公開日:2021年 6月11日
更新日:2021年 7月21日
本日は黄斑円孔について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
黄斑円孔の原因は、硝子体が網膜上に残ることです。
硝子体はコラーゲンと大量の水分を含むヒアルロン酸からできています。しかし、歳をとるとヒアルロン酸の水分を含む力が弱くなっていきます。
そのため、歳をとると硝子体は段々と水になって縮んでいくのです。そして、網膜から剥がれます。剥がれる時、硝子体は網膜上に薄皮のように残ることがあります。この薄皮が網膜を引っ張って黄斑上に穴を作り、黄斑円孔が起きるのです。
黄斑円孔の症状は、見たい部分の像が欠けてしまうことです。スマホを見たり、人の顔を見るとき、見ようと思う部分が欠けてしまうのです。
これは、黄斑の中心は視力を司っている部分で1番よくものが見える場所であるためです。
黄斑円孔の初期段階では、真っ直ぐな線が歪んで見えることがあります。この症状を変視症と言います。
黄斑円孔の改善方法は手術です。開いた穴を閉じるために硝子体手術という手術を行うことで改善することができます。
自然に穴が閉じることもありますが、非常に稀なケースです。自然に穴が閉じた場合、以前のように戻ることもありますが、黄斑の形が変形し中心が薄くなることもあります。
中心が薄い状態になると、改善しても見えにくい状態が残ることも多いです。自然に穴が閉じるまで待っても閉じない可能性も大きく、閉じたとしてもデメリットが大きいため、早めに手術を行なった方が良いでしょう。
黄斑円孔の手術をした後、穴が閉じると真ん中の見えない部分が小さくなります。視力は少しずつ改善していきます。
見えない部分がどこまで小さくなるのかには個人差があります。
そのため、手術をしたから約1~3週間で視力が1.0まで回復することもあれば、約1年かけてゆっくり改善することもあります。時間がかかっても0.7くらいまでしか視力が回復しないこともあります。
視力の回復度合いの差は、主に黄斑の中心部分の光を感じる視細胞が、残っている度合いによって変わります。
11時から21時
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