮膚炎のことです。

かぶれが起こると、原因となる物質に触れた部分の皮膚がかゆくなったり赤くなったり水ぶくれができたりします。

 

原因となる物質は色々あります。普段に見つける衣類、化粧品やアクセサリーなどの金属、身の回りにある植物や化学物質など非常に様々です。

かぶれは大きく分けて2種類

かぶれは大きく分けて2種類あります。刺激性接触皮膚炎と、アレルギー反応によって起こるアレルギー性接触皮膚炎です。

 

刺激性接触皮膚炎の主な原因は、灯油などの化学物質です。原因となる化学物質に何度も触れることで少しずつ症状が起こることもあります。

 

そのため、買ってすぐは問題なく使っていた石鹸やシャンプーでも毎日使っている間にかぶれを起こすこともあるのです。

 

アレルギー性接触皮膚炎の原因は、身の回りにある色々なものです。例えば、化粧品や香水、合成洗剤、アクセサリーなどの金属です。植物や動物が原因となることもあります。

 

さらに物質と紫外線が合わさることが原因となることもあります。この場合を光接触皮膚炎と言い、何かの物質と日光が合わさったときにかぶれが起こります。

かぶれは、特定の物質に触れることで引き起こされる皮膚炎の一種です。かぶれは非常に一般的な皮膚トラブルであり、さまざまな原因が考えられます。以下では、かぶれの原因について詳しく説明します。

 

アレルギー反応:

かぶれの最も一般的な原因はアレルギー反応です。特定の物質に対して、免疫システムが過剰反応を起こし、皮膚に炎症を引き起こすことがあります。代表的なアレルギー物質としては、ニッケル、金属、ラテックス、化粧品の成分、薬剤、植物の成分(ウルシ科植物など)などがあります。

 

化学物質:

化学物質は、かぶれを引き起こす主要な要因の1つです。洗剤、洗浄剤、漂白剤、清掃用品など、日常的に接触する化学物質によってかぶれが発生することがあります。これらの物質には刺激性があり、皮膚のバリア機能を傷つける可能性があります。

 

植物の接触:

一部の植物には皮膚に刺激を与える成分が含まれており、触れることでかぶれが起こることがあります。代表的な植物としては、ウルシ科植物(ポイズンアイビー、ポイズンオーク、ポイズンサマックなど)があります。これらの植物に触れると、皮膚にかぶれやかゆみが現れることがあります。

 

金属アレルギー:

金属アレルギーもかぶれの原因として考えられます。特に、ジュエリーや時計などの装飾品に使用されるニッケルやクロムに対してアレルギー反応を示す人がいます。また、歯の治療で使用されるアマルガムに対するアレルギー反応も起こることがあります。

 

薬剤:

一部の薬剤によってもかぶれが引き起こされることがあります。特に、外用薬や化粧品に含まれる成分に対してアレルギー反応を示すことがあります。また、内服薬による副作用としてもかぶれが現れる場合があります。

 

熱や摩擦:

高温や摩擦によっても皮膚が刺激され、かぶれが発生することがあります。例えば、湯船やシャワーの熱湯、長時間の手洗い、こすりすぎなどが原因となります。

 

紫外線:

紫外線は皮膚に刺激を与えるため、日焼けによるかぶれが発生することがあります。特に肌が敏感な人や長時間の紫外線にさらされた場合に起こりやすいです。

 

ウイルスや細菌感染:

皮膚にウイルスや細菌が感染することによってもかぶれが引き起こされることがあります。感染によって皮膚が炎症を起こし、かぶれやかゆみが生じることがあります。例として、水疱瘡やヘルペスウイルス、カンジダ菌感染などが挙げられます。

 

ストレス:

ストレスは免疫システムに影響を与えるため、かぶれを引き起こす要因となることがあります。特に、ストレスによって免疫力が低下し、皮膚のバリア機能が弱まることで、かぶれが発生することがあります。

 

過敏症反応:

一部の人は、特定の物質に対して過剰な反応を示す過敏症反応を持っていることがあります。これによって、通常は問題ない成分に対してもかぶれを引き起こすことがあります。

 

光過敏症:

一部の人は、紫外線や特定の光に過敏な反応を示す光過敏症を持っていることがあります。これによって、光にさらされることでかぶれが発生することがあります。

 

免疫不全:

免疫不全状態の人は、通常は問題のない物質に対してもアレルギー反応を示すことがあります。免疫不全によって、かぶれが頻繁に発生することがあります。

 

以上がかぶれの一般的な原因ですが、個人差や症状によっては複数の要因が組み合わさることもあります。

原因となる物質が触れた場所にかゆみや赤み、水ぶくれが現れる

かぶれの症状は、かゆみや赤み、ただれや水ぶくれが現れることです。このような症状は、原因となる物質が触れた皮膚の部分に現れます。

 

長い期間かぶれが起こっている状態が続くと、皮膚の表面がかさかさしたり色素沈着したりすることもあります。

かぶれは、特定の物質に接触した際に皮膚に炎症が起こる皮膚トラブルの一つです。かぶれは非常に一般的であり、さまざまな物質に対してアレルギー反応が引き起こされることがあります。このブログでは、かぶれの症状について詳しく解説します。

 

【かぶれの症状】

 

かぶれの症状は、接触した物質やアレルギーの重症度によって異なりますが、一般的に以下のような症状が現れることがあります。

 

赤み: かぶれによって皮膚が炎症を起こすため、接触部分が赤くなります。赤みは、軽度のかぶれから重度のかぶれまで幅広く見られる症状です。

 

かゆみ: かぶれによってかゆみを伴うことがよくあります。かゆみは、物質による刺激や炎症によって引き起こされるもので、掻いてしまうことで更なる症状が悪化することもあります。

 

腫れ: かぶれによって皮膚が腫れることがあります。軽度の腫れから、患部全体が膨れ上がるほどの強い腫れまで、程度は様々です。

 

水ぶくれ: 重度のかぶれの場合、水ぶくれができることがあります。これは、皮膚の深層部の炎症によって水が溜まる結果として生じるもので、特にかぶれの強いアレルギー反応によって現れることがあります。

 

かさぶたやひび割れ: かぶれが慢性化すると、かぶれた部分がかさぶたを形成することがあります。また、乾燥による皮膚のひび割れも見られることがあります。

 

疼痛: かぶれによる皮膚の炎症によって、接触した部分が痛むことがあります。かゆみを伴わないかぶれでも、炎症による疼痛が現れることがあります。

 

かぶれの症状は、発症するまでの時間によっても異なります。アレルギー性接触皮膚炎は、初めて接触した物質に対して症状が現れるまでに数日から数週間かかることがあります。これをセンシティゼーションと呼びます。センシティゼーションが進行すると、次回の接触で急激に症状が悪化することがあります。

 

かぶれの重症度は個人差があります。一部の人は軽度のかぶれしか起こさない一方で、他の人は強いアレルギー反応を示すことがあります。また、かぶれの部位や症状の範囲も様々で、顔や手など露出の多い部分がかぶれやすい傾向にあります。

かぶれを改善するためには、原因と考えられる物質と触れない

かぶれを改善するためには、原因と考えられる物質と触れないようにすることが1番大切です。

 

さらに、かぶれが起こったとき、かかないことも非常に大切です。かいてしまうと悪化してかゆみが広がり改善が遅くなるためです。

 

かぶれはステロイド外用薬を使って炎症を抑えます。かゆみを抑えるためには抗ヒスタミン薬を使います。

 

市販薬で改善がみられなかったり症状がなかなか改善しない場合には皮膚科に行くことをお勧めします。

かぶれの改善法は、かぶれの原因となる物質を避けることが最も重要なステップです。しかし、かぶれを引き起こす物質は多岐にわたり、完全に避けることが難しい場合もあります。そのため、かぶれの症状を和らげるための改善法が必要となります。

 

冷却:

かぶれが発生した場合、まずは冷水や冷湿布を使用して、かぶれた部分を冷やすことが重要です。冷却することで、炎症が抑えられ、かゆみや赤みの緩和に効果があります。ただし、氷を直接皮膚に触れさせないように注意してください。

 

抗ヒスタミン薬:

かゆみを和らげるために、抗ヒスタミン薬を使用することがあります。抗ヒスタミン薬は、かゆみを抑える効果があり、かぶれによる不快感を軽減するのに役立ちます。市販の抗ヒスタミン薬を適切に使用するか、医師から処方を受けることが重要です。

 

トピカルステロイド軟膏:

炎症を抑えるために、トピカルステロイド軟膏が処方されることがあります。トピカルステロイド軟膏は、炎症を抑える作用があり、かぶれの赤みやかゆみを和らげることに役立ちます。しかし、長期間の使用や強いステロイドの使用は避ける必要があります。

 

抗炎症薬:

トピカルステロイドに抵抗性のあるかぶれの場合、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が処方されることがあります。NSAIDsは炎症を抑える作用があり、かぶれの症状の緩和に効果的です。

 

保湿剤の使用:

かぶれた皮膚は乾燥しやすく、乾燥はかぶれの症状を悪化させる要因となります。そのため、保湿剤をこまめに塗布することが重要です。保湿剤は、皮膚の水分を保持し、皮膚バリアを強化する役割を果たします。

 

湿潤包帯:

かぶれがひどい場合、湿潤包帯を使用することがあります。湿潤包帯は、かぶれた部分に保湿剤を含ませた包帯を貼ることで、保湿効果を高める方法です。

 

避けるべき物質の特定:

かぶれの原因となる物質を特定し、避けることが治療の基本です。アレルギー性接触皮膚炎の場合、特定の金属、化学物質、植物などがかぶれの原因となることがあります。医師や専門家の協力を得て、かぶれの原因を特定し、それらの物質を避けることが大切です。

 

皮膚の保護:

かぶれを引き起こす物質との接触を避けるために、適切な手袋や保護具の使用が重要です。特に化学物質によるかぶれを防ぐためには、適切な防護手袋を使用することが必要です。

 

ストレス管理:

ストレスは免疫システムに影響を与えるため、かぶれの症状を悪化させる要因となることがあります。ストレス管理やリラックス法を取り入れることで、かぶれの症状の改善に寄与することがあります。

 

医師のフォローアップ:

かぶれが慢性化する場合や自己処理が難しい場合には、皮膚科専門医のフォローアップが必要です。専門家の診断と指導を受けながら、適切な改善を進めることが重要です。

 

かぶれの改善方法は個人によって異なり、かぶれの原因や症状に応じてカスタマイズされることが多いです。

かぶれの予防には原因を特定することと避けることが大事

かぶれは改善にも予防にも原因となる物質を特定する必要があります。原因となる物質がわかった場合は触れないことが1番大切です。

 

かぶれが起こったとき何を触ったか、繰り返し触るとかぶれが起きている可能性がある、などのことを思い出してみると良いでしょう。はっきりとした原因がわからない場合は、かぶれの可能性があるものをできるだけ避けることをお勧めします。

 

肌を清潔に保つこともかぶれの予防には大切です。汗をかいたときはきちんと治るで拭いたりシャワーを浴びたりしてできるだけ清潔な状態を保ちましょう。

かぶれに効果的なツボ

肩髃

血海

太淵

肩髃

肩髃の髃は肩の骨のことです。そのため、肩髃は五十肩や関節炎やリウマチなどの肩関節の問題に対して使われることが多いです。

 

肩髃は皮膚のトラブルにも効果を発揮します。中でも、皮膚の表面のトラブルに効果的で、かぶれや湿疹やじんましん、汗疹などを改善する際に有効です。

血海

血海の血は血液や血流を意味しており、血海の海は大量に集まる場所を意味しています。血海は、血が大量に集まるツボなのです。

 

血海は血が大量に集まるツボであるため、刺激することで血流を改善してくれます。血流の改善は、かぶれや湿疹に効果的です。さらに現れている皮膚の痒みにも効果を発揮します。 

 

さらに、ホルモンバランスを整えてくれるため、女性特有の症状にも有効です。

太淵

太淵は、たんや喉の痛み、鼻づまり、鼻水などの喉や鼻に現れる症状の改善に使われることの多いツボです。ただし、それだけではなく、血液循環に異常がある時にも効果を発揮します。そのため、高血圧症などの改善にも有効です。

 

太淵を刺激してすぐに皮膚のトラブルが解決するわけではありませんが、血液循環を正しい状態に戻す作用があるため、皮膚のトラブルの改善を助けになることが期待できます。

ツボの位置と押し方

肩髃

肩髃は、腕を真横にあげたとき、肩関節の太い筋肉をはさんでできる肩の前側のくぼみにあります。

 

押すときは、上腕をつかむようにして親指の腹で押します。

血海

血海は、膝の内側の上にあるツボです。膝の頭の内上角から横に指3本分上がったところの大腿四頭筋の内縁にあります。

 

押すときは、椅子に座り30回程度押します。両足のツボを同時に押して揉みましょう。

太淵

太淵は、手のひらを上に向けて、手首にできる横のシワの一番親指に近い側にある動脈の拍動が感じられるところにあります。

 

押すときは、ゆっくりと呼吸をしながら5秒ほどかけて押します。

かぶれの改善例

Aは、普段は健康でアレルギーの既往歴もない35歳の女性です。最近、新しい洗濯洗剤を使用したところ、手にかぶれが現れました。かぶれは赤みとかゆみがあり、指先が腫れている状態です。また、洗濯洗剤の成分をチェックしたところ、ニッケルが含まれていることが分かりました。Aは洗濯洗剤の使用を止めたが、症状が改善せずに悪化しているため、皮膚科専門医を受診しました。

 

皮膚科専門医はAの症状を詳しく聞き取り、皮膚を観察しました。Aの手のひらや指先には、赤みと腫れが見られ、かゆみが強い様子でした。専門医はかぶれの原因として、新しい洗濯洗剤に含まれるニッケルに対するアレルギー反応を疑いました。また、かぶれの症状が慢性化していることから、皮膚のバリア機能が弱まっている可能性も考慮しました。

 

改善計画として、専門医は以下のようなアプローチを提案しました。

 

物質の避け方: まずはかぶれの原因となる洗濯洗剤を避けるように指導しました。代わりに、肌にやさしい無香料の洗濯洗剤を選ぶことを勧めました。また、家事を行う際には手袋を使用することをアドバイスしました。

 

保湿: かぶれた皮膚は乾燥しやすく、乾燥は症状を悪化させる要因となります。専門医は、保湿剤の適切な使用方法を指導しました。特に、かぶれた部分を清潔にしてから保湿剤を塗布することを強調しました。

 

トピカルステロイド軟膏: かぶれの炎症を抑えるために、専門医は軽度のトピカルステロイド軟膏を処方しました。患者Aには、軟膏をかぶれた部分に薄く塗布するように指示し、長期的に使用しないように注意しました。

 

抗ヒスタミン薬: かぶれによるかゆみの緩和のために、市販の抗ヒスタミン薬の使用を勧めました。患者Aには、症状がひどい時に使用するようアドバイスしました。

 

フォローアップ: 専門医はAに、1週間後に再日病院で症状の経過を確認するように指示しました。また、症状が改善しない場合や悪化した場合は、すぐに病院に来るように促しました。

 

1週間後のフォローアップでは、Aの症状が軽減していることが確認されました。赤みと腫れが減少し、かゆみも和らいでいるとの報告がありました。専門医は、引き続き上記の治療を続けることをアドバイスしました。また、今後新たな洗濯洗剤などに触れる際には注意するよう忠告しました。

 

Aは改善に真摯に取り組み、かぶれの症状が改善していきました。継続的なフォローアップや皮膚ケアの実践によって、かぶれの再発を防ぐことができました。

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