公開日:2021年 12月 1日
更新日:2021年 12月 2日
本日はIgG4関連疾患について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
IgG4関連疾患は、膵臓や唾液腺、涙腺や腎臓などの全身のいろいろな臓器が腫れたり、硬くなったりする原因不明の病気です。
悪性腫瘍と間違われることも多いですが、IgG4関連疾患の場合は血液の中のIgG4が高いことやIgG4分泌細胞の著しい浸潤や強い線維化があります。
臓器が腫れたり硬くなったりする部位は1つだけではないことも多いです。いくつかの臓器に同時に症状が現れたり、初めは1つでも数ヶ月後や数年後に別の臓器に症状が現れたりすることもあります。
比較的高齢の男性に発症することが多いと言われていますが、男性でも女性でも発症することがあります。
IgG4関連疾患の原因は明らかになっていません。今のところ何かの免疫異常が発症に関係していると考えられています。
家族の中で発症している例はほとんどないため、遺伝する病気ではないとされています。
IgG4関連疾患の症状は、腫れたり硬くなったりする臓器によって様々です。症状が現れる臓器は1つでないことも多いため、様々な症状が現れることもあります。
肺の場合は喘息症状が現れます。涙腺や唾液腺の場合眼瞼や下顎部や耳下部の腫れ、胆管や膵臓の場合は黄疸や糖尿病が現れます。腎臓や後腹膜の場合は腎機能障害や尿管狭窄 が現れます。
同時に違う臓器に症状が起こることもあれば、初めは症状が1つだけでも数ヶ月後や数年後に他の症状が現れることもあります。
IgG4関連疾患の改善方法はステロイドです。しかし、ステロイドは色々な副作用があります。そのため、ステロイドを使えない場合やあまり効果が見られない場合は、免疫抑制薬を使って改善を行うこともあります。
非常に珍しいことではありますが、自然と腫れが小さくなることもあります。そのような場合、改善は急がなくても良いです。
IgG4関連疾患は、ステロイドで改善を行い良くなってもステロイドをやめると症状が再び起こることもあります。そのため、自己判断でやめずに医師と相談することが大事です。
日常生活の中では、アルコールの飲み過ぎや喫煙は避けることをお勧めします。さらに、ストレス解消をしたりきちんと睡眠時間をとったりして規則正しい生活を心がけましょう。
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