痙攣重積型急性脳症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年  7月23日

更新日:2022年  8月 3日

本日は痙攣重積型急性脳症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 痙攣重積型急性脳症とは
  • 痙攣重積型急性脳症の原因
  • 痙攣重積型急性脳症の症状
  • 痙攣重積型急性脳症の改善方法
  • 痙攣重積型急性脳症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

痙攣重積型急性脳症は、日本で見つかった病気

痙攣重積型急性脳症は、突発性発疹やインフルエンザなどに感染することがきっかけで、痙攣と脳の傷害が起こる病気です。

 

痙攣重積型急性脳症は、日本で見つかった病気で、小児の感染よって起こる急性脳症の中で日本では最も発症する頻度が高いということがわかっています。

 

1年に約100〜200人が痙攣重積型急性脳症を発症すると言われており、生まれて6ヶ月から1歳くらいで発症することが多いです。

発症するきっかけは、突発性発疹やインフルエンザなど

痙攣重積型急性脳症の原因は明らかになっていません。発症するきっかけは、突発性発疹やインフルエンザなどの小児が発症することの多い高熱のでる感染症であるとされています。

 

遺伝する病気ではありませんが、いくつかの遺伝子の型が病気の発症に関係しているということがわかっています。そのため複数の遺伝子の型があると発症しやすいと言われています。

 

さらに、病気が悪くなる可能性のある特定の薬があるということも言われています。

痙攣重積型急性脳症は、痙攣や意識障害

痙攣重積型急性脳症は、痙攣や意識障害です。発症は、突発性発疹やインフルエンザなどの感染症で発熱してから24時間以内に起こります。

 

発症するとまず痙攣が現れます。初期段階の痙攣は多くの場合、15分から1時間以上続く長い痙攣です。痙攣がおさまると意識障害は改善に向かうことが多いです。

 

そして、発熱して4〜6日たった後、2回目の痙攣が起こります。このときは、短い痙攣が何度も起こることが多いです。痙攣によって再び意識障害も現れます。

 

回復期には、反り返りが見られたり、手足を振り回したり口をもぐもぐさせたりすることを繰り返し行っている様子が見られることもあります。

急性期に痙攣を抑え全身の状態を良い状態で維持することが大事

痙攣重積型急性脳症の改善では、急性期に痙攣を抑え全身の状態を良い状態で維持することが大事です。

 

インフルエンザ脳症の改善方法などから色々な改善方法が行われていますが、今のところどのくらい有効であるのかはわかっていません。

 

回復期以降はてんかんの改善を行うこと知的障害や運動障害を改善するためのリハビリテーションを行うことが必要になります。

神経学的後遺症の程度については、大きな個人差がある

痙攣重積型急性脳症を発症した後に起こる神経学的後遺症がどのくらいの程度で現れるのかについては、大きな個人差があります。

 

そのため、リハビテーションや抗てんかん薬の内服、定期的に調べることが必要になります。

 

現れている障害の程度によっては、日常生活を送る上で助けが必要になったりきちんと見ておくことが必要になったりするため、周りのサポートも大事になります。

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