マスク依存症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 12月 3日

更新日:2022年 12月11

本日はマスク依存症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • マスク依存症とは
  • マスク依存症の原因
  • マスク依存症の症状
  • マスク依存症の改善方法
  • マスク依存症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

マスク依存症は、常にマスクをしていないと不安になる病気

マスク依存症は、常にマスクをしていないと不安になり、外すと落ち着かなくなる病気のことです。

 

新型コロナウイルスの流行で、日常生活を送る中で、外出するときはマスクを着用するという習慣がつきました。

 

そのような中、マスクを外して、顔を見せること自体ができない、マスクを外すと不安になるなどの症状を覚える人が増えています。

 

特に小さいころからマスクをつけ続けてきたために、マスクを外すことに抵抗を覚える子供が非常に多いです。

 

もちろんマスクには感染予防などのメリットがありますが、顔を見せて話す場を極力避けるということが続くと、親密な関係が築きづらくなったり対人関係に問題が起きる可能性もあります。

マスク依存症の原因

マスク依存症の原因は、日本人の徹底したリスク回避志向が関係していると言われています。

 

日本人には、リスクを極端に恐れるリスク回避志向があります。そのため、海外では脱マスクの動きが進んでいても日本人はなかなか外すことができないと考えられているのです。

 

マスクをしなければどう思われるのか、白い目で見られるのではないかなどと考えてしまう傾向もマスク依存症と関係していると言われています。

 

また、日本人は目で表情を判断する傾向にあることもマスク依存症と関係していると考えられています。

マスク依存症の場合は本来の目的ではなくマスクをつける

マスク依存症の症状は、自分の顔をマスクで隠していないと落ち着かない状態になることです。

 

マスクは本来、花粉症対策や風邪予防、喉の乾燥対策、色々な感染症予防、風邪やインフルエンザなどを周りに移さないためのエチケットなどの目的があります。

 

しかし、マスク依存症の場合はそのような本来の目的ではなくマスクをつけるようになります。学校や職場で食事をする時以外は常にマスクをしていなければ落ち着かないことから不便であることに悩みを抱えることもあります。

マスク依存症の改善方法は、カウンセラーに相談に行くこと

マスク依存症の改善方法は、カウンセラーに相談に行くことです。カウンセリングを受け、ゆっくりと時間をかけて、人との交流を増やしていくことが必要であると考えられています。

 

マスクを強制的に外さなくてはいけないということはありませんが、マスクにはメリットもデメリットもあります。マスク依存を続けることで社会との壁を高く作ることにつながる可能性もあります。

 

最終的には引きこもりに陥る危険性もあるため、マスクのメリットデメリットを理解して使うことができるようになると良いでしょう。

マスク依存症が特に多く見られる年代は、10~20代

マスク依存症が特に多く見られる年代は、10~20代です。入浴時や就寝時以外にほとんどマスクをしている場合やマスクをすると安心する感覚がある場合などは注意が必要です。

 

鼻や口やニキビなどにコンプレックスがあったり人前でご飯をたべるのが苦痛であったりする場合はマスク依存症につながる可能性があります。

 

人に顔を見られたくない場合や顔にコンプレックスがある場合など美容目的でマスクを使うことは多いですが、メリットデメリットをしっかり理解し、依存しすぎないようにすることも必要です。

マスク依存症に効果的なツボ

膻中

・百会

神門

膻中

膻中の効果は、呼吸の乱れや息苦しくなる息切れ、気持ちの高ぶりからくる動悸などを和らげることです。膻中は、鎮痛安定作用があるツボで、自律神経を調整する効果があるのです。

 

そのため、不安になった時や落ち着かないと感じる時に押すことをお勧めします。

百会

百会は、不安を和らげる効果のあるツボです。百会を刺激することは、自律神経の調整をする効果があるのです。そのため、精神を安定させたい時に効果を発揮するのです。

 

他にもいろいろな効果があり、頭痛や肩こりを和らげたい時や痔を改善したい時などにも使われます。

神門

神門を刺激することはリラックスにつながります。神門には、精神を安定させる効果があるため、不安を抱えている時に効果的なのです。

 

ネガティブに考えがえてしまうことの多い人や不安から眠れなくなることの多い人におすすめのツボです。

ツボの位置と押し方

膻中

膻中の場所は、左右の乳頭を結ぶ線の中間です。

 

押すときは、両手の人差し指を使って押します。呼吸を止めないように気をつけて押しましょう。

百会

百会の場所は、左右の耳の上を頭で結んだ所と顔の中央が交わっている場所にある小さなへこみ部分です。

 

押すときは、両手の人差し指を使って押します。押すときの力加減は、気持ち良いと感じるくらいがおすすめです。

神門

神門の場所は、手首のシワの上で、小指側の腱の内側です。

 

押すときは、親指を使って押します。押しながら深呼吸をすると良いでしょう。強く押しすぎないように気をつけて少し弱めの強さでゆっくり押すことを意識します。

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