アペール症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 7月23日

更新日:2021年 9月11日

本日はアペール症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • アペール症候群とは
  • アペール症候群の原因
  • アペール症候群の症状
  • アペール症候群の改善方法
  • アペール症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

アペール症候群は、遺伝子異常により頭蓋骨や顔面骨に形成異常がおこる

アペール症候群は、遺伝子の異常によって先天的に頭蓋骨や顔面骨の形成に異常がおこる病気です。頭蓋骨や顔面骨の形成に異常がおこることによって脳の発達に障害が起きたり眼球が突び出たり呼吸が障害されたりします。

 

心臓奇形や口蓋裂や精神運動発達遅滞が合わせて起こることもあります。

 

アペール症候群は非常に稀な病気です。日本にどのくらい発症している人がいるのかということは正確にはわかっていませんが、年間約8人程度発症していると言われています。

アペール症候群の原因は、遺伝子の突然変異

アペール症候群の原因は、遺伝子の突然変異で、原因となる遺伝子はFGFR2です。発症するメカニズムについては詳しくはわかっていません。

 

頭蓋骨癒合症と合指症を特徴とする人たちの中に見られることが多いです。

アペール症候群の症状は脳の発達障害や眼球の突出、呼吸障害など

アペール症候群の症状は、脳の発達障害や眼球の突出、呼吸障害などです。手や足の指がくっついて肘が曲がりにくいこともあります。

 

頭痛や嘔吐、吐き気などの症状は頭蓋骨が小さいことによって現れ、眼球の目立ちや呼吸障害、噛み合わせの不良などの症状は顔面骨が小さいことによって現れます。口蓋裂や精神運動発達遅滞が合わせて起こることも多いです。

アペール症候群の改善方法は手術

アペール症候群の改善方法は手術です。手術によって頭蓋や顔面骨を広げて改善を行います。

 

最近多いアペール症候群の改善方法は、広げたい骨に延長装置を付け少しずつ伸ばしていく骨延長法です。手や足の指がくっついている場合には指を分離する手術を行うこともあります。

適切な時期に手術を受けることによって改善することが多い

症状の程度によっても手術の回数は変わりますが、成人までに何度も手術が必要な場合がほとんどです。しかし、適切な時期に手術を受けることによって改善することが多いです。

 

アペール症候群の改善までには長い期間がかかるため、年齢に合わせて症状の改善だけでなく心のケアも必要になります。周りの人が症状に関しても生活に関してもサポートすることが大切なのです。

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