公開日:2022年 3月 3日
更新日:2022年 3月10日
本日は全般性不安障害について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
全般性不安障害の原因は今のところはっきりと明らかになっていません。原因に関係していると考えられていることは、性格や遺伝、ストレスや自律神経の障害などです。
特に性格が神経質の場合、原因になる可能性があると考えられています。
パニック障害や社交不安障害の場合はっきりとした苦手な状況がありますが、全般性不安障害の場合非常に幅広い状況で不安を感じます。日常生活の中で起きること全てが不安に感じる対象になります。
そのため、周りの人も、心配性な人や少し神経質な人と思ってしまうだけのことが多いです。
全般性不安障害では、精神的にも身体的にも症状が現れます。色々な症状は、過剰な不安や心配が尽きず、コントロールすることができなくなることで起こります。
身体的に現れる症状には、頭痛や頭の圧迫感や緊張感、めまい、悪寒や熱感、手足の冷え、便秘や頻尿などがあります。
精神的に現れる症状には、注意力が散漫になる、記憶力が悪くなる、疲れやすい、根気がない、イライラする、怒りっぽくなる、悲観的になる、人に会いたくなくなる、寝つきが悪いなどがあります。
全般性不安障害の改善方法は、薬とカウンセリングです。過剰な心配が尽きない時には、カウンセリングだけで改善することは難しいため、薬を使って気持ちを落ちつかせることも必要になるのです。
身体的な緊張や不眠が続く場合は、抗不安薬のベンゾジアゼピンを使います。持続的に続く不安や心配には、SSRIを使うことが多いです。
薬を使って、心と体の症状をやわらげていき、症状が楽になると、不安な気持ちを受け止めることができるようになります。不安を受け止めることができるようになり症状が軽くなると、カウンセリングなどで改善を行います。
カウンセリングでは、出来事に対する認知を修正していくことを行います。改善に向けて目標を設定し、目標に向かって取り組むことを繰り返し、よりよい行動習慣ができるようになることで改善が期待できます。
全般性不安障害はあまり知られていない病気です。全ての出来事に対して不安になったり心配になったりすることから周りも自分も心配性であるというように考え、病気であると気が付かないことも多いです。
さらに、病院に行っても、自律神経失調症や更年期障害という判断をされることもあります。
全般性不安障害を発症すると、うつ病やパニック障害、社会不安障害などの病気につながることも多いです。そのため、気になることがあるときは病院に相談に行くことをお勧めします。
・合谷
・三陰交
・神門
合谷は、万能のツボと言われています。幅広く、色々な不調に有効とされているツボなのです。
精神的には、イライラしたとき、気分が落ち込んだときや集中力が続かないときなどの刺激することがお勧めです。身体的には、目の疲れや頭痛、鼻づまりなどの症状があるときにお勧めのツボです。
三陰交は、体全体の緊張を緩めて気持ちを楽にする作用があります。そのため、全般性不安障害で過剰な不安や心配を感じている時に刺激をすることで気持ちが軽くなる効果が期待できます。
三陰交は他にも、女性特有のトラブルにも効果的です。
神門は、自律神経を整え、気持ちを安定させる作用があります。そのため、不安を感じた時や落ち込んだ時に精神状態を安定させる効果があるのです。
全般性不安障害によって過剰な不安が尽きない時、刺激をすることで気持ちが安定する効果が期待できます。眠れない、眠ってもすぐに起きてしまうなどの症状がある時にもお勧めです。
合谷は、親指と人差し指の骨が交わっている場所の少し人差し指に寄ったところにあります。
押すときの力加減は痛気持ち良いくらいがお勧めです。不調なときは痛いこともあるかもしれませんが、ゆっくり圧を加えていきましょう。
三陰交の場所は、足の内くるぶしから指4本分上に上がったところです。骨のの際にあります。
押すときは、息を吐きながらゆっくり押していきましょう。押すときの力加減は、強すぎない程度で控えめな力加減がお勧めです。
神門の場所は、手首の小指側のしわの下です。
押すときの力加減は、軽く圧迫するくらいの力加減がお勧めです。親指を使ってゆっくり圧を加えましょう。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始