糖原病Ⅶ型の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年   6月23日

更新日:2022年  11月12日

本日は糖原病Ⅶ型について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 糖原病Ⅶ型とは
  • 糖原病Ⅶ型の原因
  • 糖原病Ⅶ型の症状
  • 糖原病Ⅶ型の改善方法
  • 糖原病Ⅶ型のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

糖原病VII型は、筋ホスホフルクトキナーゼ欠損症の欠損で発症する

糖原病VII型は、筋ホスホフルクトキナーゼ欠損症の欠損によって発症する遺伝性の病気です。1965年に垂井清一郎らによって初めて報告された病気であるため、垂井病とも呼ばれています。

 

比較的珍しい病気であると言われています。日本全国で調べた結果、糖原病VII型は糖原病V型より有病率は低いと言われています。

 

糖原病VII型では、骨格筋の筋収縮に必要なATPの供給が足りなくなり、運動不耐や運動時の有痛性筋痙攣、横紋筋融解症などが現れます。

糖原病VII型の原因は、遺伝子の異常

糖原病VII型の原因は、遺伝子の異常です。遺伝形式は、常染色体劣性遺伝です。

 

原因となる遺伝子は染色体12q13.11に存在するPFKMです。筋型アイソザイムが欠損することです。

糖原病VII型の症状は、運動不耐や運動時有痛性筋痙攣など

糖原病VII型の症状は、運動不耐や運動時有痛性筋痙攣、横紋筋融解症、ミオグロビン尿症などです。

 

筋症状は、強い短時間の等尺性運動によって引き起こされます。溶血もしばしば認められます。

 

発症の時期は、幼児期に発症するケースも成人になってから発症するケースもあります。場合によっては、乳児期に発症することも筋症状は現れず溶血のみが見られることもあります。

糖原病Ⅶ型の改善方法は、症状に対して行う

糖原病Ⅶ型の改善方法は、症状に対して行います。横紋筋融解症、腎機能障害の急性期に対しては、大量輸液や高カリウム血症対策、尿アルカリ化を行います。

 

急性腎不全に対しては血液透析などを行います。筋症状や筋崩壊に対しては、症状を防ぐために重量挙げなど強い等尺性の運動をしないようにすることが大事です。

 

運動耐性に対して糖原病V型では運動前にショ糖を摂取することが効果的であるとされていますが、糖原病VII型の場合は運動前のショ糖の摂取は効果がありません。

糖原病Ⅶ型の予後は、良好である

糖原病Ⅶ型の予後は、良好であると言われています。症状が進むと、筋力の低下や筋萎縮が進むことがあります。

 

症状を防ぐためには、激しい運動を避けることが大事です。

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