公開日:2021年 8月11日
更新日:2021年 9月 3日
本日アッシャー症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
アッシャー症候群の原因は先天的な遺伝子の異常です。現在、アッシャー症候群を発症することのある遺伝子の異常として10個のものが明らかになっています。
アッシャー症候群に関係のある遺伝子は、聴覚、平衡感覚、視力に関係するタンパク質の産生に大きく関係しています。
アッシャー症候群は常染色体劣性遺伝と遺伝といわれる遺伝子の形式によって起こります。常染色体劣性遺伝は、両親がアッシャー症候群を発症することはありませんが、遺伝子異常を持っている状態です。
異常な遺伝子が親から子供に遺伝すると、子供がアッシャー症候群を発症することがあるため、兄弟が同じ病気を持っている可能性はあります。
アッシャー症候群の主な症状は、難聴と平衡感覚に異常がある前庭障害、視力障害です。症状は遺伝子の異常の違いによって発症時期と症状の度合いが違い、3つのタイプに分けられています。
タイプ1は生まれた時から重い難聴があります。目の症状は10歳前後から現れ始めます。前庭機能の障害もあります。
タイプ2は生まれた時から高い音になるにつれて程度が重くなる高音障害型難聴が現れます。目の症状は思春期より後に起こることが多く、前庭機能には異常がないことが多いです。
タイプ3はアッシャー症候群の中で比較的珍しいタイプです。症状の特徴は進行性の難聴があることです。目の症状と前庭障害については人によって様々です。
今のところアッシャー症候群の難聴そのもの根本的な問題を改善する方法はありません。難聴の度合いに合わせて補聴器や人工内耳を使い、生活に支障がないようにすることが一般的です。
視力障害には遮光眼鏡を使ったりビタミンAや循環改善薬を使ったりして対処します。低視力の人に向けた補助器具を使うこともあります。
アッシャー症候群の難聴の症状や視力障害の症状は生まれた時からであることもありますが、社会生活を送る上で段々と困難を感じることが増えます。そのため、早い段階で対処を行うことが大切です。
タイプ1のアッシャー症候群では生まれた時から難聴の症状を発症します。そのため、言葉を覚えるためには早い段階で聴力を補うことが必要になります。
タイプ3のアッシャー症候群の場合は難聴が少しずつ進行していきます。視覚障害も発症した後少しずつ進行していきます。
タイプ1のアッシャー症候群も、視覚障害を発症した後少しずつ進行していきます。光を感じることができても見える範囲が狭くなり、文字を読んだりものを見たりすることが難しくなることもあります。
そのため、進行する症状があるタイプの場合はより症状の変化を確認し、症状の程度に合わせた対処が重要になります。
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