薬物性肝障害の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年  5月23日

更新日:2022年  5月25日

本日は薬物性肝障害について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 薬物性肝障害とは
  • 薬物性肝障害の原因
  • 薬物性肝障害の症状
  • 薬物性肝障害の改善方法
  • 薬物性肝障害の予防
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

薬物性肝障害は、薬によって肝臓にダメージが及び肝障害が起きる

薬物性肝障害は、薬などによって肝臓にダメージが及び肝障害が起きることです。

 

原因となる薬は非常に幅広く、体に有害な毒物や有害物質や病院で処方された薬、薬局などで買うことができる一般用の医薬品、漢方薬、サプリメントなど色々あります。

 

多くの場合は、現れる症状は軽いです。しかし場合によっては程度の重い症状が現れることもあるため、注意が必要な病気です。

原因となる薬は非常に幅広い

薬物性肝障害の原因は、薬です。原因となる薬は非常に幅広く、体に有害な毒物や有害物質や病院で処方された薬、薬局などで買うことができる一般用の医薬品、漢方薬、サプリメントなど色々あります。

 

人の体では、腸から吸収した栄養素をエネルギーになる物質に変えて有害物質を毒性の低い物質に変える代謝をする役割を肝臓が果たしています。

 

薬はきちんと用法用量を守って使っていれば肝機能障害が起きるほどの副作用が出ることはあまりありません。しかし、薬物性肝障害が起こりやすい体質であったり大量に薬を使ったりした場合は、十分に代謝ができなくなります。

 

代謝ができなくなると、肝臓の細胞に傷がついたり、胆汁の流れがうまく流れなくなったりし、いろいろな障害が起きるのです。

 

特に、過去に薬で肝機能が悪くなったことのある人や薬でアレルギー症状が出たことのある人は薬物性肝障害が起こりやすい体質である可能性があるため注意が必要です。

 

さらに、脂肪肝や非アルコール性脂肪肝炎、肝腫瘍などの肝臓の病気がある場合も薬物性肝障害を起こしやすいと言われています。

薬物性肝障害の症状は様々

薬物性肝障害の症状は様々です。多くの場合は非常に軽い症状で、無症状な場合もあると言われています。薬物性肝障害の代表的な症状としてあげられるのは、発熱や発疹、吐き気や嘔吐、かゆみやだるさです。

 

しかし、場合によっては重症の肝不全の症状が現れることもあります。症状の程度が重くなると、黄疸や皮下出血、腹痛や肝臓の腫れ、震え、意識障害などの症状が現れることもあるのです。

 

症状が現れるタイミングも非常に幅広く人によって違います。初めて薬を使った直後に症状が現れる人もいれば、長い間薬を使ってから症状が現れる人もいるのです。

改善するためには、原因となる薬を見つけ、やめること

薬物性肝障害を改善するためには、原因となる薬を見つけ、やめることです。

 

薬物性肝障害の原因となる可能性のある薬は非常に様々ですが、特に日本で原因となっているという報告が多い薬は、感染症を改善するための薬、解熱鎮痛薬、抗炎症薬、精神神経薬、生活習慣病を改善するための薬、消化器薬、循環器薬、抗アレルギー薬、免疫抑制薬、抗がん剤などです。

 

原因となる薬のほとんどは病院で処方される薬ですが、ドラッグストアや薬局などで販売されている薬も原因となる可能性があります。さらに、一般的に副作用が少ないとされている漢方薬やサプリメントでも発症しています。

 

原因となっている薬をやめても肝機能が改善しない場合は肝機能改善薬を使って改善を行うこともあります。

普段からかかりつけ医やかかりつけの薬局を作っておく

初めて使う薬やサプリメントを使ったときには、倦怠感や発熱、黄疸、発疹、吐き気や嘔吐、かゆみなど何か症状が現れていないかどうかをきちんと確認することが大事です。

 

症状が現れた場合は、薬を処方した医師や薬を買ったドラッグストアの薬剤師に連絡し、相談をしましょう。

 

また、普段からかかりつけ医やかかりつけの薬局を作っておくことも大事です。何か異変があったりわからないことがあったりした時にすぐに相談することができる環境を作っておきましょう。

薬物性肝障害に効果的なツボ

太衝

中封

蠡溝

太衝

太衝は、肝経の基本と言われているツボです。太衝の効果は、肝経の働きを整えることです。

 

薬物性肝障害は肝臓の機能が低下して障害が起こり、症状が現れる病気です。そのため、性​肝臓の機能を高めることは予防にも改善にもつながるのです。

 

さらに、太衝は生殖器や泌尿器の問題や腹部の冷え、消化不良などにも効果を発揮します。

中封

中封は、肝経のツボで肝臓の機能を高める効果があります。肝臓の機能を高めることで、薬物性肝障害で現れる症状は肝臓の機能の低下によって起こるものです。そのため、ツボを刺激することで改善にも効果が期待できます。

 

さらに、腹部の冷えや足の冷え、尿の出の異常に効果的であるとされるツボでもあります。

蠡溝

蠡溝は、肝経のツボで、肝臓の機能を高める効果を発揮するツボです。さらに、生理不順やおりもの、男子生殖器の問題などの症状が現れている時にも有効です。

 

肝臓や胆嚢の機能を高める作用から、薬物性肝障害に対しても効果が期待できます。さらに刺激をする習慣をつけておくことで薬物性肝障害の症状の予防にもつながるでしょう。

ツボの位置と押し方

太衝

太衝の場所は、足の甲側です。探すときは、親指と第二指の中足骨の間を触って上がっていき、骨と骨がくっついている場所を探しましょう。

 

押すときは、3秒間ほど押して3秒間ほど離します。押すタイミングでお勧めなタイミングは、お風呂に入っている時がお勧めです。

中封

中封は、内くるぶしの尖っている部分から真っ直ぐ前に落ちたへこんでいるところにあります。

 

押すときは、親指の先を使います。3~5秒押してからゆっくりと離す動作を3~5分間繰り返すことをお勧めします。

蠡溝

蠡溝の場所は、脛骨の中央です。内くるぶしから四横指と三横指分上に上がった場所にあります。

 

押すときには、左右の差を確認すると良いです。ほとんどの場合は、左右で差があるため、強く反応する側にはお灸を行うとより効果的です。

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