公開日:2021年 6月 2日
更新日:2022年 2月17日
本日は仮性唾液過多症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
仮性唾液過多症の原因は嚥下障害と精神的な要因です。
嚥下障害が起きていることによって、唾液を飲み込むことができなくなり、唾液が多いと勘違いしてしまうのです。
精神的な要因では、生活リズムが乱れることなどによってストレスを感じることが仮性唾液過多症につながります。
仮性唾液過多症の症状は、唾液が多いと感じることです。実際に唾液の分泌が増えているわけではないにも関わらず、唾液の量が多いと感じてしまい、日常生活を送る上でも影響が出ます。
唾液の量が多いと感じてしまうことによってストレスも増えます。
仮性唾液過多症の改善方法は、栄養バランスを考えた食事をすることです。医師の指導のもとで摂取する栄養を見直します。漢方薬を使うこともありますが漢方薬で改善を行っても、効果がある人とない人がいることがわかっています。
栄養バランスを考えた食事を行うことで、若い人の場合は3ヶ月で40%〜60%改善という人が多いということがわかっています。高齢者の場合は普段から薬をあまり飲んでいない人の方が効果が早いということがわかっています。
薬の量が多かったり服用していた期間が長かったりする場合は、改善のスピードはゆっくりであることが多いですが、少しずつでも改善することがほとんどです。
仮性唾液過多症では、脱水症状に注意が必要です。仮性唾液過多症では、口の中が唾液で一杯になっていることでも、喉が渇いたと感じることが少なくなりますが、 人の体が1日に必要とする水分の摂取量は変わりません。
そのため、仮性唾液過多症では意識をしなければ水分を補給しないことが増え、脱水症状につながりやすいのです。きちんと水分を摂ることを意識をして生活をしましょう。
・太渓
・足三里
・湧泉
太渓に刺激をすることで、飲み込みの機能が改善することが期待できます。仮性唾液過多症は嚥下障害が原因で起こることも多いため、飲み込んだ時の飲食物の移動がスムーズになることで改善につなげるのです。
他にも血行促進や冷え性の改善、生理痛などにも効果的です。
足三里に対する刺激も飲み込みの機能の改善が期待できます。そのため、太渓と一緒に刺激をすることで、嚥下障害によって起こる仮性唾液過多症の改善につながります。
足三里は非常に様々なことに対して効果を発揮するツボで、他にも腹痛や下痢、嘔吐、足のしびれ、歯痛、歯槽膿漏などにも効果的です。
湧泉はストレスが溜まっているときに効果的なツボです。精神的なことが原因で仮性唾液過多症が起きている場合、湧泉を刺激をすることでストレスの解消が期待できます。
眠れない時や疲れている時などにも効果的です。
太渓は、アキレス腱と内くるぶしの間にあるツボです。
押すときは、片方ずつ親指を重ねて押します。約7秒ほどしっかりとツボを押しましょう。
足三里は膝の少し下にあり、向う脛より少し外側にあるツボです。
押すときは、椅子に座って押すと押しやすいです。親指を使って押しましょう。
湧泉は、足の指を曲げた時、足にできるくぼみにあるツボです。
押すときは、親指でゆっくりと押します。力加減は少し強めがお勧めです。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始