公開日:2021年 9月 5日
更新日:2021年 11月 4日
本日は大理石骨病について解説させていただきます。
本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
大理石骨病の原因は、遺伝子の異常です。破骨細胞を作る遺伝子や破骨細胞の機能に関係する遺伝子に異常が起こることで発症するのです。
遺伝の形式は、優性遺伝のケースも、劣性遺伝のケースもあります。場合によっては突然変異で発症することもあります。
大理石病の症状は、様々です。症状は程度の重いものから軽いものまで様々で、大きく重症型、中間型、遅発型に分けられています。症状の程度によって現れる症状も違います。
重症型の場合、早い段階から貧血や顕著な成長障害、脳神経障害、水頭症、低カルシウム血症などが現れます。血が出やすい、感染しやすいなどの骨髄機能不全症状も重症型の場合は現れます。
中間型では遅発型よりも早い段階から骨折や骨髄炎、難聴、低身長、歯の異常などの症状が現れます。
大理石病の改善方法は症状の程度によって違います。
重症型の場合、骨髄移植や造血幹細胞移植などで改善を行います。しかし、効果はあまりないとされています。確立された改善方法はないのです。
そのため、現れる症状に対しての対処を行なっていきます。骨折の症状は、骨がなかなかくっつかないことや骨が硬いために手術で固定材を使うことが難しいことなどの理由によって、改善が難しいことが非常に多いです。
そのため、骨折に対しては骨折しないように防ぐことが非常に重要です。骨髄炎の症状が現れても改善が難しいため、長い期間薬を使って改善に取り組む必要があります。
大理石骨病は重症型の場合、命に関わることがあります。遅発型の場合は、命に関わることはあまりありません。しかし、骨折や骨髄炎が現れると改善に非常に長い時間が必要になります。さらに、難聴を発症することもあります。
改善に長い期間が必要になる骨折などの症状が現れなければ、特に大理石骨病の影響がなく日常生活を送ることができます。
中間型と遅発型では、骨折が非常に大きな問題になり、日常生活にも大きな影響を及ぼすのです。そのため、骨が折れやすいということを自覚して骨折の予防をすることが非常に重要になります。