結膜下出血の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 11月 1日

更新日:2023年  9月 5日

本日は結膜下出血について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 結膜下出血とは
  • 結膜下出血の原因
  • 結膜下出血の症状
  • 結膜下出血の改善方法
  • 結膜下出血のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

結膜下出血は、白目が、血がにじんだように真っ赤になる状態

結膜下出血は、白目の一部分や全体が、血がにじんだように真っ赤になる状態のことです。結膜下出血では、自覚症状はほとんどありません。自覚症状があったとしても目に若干の違和感があるというくらいです。

 

発症は突然であるため、周りの人に目が赤いと言われてから気がつくことも多くあります。

 

目が真っ赤になるため、見た目から不安になって病院に行くことも多いですが、基本的には1〜2週間で自然に改善します。

 

他に外傷がある場合や出血を繰り返す場合、目が霞むなど違和感以外の自覚症状がある場合などは別の病気である可能性もあります。

結膜下出血の原因は、細い血管が破れて膜の下に血液が広がること

結膜下出血の原因は、白目の表面を覆っている球結膜の中にあるたくさんの細い血管が何らかのきっかけで破れて膜の下に血液が溢れ、広がることです。血管が破れるきっかけが何かということはわからないことがほとんどです。

 

血管が破れるきっかけを誘発してしまう要因としては、怪我や強い咳やくしゃみ、過剰な飲酒、目のこすり過ぎ、コンタクトレンズ、月経、夜更かしなどがあると言われています。

 

少ないケースですが、高血圧や糖尿病、白血病、腎臓病などの全身の病気が関係して発症することもあります。

結膜下出血は、結膜と眼球の白い部分の間の小血管からの出血により、眼の白い部分に赤い斑点が現れる現象です。この出血はしばしば突然に起こり、多くの場合、特定の痛みや視覚異常を伴わないため、人々を驚かせることがよくあります。以下に結膜下出血の主な原因について説明します。

 

物理的な外傷:目に対する直接的な打撃や、強くこすったりすることで、結膜の小血管が破れることがあります。スポーツ中のアクシデントや、何らかの事故による外傷が考えられます。

 

急激な体内の圧力変化:重いものを持ち上げる、咳、くしゃみ、嘔吐、分娩、または排便時の強い圧力により、結膜の小血管が突然破裂することがあります。

 

高血圧:血圧が極端に高いと、小血管が破れやすくなることが知られています。結膜下出血は高血圧の初期の兆候として現れることもあります。

 

血液の凝固障害:血液の凝固に関与する薬物の使用(例: アスピリンや抗凝固薬)、血友病や血小板の異常など、血液が正常に凝固しない状態では、結膜下出血のリスクが高まります。

 

老化:年齢と共に、組織や血管の弾力性が失われるため、小さな外傷や体内の圧力変化で血管が破れるリスクが増加します。

 

眼の手術や処置:眼の手術や眼について調べた後、特にレーザーや眼内注射などの処置後に結膜下出血が発生することがあります。

 

糖尿病:糖尿病の長期間の合併症として、血管の損傷や新生血管の形成が起こり、これが結膜下出血の原因となることがあります。

 

感染症や炎症:ウイルス性の結膜炎や他の眼の感染症は、結膜の腫れや刺激を引き起こし、これが出血の原因となることがあります。

 

薬物反応:一部の薬物やサプリメントは、出血のリスクを増加させる可能性があります。

 

その他の病気:一部の全身性の病気や状態、例えば血管炎、結膜の炎症、甲状腺の病気、肝臓の病気などが結膜下出血の原因として考えられます。

 

接触レンズの使用:接触レンズの取り扱いにおいて不適切な手順や、レンズが眼にフィットしていない場合、結膜に微小なトラウマを引き起こすことがあり、これが結膜下出血の原因となることがある。

 

過度の目の摩擦:目のかゆみや異物感に対して強く目をこする行為は、結膜の血管を傷つけるリスクがある。

 

紫外線や化学物質の曝露:紫外線や化学物質に直接曝露されると、結膜が刺激され、それに伴い出血が生じる可能性がある。

 

急性の眼の圧力上昇:緑内障の発作や他の原因による眼圧の急激な上昇は、結膜の血管に圧力をかけることがあり、それが出血の原因となることがある。

 

疲労やストレス:過度な疲労やストレスも結膜下出血の原因として考えられることがあります。特に睡眠不足や過労が続くと、体の免疫機能が低下し、血管が壊れやすくなる可能性がある。

 

結膜下出血は、上記の多くの原因に起因することがありますが、その多くは自然に改善することが知られています。しかし、出血が繰り返し発生する場合や、視力低下、痛み、充血、瞼の腫れなどの他の症状が伴う場合には、眼科に行くことが必要です。

結膜下出血の症状は、白目の一部または全体が赤く染まること

結膜下出血の症状は、白目の一部または全体が赤く染まることです。

 

血液の広がり方は、点状で非常に小さい範囲だけの場合も結膜の全体で広い範囲の場合もあります。場合によっては、血腫ができることもあります。白目が赤く染まるため、充血とは違って血管の形は見えません。

 

自覚症状はほとんどなく、あったとしても目の若干の違和感です。痛みやかゆみ、見え方の異常などは現れません。

結膜下出血は眼の白い部分、すなわち結膜と強膜の間の小さな血管が破裂することで生じる症状の一つです。突然目の赤みを感じ、驚く人々も少なくありません。以下に主な症状に関して説明します。

 

明瞭な赤色の斑点:結膜下出血の最も顕著な症状は、眼の白い部分に現れる鮮やかな赤色の斑点です。この斑点は、小さな血管の一つまたは複数が破裂した結果、血が結膜と強膜の間のスペースに流れ出ることで形成されます。

 

痛みの不在:多くの場合、結膜下出血は痛みを伴わないのが特徴です。そのため、突然の赤みに気づくまで、多くの人が何らかの問題が発生していることに気づかないことが多いです。

 

異物感や刺激感の不在:結膜下出血自体は、痒みや異物感を引き起こすことは少ない。ただし、出血の原因となる外傷や他の眼の病気によって、これらの症状が伴う場合もある。

 

視力の変化の不在:結膜下出血は、通常、視力に影響を与えない。しかし、出血が他の眼の病気の兆候である場合や、出血に伴う合併症が発生すると、視力に変化が生じる可能性がある。

 

広がる赤み:初めは小さな斑点として現れる結膜下出血ですが、時が経つにつれて、赤みが眼の白い部分全体に広がることがあります。これは、血液が結膜の下のスペースを移動するためです。

 

症状の持続期間:結膜下出血の赤みは、数日から2週間程度で徐々に褪色していき、最終的には完全に消失することが一般的です。しかし、大きな出血や繰り返し発生する場合、改善に長い時間がかかることもあります。

 

変色の進行:出血が解消される過程で、赤色から黄色や緑色へと変色することがある。これは血液中のヘモグロビンが分解される過程での自然な現象であり、打撲傷の青あざが消える過程と似ています。

 

結膜下出血の症状は、その名の通り結膜の下での出血が主要な症状となりますが、その症状の特徴や進行を正しく理解することで、不要な心配を避け、必要な場合には適切な改善を受けることができます。

大体1〜2週間で出血が自然に吸収されて改善する

結膜下出血は、積極的な改善を行う必要はほとんどありません。

 

出血量が少ない場合、大体1〜2週間で出血が自然に吸収されて改善します。出血量が多い場合は、2〜3ヶ月かかることもあります。

 

場合によっては、吸収を促す薬を注射して改善を行う場合もあります。

 

何度も結膜下出血を繰り返している場合は、高血圧や糖尿病、動脈硬化、白血病など他の病気の可能性もあります。きちんと調べることをお勧めします。

結膜下出血は、通常、特別な改善を必要としない自然経過の良好な病気として知られています。しかし、その原因や症状の度合い、持続期間などに応じて、一部の改善法やケアが推奨される場合があります。以下に結膜下出血の改善法や関連するケアについて詳しく説明します。

 

安静にする:結膜下出血が生じた場合、まずは目の過度な摩擦や刺激を避けることが重要です。これは、さらなる出血を予防するための基本的なケアとなります。

 

冷湿布の適用:出血の直後に冷湿布を適用することで、腫れや痛みを軽減することができる場合があります。しかし、結膜下出血自体は通常、痛みを伴わないため、この方法は必要な場合に限定されます。

 

人工涙液の使用:目の乾燥や刺激感が伴う場合、人工涙液の点眼を推奨されることがあります。これにより、目の表面を潤滑に保ち、不快感を和らげることができます。

 

出血の原因の特定と改善方法:結膜下出血の原因が外傷や他の病気である場合、その原因を特定し、適切な改善を行うことが重要です。例えば、高血圧や凝固異常が原因である場合、その改善を行うことを優先する必要があります。

 

血管収縮点眼薬の制限:一部では、目の赤みを解消するために血管収縮作用のある点眼薬を使用することを考えるかもしれませんが、これは推奨されません。これらの薬は一時的な効果しかもたらさず、長期的な使用は反動的に赤みを増加させる場合があります。

 

定期的なフォローアップ:結膜下出血が頻繁に発生する、または長期間持続する場合、眼科に定期的に行くことが推奨されます。これにより、他の眼の病気や全身の健康状態に関する問題を早期に発見することができます。

 

手術:通常、結膜下出血は手術を必要としない状態ですが、非常に稀な場合、結膜下の血腫が非常に大きくなり、角膜に圧迫を与える場合など、外科的な介入が必要になることがあります。

 

生活習慣の見直し:高血圧や凝固異常など、結膜下出血の原因となる可能性のある病気の予防として、塩分の摂取の制限や適度な運動、ストレスの軽減など、生活習慣の見直しを検討することが推奨されます。

 

結膜下出血は、多くの場合、特別な改善を必要としない自己限定的な状態ですが、上記のようなケアや方法が推奨される場合があります。

結膜下出血は、通常、特別な改善を必要としない自然経過の良好な病気として知られています。しかし、その原因や症状の度合い、持続期間などに応じて、一部の改善法やケアが推奨される場合があります。以下に結膜下出血の改善法や関連するケアについて詳しく説明します。

 

安静にする:結膜下出血が生じた場合、まずは目の過度な摩擦や刺激を避けることが重要です。これは、さらなる出血を予防するための基本的なケアとなります。

 

冷湿布の適用:出血の直後に冷湿布を適用することで、腫れや痛みを軽減することができる場合があります。しかし、結膜下出血自体は通常、痛みを伴わないため、この方法は必要な場合に限定されます。

 

人工涙液の使用:目の乾燥や刺激感が伴う場合、人工涙液の点眼を推奨されることがあります。これにより、目の表面を潤滑に保ち、不快感を和らげることができます。

 

出血の原因の特定と改善方法:結膜下出血の原因が外傷や他の病気である場合、その原因を特定し、適切な改善を行うことが重要です。例えば、高血圧や凝固異常が原因である場合、その改善を行うことを優先する必要があります。

 

血管収縮点眼薬の制限:一部では、目の赤みを解消するために血管収縮作用のある点眼薬を使用することを考えるかもしれませんが、これは推奨されません。これらの薬は一時的な効果しかもたらさず、長期的な使用は反動的に赤みを増加させる場合があります。

 

定期的なフォローアップ:結膜下出血が頻繁に発生する、または長期間持続する場合、眼科に定期的に行くことが推奨されます。これにより、他の眼の病気や全身の健康状態に関する問題を早期に発見することができます。

 

手術:通常、結膜下出血は手術を必要としない状態ですが、非常に稀な場合、結膜下の血腫が非常に大きくなり、角膜に圧迫を与える場合など、外科的な介入が必要になることがあります。

 

生活習慣の見直し:高血圧や凝固異常など、結膜下出血の原因となる可能性のある病気の予防として、塩分の摂取の制限や適度な運動、ストレスの軽減など、生活習慣の見直しを検討することが推奨されます。

 

結膜下出血は、多くの場合、特別な改善を必要としない自己限定的な状態ですが、上記のようなケアや方法が推奨される場合があります。

出血だけではなく、痛みやかゆみ、視野の異常など症状がある場合

ほとんどの結膜下出血は自然に改善していきます。見た目は大きな変化があるため不安に思うことも多いですが、日常生活を送る上で制限が必要になることもなく、自覚症状もほとんどありません。

 

しかし、出血だけではなく、痛みやかゆみ、視野の異常などの症状がある場合は、結膜下出血ではなく他の病気である可能性もあります。自分で判断せずに病院に行くことをお勧めします。

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