成長ホルモン分泌不全性低身長の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 4月23日

更新日:2021年 6月 6日

本日は成長ホルモン分泌不全性低身長について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 成長ホルモン分泌不全性低身長とは
  • 成長ホルモン分泌不全性低身長の原因
  • 成長ホルモン分泌不全性低身長の症状
  • 成長ホルモン分泌不全性低身長の改善方法
  • 成長ホルモン分泌不全性低身長のまとめ
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銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

成長ホルモン分泌不全性低身長症は、成長ホルモンによって起こる低身長

成長ホルモン分泌不全性低身長症とは、成長ホルモンの分泌に関係して低身長になっている状態のことです。下垂体からの成長ホルモンの分泌に障害が起こり、分泌する力が下がると低身長になるのです。

 

成長ホルモン分泌不全性低身長症の場合、成長ホルモン以外のホルモンを分泌する力も下がっていることもあります。

 

身長には個人差も大きいです。成長ホルモン分泌不全性低身長症の場合は、成長ホルモンの分泌が弱く低身長になっている状態のため、疑いがある場合は成長ホルモン分泌刺激試験を行い判断します。

原因は、成長ホルモンの分泌が下がること

成長ホルモン分泌不全性低身長症の原因は、成長ホルモンの分泌が下がることです。

 

生まれつきの体質や、低栄養、脳腫瘍やクッシング症候群などの病気、骨や軟骨の病気、慢性腎不全や甲状腺機能の低下、ステロイド剤の長期使用なども原因として考えられます。はっきりとした原因がわからず、低身長である場合も多いです。

 

原因がはっきりとわからない成長ホルモン分泌性低身長の多くは、生まれつきの体質や生まれる時に逆子であったり骨盤の位置に異常があることがあると考えられています。

何かをきっかけに平均身長との差が大きくなる

特発性の成長ホルモン分泌不全性低身長症の場合、生まれた時の身長は平均的ですが、幼児期から成長が遅れてきて年齢を重ねていくと平均身長との差が大きくなります。

 

後天性の成長ホルモン分泌不全性低身長症の場合、一般的に身長は成長していき、病気などの発病をきっかけに急に身長が伸びなくなります。

先天性も後天性も体格のバランスは良いです。しかし、身長が伸びず骨の発達が遅れます。そのため、なかなか骨年齢が上がりません。

 

成長ホルモン以外のホルモンにも分泌障害がある場合は、ホルモンの分泌障害が起きた時、そのホルモンに起きた障害の影響を受けて症状が現れます。

 

障害されたホルモンが性腺ホルモンの場合、体形が幼いままになり、性機能の成長が遅れるのです。

改善には、成長ホルモン製剤の皮下注射で成長ホルモンを補う

成長ホルモン分泌不全性低身長症を改善するためには、成長ホルモン製剤の皮下注射を行い、成長ホルモンを補います。皮下注射は自宅で行うもので、保護者や本人でも扱うことができます。

 

他に不足しているホルモンがある場合は、その不足しているホルモンも成長ホルモンと同時に補給することもあります。

 

成長ホルモン製剤の皮下注射による成長ホルモン分泌不全性低身長症の改善方法は、骨年齢が10歳以下の時点から始めるのが良いとされています。これは、骨年齢が10歳以上から始めると、効果が出にくくなると言われているためです。

 

成長ホルモン分泌不全性低身長症の改善では、毎年改善の効果を判定しながら改善を行います。効果が続いている間は改善に取り組み続けるのです。

成長ホルモンはなるべく早い段階で調べる

身長は個人差が大きいものです。身長が低い子供の場合、身長を測って伸び率を観察することで、周りの子供と比べて伸び率を把握することができます。定期的に身長をメモしておくと良いでしょう。

 

周りの子供よりも異常に身長が低かったり、伸び率が低いと感じたりする場合は、早めに病院に行くことが大切です。

 

両親がともに身長が低い場合は、子供が低身長であってもあまりに気しないことが多いです。身長も伸び率も非常に個人差が大きく、判断が難しいですが、低身長が気になる場合はなるべく早く成長ホルモンを調べることをお勧めします。

 

気になる場合には、小学校低学年までに成長ホルモンを調べることが大切です。

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