公開日:2023年 3月13日
更新日:2023年 3月14日
本日は異所性妊娠について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
異所性妊娠のリスクとなることには、年齢や妊娠歴、骨盤内の炎症性の病気の既往、腹部手術の経験、異所性妊娠の既往、子宮内避妊具の使用、子宮内膜症の発症、不妊に関わる処置などが考えられています。
異所性妊娠の中でほとんどを占めている卵管妊娠の原因は、何かの原因によって受精卵が子宮内膜まで正しい状態で運ばれないことであるとされています。
炎症や癒着があったり奇形の場合などによって、欄干の通過性に障害が起きている場合に、受精卵が卵管を通ることができず、卵管の中で着床してしまうことがあるのです。
異所性妊娠の主な症状は無月経、性器出血、下腹部の痛みなどです。
受精卵の成長が進み卵管破裂を起こすと、ショック状態になることもあります。現れることのある症状には、強い下腹部の痛みや腹腔内出血貧血、低血圧、頻脈、顔面蒼白、発汗、悪心、嘔吐、意識障害などが挙げられます。
異所性妊娠の改善方法は、薬と手術です。薬で改善を行うのか手術で改善を行うのかということについては、異所性妊娠の部位や症状、妊娠週数などによって違います。
多くの場合は手術を行います。卵管妊娠の場合は、付属器切除術、卵管切除術、卵管切開、胎嚢除去術などの方法で手術を行います。
どのような手術を行うかということについては、妊娠する力を温存させるかなどの希望や年齢なども考えて選びます。
薬を使って異所性妊娠を改善する場合は、メトトレキサートと呼ばれる薬を使います。
メトトレキサートを使って行う改善方法は、異所性妊娠に対して外国では広く行われている改善方法ですが、日本では異所性妊娠に対する適応がないため薬での改善は一部の状況でしか行われていません。